ミモザ


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遠くから見ると、なにか花粉のカタマリが揺れ動いているよう。でも好きなミモザと分かると、心が和んでいく。

3月8日、イタリアでは男たちが女性に感謝を伝えるためにミモザを贈る。母親や同僚、友人など範囲が広い。いい習慣だと思う。

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記憶


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子どもたちとの時間、記憶されるのだろうか


昨日は歌会だった。お気に入りの一つが記憶をテーマにしたYさんの歌だった。

踏み迷う
記憶の杜
忘れていいこと
忘れてはいけないこと
忘れなくてはいけないこと

ブログを記すようになってから、記憶が浮かび上がるようになった。あまりにも古い記憶であれば、定かではない。けれど脳のどこかにずっと保存されていたのかと思うと、愛おしく感じる。

私を動かしているものは、記憶と云うさまざまな堆積物なのかもしれない。積み重なったその層の深さはどれくらいだろう、栄養分が含まれているのか、成長の糧となっているのか・・・。

ところで厭な記憶は、念じると消えるものだろうか。
この歌からいろいろなことが触発されていく。

化け地蔵


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やってくる人たちは、みんな外国人ばかり。SNSで調べてくるのだろうか。日光駅のそう離れていない処にこんな名所があるとは知らなかった。

先日のスノートレッキングの後に、Nさんの案内で並び地蔵(化け地蔵)を見学した。行きと帰りでお地蔵さんの数が違うという。ほんかね〜、長い一本道に並ぶお地蔵さんを全部見学させようとしているのでは?なんて勘繰った。

雪融けの道が歩き難く、滑りやすい「憾満ヶ淵」。明治35年の足尾台風のときに流されたお地蔵さんを集めて復元し、安置したのだそうだ。どのお地蔵さんも江戸時代からの眼差しで見つめている。コケの緑と赤い帽子、よだれかけを召したお地蔵さんの一列は、厳かに映った。