環境問題


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昨日、環境ポスター展が終わりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
学生時代の友人、仕事の仲間、歌会や山仲間、久々に会えた人も多く、展覧会は集う人を暖めてくれる焚き火のようなものかもしれないと思った。

「環境」をテーマにすると、さまざまな課題が複雑に絡み合っているので、制作していくのがじつに難しい。最終的に行き着くところは、人間の行いと地球との関係になってしまう。

ポスターがなせる働きとは何だろう。人や社会を動かせるのだろうかと、いつも悩む。そんな時に思い出すのが、半世紀近く前、18歳の私に衝撃を与えたこの全10段の新聞広告だった。



ゴリラ-新聞広告.jpegのサムネール画像

思えばこの新聞広告が、環境という後々の仕事のテーマを示唆してくれたのかもしれない。
この広告はスクラップブックに貼られて、ゴリラは何度も私と対峙することになった。10年、20年経つと最後は黄ばんで、彼の目の輝きも失われた。

でも課題を与えられた学生のように、いまも真剣に向き合って表現の道を探している。それは生き方の確認であり、読み聞きした知恵であり、眠っている感性を呼び起こすことでもある。

ゴリラの呼びかけに、私は今でも応えようとしているのかもしれない。



信玄棒道


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スタートは紅葉真っただ中の三分一湧水のある公園


八ヶ岳南麓から西麓にかけての甲信国境にある信玄棒道(しんげんぼうみち)は、武田信玄が北信を攻め上がるときに造られた軍用道路といわれている。その約8.5キロ区間(小海線の甲斐小泉から小淵沢まで)をORMACのメンバー五人とハイキングした。カラマツは黄葉を過ぎていたが、コースを彩るモミジは紅に朱にそして薄緑に染まり、晩秋の美しさを際立たせていた。

遠くには南アルプス、麓には八ヶ岳連峰が聳え立ち、道の途中には江戸時代に安置された石仏がいくつもあった。多くは観音様で、豊かな表情を讃えて私たちの疲れを癒してくれた。穏やかな枯れ葉の道を踏みしめていくと、醗酵がすすむ枯れ葉の匂いが足元から上がってきて、時の移ろいを深く感じさせてくれた。

ORMACも高齢化がすすんで、きつい山が敬遠されるようになってきた。来年はどんな山旅を計画していこうかと考えながら、ゴールの小淵沢駅へ下りていった。


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最後尾を歩きながらリースを作っていた


虫たち


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友人Sの肩に止まったイトトンボ。今年は、虫に出会うたびに昆虫少年だったという福岡伸一さんを思い出すことが多かった。
初蝶が飛びはじめる春、黄色が先か白が先かと占いの話を思い出したり、初夏になれば今ごろエゾハルゼミの声が森に沁みわたるように聞こえているのだろうなあと想像して、もう一つの時間を抱えていた。

さあ、ギャラリーに行かなくては・・・。


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