白山

白山往復を「夜行バス〜山小屋〜夜行バス」という計画を立ててから、体力的に少し無謀だったかと反省していた。しかし3列で席数少なめ、おまけにリクライニングシートの長距離専用バスなので安心!と思っていたが、またまた睡眠が浅いままに金沢駅に到着。眠い目をこすりながら、白山までの往復と山小屋の宿泊がセットになっているバスチケットを購入して、登山口である「別当出合」へ。到着するとすでに多くの人たちが登って行った様子だが、山頂までは距離があるので装備を一つひとつ確認し、はやる心を抑えながらゆっくりストレッチをする。白山は日本三霊山(富士山、立山)のひとつで、花の名山といわれている独立峰。10年くらい前から白山登山を楽しみにしていた。百名山の60座目をここにと決めていたのだが、先週に至仏山を登ってしまったので61座目となる。登頂へのルートとして「砂防新道」を選び、歩き出すといきなり苦手の吊り橋だ。長さは約百メートルくらいか。下を見ず静かに歩き、ほぼ中央地点で白山方面の山稜をワンカットだけ撮る。渡り終えてブナ林を抜けてしばらく進むと右手に現れる「不動滝」が涼しげな音を響かせている。休み休み登っていくとダケカンバやシラビソの亜高山帯の樹木が増え、鳥たちの声も多く聞こえる。花の種類が250種に及ぶ白山。登り始めて約3時間、森林限界である2,200メートルを超えると、高山植物が可憐な姿を見せ始めた・・・


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いきなり苦手の吊り橋だ


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急な斜面を見下ろすと吊り橋がもう小さく見える


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登ってすぐに見つけた「タマガワホトトギス」


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樹林帯を超えるとお花畑が広がる。何種類の花があるんだろう〜


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見上げれば湧きあがる雲、白山の稜線が雄大だ


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ハクサンフウロやシモツケソウ、イブキトラノオ、ヤマハハコ・・・・


コメント

吊り橋、怖そう……。

でも、それを乗り越えないと、
美しい山には入れないのですね。
ある意味、結界なのでしょうか。

高原の花々は、すでに秋模様。
山の上は、季節がちょっと先行ってますね。

A)
根っからの高所恐怖症・・・ (^^;
それでよく山に行けるなと笑われています。

山の夏は短いのです。花たちは、それを良く知っています。

2010年8月 9日 22:58 | Blue Rose

お山の花は可憐ですねえ。
5枚目の緑濃きところは、雲の影ですか?
こんな景色を見てきたのねえと思うと、うらやましいゾ~

A)
細かいところによくぞ、気がつきました!
笹の原や樹々の上に、雲が影を走らせていきます。
雲が近いから臨場感があるんだなあ〜。

2010年8月10日 01:45 |

お帰りー!
HTB『水曜どうでしょう』並の深夜バスの旅と、
おしりがむずむずしそうな吊り橋に興味津々ですが、それ以上にこのお花畑は圧巻ですな!
こんな景色は庭の花壇には造れないね。

その頃、権夫婦は熱風と冷房風の入り交じる銀座から新橋演舞場へ。
福助、橋之助の歌舞伎を観ておりました。
人それぞれの楽天地が色々な所にあり、おもしろい!

A)
白山は花の名山と聞いていたが、まさかここまで凄いとは思ってもいなかった。
途中、中年女性!?たちの声が、あちこちから聞こえてくる。
花の種類と量では、トップクラスではないかな〜

そうか、いま歌舞伎は新橋演舞場なんだ。
来るときが週末なら連絡して〜〜

2010年8月10日 04:54 | 権之助

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