花のとき


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ヒヨドリの羽が美しい。日本画の彩色を見ているかのような浮き立つような滲み。その流れは嘴から頭、そして首筋へと流れている。

眼はたしかに蕊を見つめ、生命の息づく一瞬となった。


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サクラサク


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ドラマのような2日間、WBCをたっぷりと堪能した。君が嬉しい、僕が嬉しい、皆が嬉しい、こんなシーンを観てしまったら、3年後、大谷のいないWBCはありえないと思ってしまう。

この瞬間のために、お天気も今日一日雨を降らせず、満開へと導いたのではないか、と桜を眺めてきた。日本の勝利を見届けてから、我が家を出てきたのか、意外にたくさんの人の笑顔。まさにサクラサクだ。

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いつものように神田川から写真を撮る人たち


ドラマの終わりには、名文句が必要だ。敗者の弁がよかった。アメリカの監督は「違う結末を期待していた。今日は野球界とファンの勝利。大谷はどのような状況でも動じない」。

子供のように野球を楽しみ、そして成し遂げる。スーパースター大谷翔平のいたWBC劇場が幕を下ろした。

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喜ぶ日本チームを見つめるトラウトの横顔が心に残った


墨絵


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早朝、桜並木を襖絵にしてしまう

早起きは三文の徳。小学校が廃校となり新たな施設が出来るまでのわずかの間、朝日はこのフェンスを使って墨絵を描いてくれる。それも毎朝、少しずつ手を加え、来週には満開にしてくれるだろう。

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この一本、毎年、最初に花を多くつける