梔子(クチナシ)


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梔子が匂ってくると、歌をつくらなければと思ってしまうのはなぜだろうか。煙雨のなか、不意に香ってくると思わず傘を上げて探してしまう。去年の秋にも、似たような歌を金木犀でつくっていた。



コメント

香りの裾をのばす
白を解いて

白無垢の花嫁御寮を思い浮かべておりました。
やっと咲き出した我が家のクチナシの、雫を含んだ
ビロードのような花びらに、そっと触れたりしながら(^-^)


Y)
そうか!
白無垢の裾は、クチナシの花びらの厚みに似ているのかも。
たしかに、他の花よりも触感が強いです。

まだ咲いていますか!?

2011年6月30日 16:59 | 撫子

官能的な歌ですね。山碧木様の真骨頂。
楚々とした美人に想いを寄せたりしているのでは?

Y)
クチナシの香りは、刺激が強いので
遠くにいる誰かのメッセージを探してしまいます。

2011年6月30日 21:02 | Full Moon

今、くすだま折りの本を作ってるんですけど
お花がとってもリアルなんです。
このくちなしの花なんて、そのもの!(逆か?)
できたらお見せしましょう。

Y)
東京堂(イミテーションの花の店)のクチナシも見分けがつきません。
触ってなんとか分かります。
写真ならまったく分からないね。

2011年6月30日 22:53 |

清楚な、て書いてあるわりには、しっとりとした色気を感じる歌ですね。
雨煙る、と白を解いて、という言葉でそう感じるのかな。
真っ白でないので、私には上等なバニラアイスに見えます。
岡山?だったか、喫茶店でクリームソーダを頼むと、
ソーダーの上のアイスクリームのところを薔薇の花のように
おいてくれるお店があるそうです。食べてみたいです。

Y)
クチナシが八分咲きくらいの時は、清楚なイメージです。
まったく穢れのない白さを感じます。
しかし「しっとりとした色気」になってしまうのは、あの香りですね。

バニラアイスの色を感じるでしょう。
こんな歌も詠みました。

夜の静寂(しじま)に   
梔子は
練乳のような
甘い色と香りで
誰かを誘う

2011年7月 4日 18:58 | かに

金木犀のお歌、覚えています~
あれは、「夜」で、解いていたのは
「帯紐」だっかかしら?
こんどは、雨で「解く」のは白。
金木犀は「謎の女」
くちなしは「高嶺の人妻」って感じです~
山碧木さんは、かぐわしい香りに出会うと
思わず、和服を連想→剥いだり、ほどいたり~
してしまうのね。「香り美人」がお好きなのかしら?

A)
香りの記憶。普段どこに隠れているのでしょう。
思わず本から目を離してしまうことってありますね〜。
しかし、鋭い推察をしてきますなあ〜〜 (^^;)

2011年7月 9日 14:40 | ぷりん

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