花泥棒

詠題の「泥棒」でこんな歌ができました。考えてもなかなかイメージは膨らまず、しばらく悩みました。「花泥棒」に決めて、大人と子供の世界に花を結びつけてみました。歌会では4〜5行目は1〜2行に置いていたのですが、しっくりいかず入れ替えてみました。

 
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白い朝

雪国育ちの人間は、不思議なセンサーをひとつ持っています。それは家の中でも、外の雪を何となく感じる能力です。上京して二三年経った頃でしょうか。朝早く妙な静けさで目が覚めました。そしてすぐに感じました。雨戸の向こうは、きっと雪だ。そんな経験を詠んでみました。


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降り続く雪

景色を隠すようにして降り続く雪のなかにいると、意識が少しずつ遠のいていくように感じます。ただ寒くはないので、しばらく白い世界をぼーっと楽しめます。白という無の力は、生き物や意識、事柄さえ覆い隠していくようです。


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