白い朝

雪国育ちの人間は、不思議なセンサーをひとつ持っています。それは家の中でも、外の雪を何となく感じる能力です。上京して二三年経った頃でしょうか。朝早く妙な静けさで目が覚めました。そしてすぐに感じました。雨戸の向こうは、きっと雪だ。そんな経験を詠んでみました。


photo by torus8

降り続く雪

景色を隠すようにして降り続く雪のなかにいると、意識が少しずつ遠のいていくように感じます。ただ寒くはないので、しばらく白い世界をぼーっと楽しめます。白という無の力は、生き物や意識、事柄さえ覆い隠していくようです。

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photo by torus8

六センチの雪

雪の日の都会は、雪国育ちから見るとなんとも面白く映ります。車が少なくなって、道行く人たちは怖々とした歩き方になり、電車も遅れ始めます。20分近く待たされたホームで作りました。

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四谷駅の最後尾辺りです。