2011年2月

あんた



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エレベータの中で、母がぽつりといった。あんまり可笑しくて、とっさに出た言葉が「あんたがね、小さくなったの」。普段であれば「母さんがね〜」なのに。分かっているが、調べてみると「親しみ、またぞんざいな感じを伴う二人称」とあった。




バスのなかで



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バスの中で隣に居合わせた赤ちゃんが、抱っこひもの中からじっとこちらを見つめていました。その印象がしばらく残り、こんな歌が生まれました。
 

冬の空



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photo by torus8

ため息さえ奪ってしまうような冬の青空。二年前の冬、弟が逝った日もこんな空でした。それから作ったいくつかの歌は、青の迫力に負けてしまって宙ぶらりん。そんなある時、神様が救いの手を伸ばしてくれました。


ケータイ



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今さらの車内風景ですが、ワンセグやゲーム、音楽と、ケータイは片時も若者を休ませないのです。移動時間は、もっとも悦に入れる時間なのでしょうか。このまま大人になっていくと、どうなるのだろうと先輩は思うのです。