風の電話


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コメント

不思議な情報手段二つ。実在するのでしょうね・・昔々子供と一緒にガチャガチャ(ありましたよね・丸いプラスティックの入れ物に消しゴムでできた怪獣なんかが入ってた)の空になったのに手紙を入れて海に流したことがありました。横須賀に住んでいたころです。手紙は太平洋の波にもまれて行方知れず・・今はたまに風の中で叫ぶことはあります(前世は狼か?)
泳ぎ疲れた言葉 が胸にズキンときました。それらを受け止めてくれるのはもはや人ではない・・私はそう感じています。
寂しいけれど。ただ受け止めるが優しくて素敵です。

A)
いつもありがとうございます。
昨年つくった歌を何度もつくり直してできた歌でした。
思いがけず、4月の石巻の大会に出したところ五席になりました。

ある日、NHKのドキュメンタリーの「風の電話」という番組に目を止めました。
岩手県大槌町の方が、「遺族と故人が心を通わせる場が必要」と電話線のない公衆電話を設置したのです。口に出すことのできない思いを抱える人たちにとって、風の電話は大切な支えになっていきました。

辛いことは超えることではなく、忘れていくしかない。でも忘れるわけにはいかない。少しでも思いを伝えることで、心が楽になるとしたら・・・そんな手助けになればと設置されたようです。

話をただ聞いてあげる。そんな思いを「風の電話」「漂流ポスト」が支えている。こんなカタチで、人を支えることができるんだ。そんな感動を歌に込めました。

こんな地味な歌が選ばれてと、素直にうれしく思いました。

2016年5月12日 12:02 | 侘助

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