甲子園−黙祷



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8月15日の正午、甲子園球場はそれまでの熱気が嘘のように消え、サイレンの下で1分間の黙祷が始まります。この静寂な時間が流れるグラウンドに、戦地で命を失った球児たちの気配を感じてなりません。祖国のためにではなく、母校やチームメイトのために戦うことができる幸せを、いつまでも続いていくよう願い詠んでみました。


コメント

目の前に今は亡き球児達が、マウンドに整列しているように思えます。
父も野球少年で運良く戻れた一人でした。
時代に翻弄され帰れなかった方々へ、素晴らしい鎮魂歌です(_ _)

Y)
ありがとうございます。
甲子園のこの1分間は、1年のなかで日本人の心が
ひとつになっているように感じます。
炎天の白が静止する時間、いつまでも続いてほしいものです。

お父さん、野球少年だったんだ〜

2010年8月21日 01:22 | 撫子

先日「帰国」というドラマがあったけど、
つまらなくて、途中で寝てしまいました。
こちらの歌のほうがおもしろいです。
この夏、かつての球児たちは
マウンドにおりてきて、それこそ、
一緒に抱き合っていたにちがいありませんね。

Y)
神宮球場においても最後の早慶戦が昭和18年にありました。
その後、明治神宮外苑は学徒出陣の式場となり学生たちが出征していきます。
雨降るなかを銃に持ちかえ、行進していく学生の姿の映像を見ると
いつも胸が熱くなります。

当たり前のことですが、野球ができることの幸せを
この日の正午に感じています。


2010年8月23日 17:25 | ぷりん

私も帰国を見ました。確かに倉本さんにしては掘り下げが浅かったように思います。
ちょっと期待はずれでした。

甲子園球場の連日の熱気のなかでのこの1分間の静寂~
ここに国のためにというおためごかしのために
命を落としざるを得なかった球児たちも
一緒に並んで黙祷をしているという発想が素晴らしいと思います。
立派な反戦歌の社会詠ですね。

Y)
ありがとうございます。
65年前、純粋な青年たちが戦争で命を落としたことを
忘れてはならないと思う一瞬です。
日本人はこの傷をこれからも共有することで、
未来を築いていけるのではと思っています。


2010年8月26日 10:58 | ルビーのママ

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