降り続く雪

景色を隠すようにして降り続く雪のなかにいると、意識が少しずつ遠のいていくように感じます。ただ寒くはないので、しばらく白い世界をぼーっと楽しめます。白という無の力は、生き物や意識、事柄さえ覆い隠していくようです。


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photo by torus8

コメント

「私」を隠し、「記憶」を隠し、「命」さえも隠すという雪。
周りの音はもちろん、自分の息づかいさえ消していく。
一寸先までの視界を遮り、すっぽりと雪という生き物に包みこまれる。
そんな情景が見えるようです(_ _)

Y)
そうですね。雪という欲張りな生き物です。
すべてを取り込んでしまう。
そういう視点で作れたかもしれない。
う〜ん、ありがとう。

2010年2月24日 20:21 | 撫子

「命を隠していく」のラストが含蓄があって
いろいろ想像できますね。
森の生き物かもしれないし、
亡くなった人に対する思い出かもしれません。
つたない提案ですが、
今ですと、隠す速度がみな同じなので、
はじめの2と3行を
「景色を隠す
私を隠す」と言い切ってしまい、スピードを
出して、後半ゆっくり隠していったらいかがでしょう。

Y)
なるほど、2〜3と4〜5に間を作るということですね。
リズムを変えることが出来ればより効果的だと思います。
具象と心象を重ねて雪の力、神秘を詠ってみました。

ホワイトアウトと呼ばれるものなのですが、目の前の景色が
まったく見えなくなっていく状況は、不思議なものです。
山の深いところで体験すると、こんな神々しい時間はありません。
このまま消えても良いと思えることがあります。
空からの大いなるメッセージですね。

2010年3月 2日 06:33 | ぷりん

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