2011年4月

新緑


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もしかしたら、満開の桜より好きかもしれない。と思いながら新緑の美しさに目を奪われています。日一日と緑が増えていくので、ゆっくり見ていたいと思っても木々は待ってくれません。美しい時間というのは、短いものです。


友逝く


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桜が散り始めた頃、友人のひとりを送りました。自分のことよりも相手のことをいつも気遣う心の優しい人でした。「あんまりに人の心配ばかりするから、病気になっちゃたんだよ」と弔辞を読んだ友人が涙ながらに語りかけました。出棺前に、高齢のご両親が呼びかけました。「あなたはずっといい子だったわよ、綺麗だよ」。とても辛い最後のお別れでした。


名前


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大きな力を生むものにはリスクがあり、過剰に摂取すると痛い目にあう。モルヒネやアルコールのように。一気に登りつめたものは、同じように下降していく。オイルショックやジェットコースタのように。そして違和感を感じる名前は、いつも怪しい。




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詠題「懐」で作りました。詠題で苦戦することはよくあり、閃きやイマジネーションがうまく起きないと作れません。この歌は、自分にピッタリだということが分かったので、すんなりとまとまりました。


氷点下



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実はこの歌、歌会に出したときには二行目を「冬日」としていました。「冬日」は氷点下(0度)まで下がる、寒い日というニュアンスをもっています。北国の人であれば、独特の空気まで感じてもらえるのかもしれませんが、東京バージョンにしてみました。



雪の日


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すっかりこちらのブログをさぼっていました。どんどん載せていきます。関東地方にだけ降らなかった雪が、3月初旬にどーんと降りました。夜帰宅するときに見たのは、すっかり静かになった東京の街の風景でした。