2016年3月

サクラポイント


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桜はここで見ましょうと、橋の真ん中に丁寧なサクラ印があるので、ここで定点撮影をしている。わずか一日でこんなに開いた。毎年、開花から散っていくまでをこのポイントで眺めている。今年は先月に友人Sを亡くしたこともあり、なんか感慨ひとしおだ。


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一昨日、友人ら20人が集まりSの偲ぶ会を開いた。奥様と息子さんもいらして、若き頃の写真集そして彼が綴ったイラスト集を持参してくれた。そのひとつにSの描いた絵日記集があった。
若い頃からイラストが上手かったSは、キャラクターを擬人化して、入院してからの体調を語らせていた。「今日の体調もイマイチだなあ〜」などと・・・。どれも明るいキャラクターなので、泣きそうになった。こうして綴っていなければ、心がもたなかったのだろうか。

この桜を見せてあげたかった・・・


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背を向けるとこんな風景


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四谷の土手は八分咲き


う〜む


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喧しいなあ〜何かあったのか?


一昨日、友人のSさんから「東中野駅は、随分きれいになりましたね。アトレも出来て・・・」とメールがあった。何のことやらと思ったが、その先を読んで少女誘拐事件のことだと知った。

日曜の夕方、神田川沿いを歩いていたらヘリが喧しい音をたてて、東中野駅上空をホバリングしていた。何だろう、駅で事故でもあったのだろうか?二時間近く、その音は続いた。家に戻り、テレビで詳細が分かった・・・
う〜むと、妄想家は考えた。

ヘリが何台飛んだのか分からないが、私たちはヘリからの映像を見て、ことの大きさを理解する(しようとする)。つまり空撮されるということは、事件の大きさなのだ(だろう)。

しかし少女は、駅構内の公衆電話から通報したに過ぎない。当然、空からその電話は映らない。新聞、週刊誌の活字の大きさといい、派手な白抜き文字といい、そしてヘリからの撮影といい、これは大きな事件なんですよ〜とマスコミは伝えてくるが、それって、どうなんだろう・・・



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今朝の神田川は、まだこんな状況・・・


戦いを前に・・・


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ついに今年は大きな看板が出た。「場所取り禁止!」と二カ国語の翻訳付きだ。
昨年は、前夜から50人くらいが座れそうなシートが敷かれ、名前の書かれている紙がいくつも貼られていた。さすがに、これはいかんだろうと思った。それで区が立ち上がったようだ。

しかし「場所取り禁止!」の、どこまでがいけないのかが、よく分からない。アササンの六時過ぎには、青いシートの上で若者があぐらをかいていた。これは場所取りなのだろう。しかしサクラを見ながら朝酒をやっていたとしたら、セーフか?
もっと詳細な約束が必要かもしれない。お一人四畳半までとか(^^;


椚(クヌギ)


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サクラにばかり目が行ってしまうが、ほかの樹々も芽吹きの準備をすすめている。サクラのそばで、グイグイ黄色の蕾を大きくしているのはクヌギだ。もう少しすると、数珠のような花穂を下げて人目を引きつける。ただその時期が過ぎ、葉で覆われてしまうと何の木だかころりと忘れてしまう。

秋が近づき、太っちょのドングリをつける頃、なんの木だっけ!?と、この名前に苦しむ・・・「クヌギ」。もうすぐ忘れそう・・・


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ハクモクレン



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曇り空のなか、モクレンが白い色を灯している。大げさかもしれないが、曇空の日はモクレンが儚げに見える。こんな日は色が穏やかで、風景ともしっくりとあう。写真を撮るときはこんな曇空がいい。

光を集めるすぎると、対象は華やかさを増すが、同時に訝しさも見えてくる。光の悪戯だろうか。散るときなんかは、弱い光のなかがいい・・・

ときおり空と
会話をする
ハクモクレン
こんもりふんわり
手話のよう


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ミモザ


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おっ、ミモザだ。路地の奥でユサユサと揺れている。大きな木だ。他所様の玄関の前で、ボーッと見上げている・・・この姿を誰かが怪しげに眺めているかもしれない。でも、おかまいなし。花を愛でる人に悪い人はいないのだ。三岸節子のミモザの絵を思いだしていた。あの絵の正しい名前はなんだったのだろう。イタリアの小さな山がミモザで覆いつくされていた。NHKの「世界で一番美しい瞬間」でもミモザを取り上げていた・・・


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こんな解説があった。

永遠の都・ローマが、黄色く輝くミモザの花で埋め尽くされる瞬間がある。男性が女性にミモザの花を贈り、感謝と愛を伝える3月8日の「女性の日」。人生を賭けてプロポーズする男性、マンマに感謝の思いを伝える息子...。街はミモザの魔法が生み出す愛の風景で埋め尽くされる。そのミモザを生産しているのは北部の山あいの小さな村々。イタリアにおけるミモザ栽培発祥の地・セボルガ村を訪ね、小さな花がたどった数奇な運命を知る。

もしかしたら節子は、こんな風景を見ていたのかもしれない。


ワカケホンセイインコ


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満開を待ち遠しく思っているのは、人間だけではないぞ。わしらワカケホンセイインコ様も同じだ。開いた桜の蜜を片っ端から頂くのだ。ホレッ、摘んでポイ・・・ドンドン花が無くなっていくだろう。
野生化していて、ちょっと嫌われ者の外来種なのだ。人間に慣れているから、カメラなんか怖くない。ピントは大丈夫か、上手く撮れよ。


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桜綻ぶ


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今年もまたやって来ました桜前線。吟行歌会の下見を兼ねて善福寺川を歩いてみると、すでに綻んでいる樹がいくつもある。レンギョウ、サンシュユ、モクレン、ミモザも揃い咲きで、あ〜春ウララ・・・。週末は少し冷え込むようなので、来週に期待がもてる。


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ここの景色がどう変わるのでしょう〜


ユキヤナギ


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明日から三連休なんだ!昨日の夕方まで知らなかった。今週しか見えなかった。というか、目先のことしか見えていなかった。お彼岸をぼんやりとは覚えていたけど、もうそこまで来ていたとは・・・。

夜、ユキヤナギが白くふわっと咲いるのを見つけた。桜と一緒に咲く花とイメージしていたので、あ〜もうこんなにと、自分だけ遅れて歩いているような気持ちになった。
楽しいの後は、厳しい現実だったのだあ〜。


根開き(ねあき)


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雪の上にあがって樹々を見ると、春が近いのが分かる。木の廻りの雪が融ける「根開き」が始まっているのだ。なんだか嬉しくて歌を歌う。「ネアキのスキャット」なんちゃって。てなジョークをよく言い合った旅だった。

さてこの根開きは、なぜ起こるのか? それは木から熱がでているからだ。
つまり雪と木の「光の反射率の違い」。白い雪は、光をほとんど反射させてしまうので、熱を帯びない。一方樹々は、光を吸収して温まる。その熱が少しずつ樹の廻りの雪を融かしていく。

北国では、我が家の前の雪を融かすために、道路に放り投げる(投げていた)。少しでも土が見えると雪融けは急ぎ足となり、水はチョロチョロと低い方へ流れ出す。暖かい日なら土から白い湯気が出はじめる・・・

この白い湯気と水の音・・・
土の匂いがして、春がもうすぐだという喜びを感じた。懐かしい・・・。


川上犬


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手白沢ヒュッテの玄関で我々を迎えてくれたのは川上犬の「岳」だ。精悍な面構でちょっと怖かったが、手を伸ばすとすり寄ってきた。気は強そうだけど、ふだんは大人しいのだろう。川上といえば、甲武信岳を登るときに通り過ぎた川上村を思いだす。あの高原野菜が採れる村からやって来たんだ。ここは冬、雪が積もるし楽しいだろうね。

特徴
・和犬の一種で、立ち耳、巻尾。目は黒または茶色。
・毛色は黒、茶、赤、白。
・川上村では猟犬として飼われていた。
・性格は活発で好奇心旺盛。また、番犬に向いている。

マタギが連れて歩く犬として、長野県の川上村で育てられてきた。柴犬の一種といわれているが、「秩父山塊のヤマイヌが猟師によって飼い慣らされた」との言い伝えが残っている。長野県の天然記念物。


笑いで免疫力アップ


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車中で笑い


今回のメンバーには、駄洒落王Oさんがいて「おおいに笑って体の免疫力をアップさせましょう」と、行きの車内から得意の駄洒落をスタートさせた。ところが今回は黙って聞いている面子ではないから、すぐに切り返す。負けじとOさんが仕掛けてくる。それが繰り返される度に、なんども大笑いになる。移動中、食事中にと、遂に二日間、じつによく笑った。まるでお笑い芸人ご一行様の慰安旅行状態。
おかげで温泉でのびた皺は、笑いで緩み、酒と肴で弛み、ゆるゆるゆる〜の幸せ100%の顔になってしまったのである。


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食事中に笑い


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食後、ストーブを囲んで笑う


奥鬼怒


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早朝、こんなことしていたら、顎まで湯に浸かっていたAどんが「山を見よ、山に陽が当たっている」と言う。『お〜〜!』 慌てて湯から飛びだし、雪が残っている石の上にすっくと立って、シャッターを切る。
その後ろ姿をAどんが下からニヤニヤと見ていた。『寒サムサム〜〜〜!』と慌てて湯に戻るのである。Aどんは、昨日からすでに露天風呂四回目。それもじつに長い・・・(この後、また入るのである)。
柔らかく、目を瞑ると、うたた寝をしてしまうほどのお湯だった。


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夜中に雪が降ったらしく根名草山が雪化粧(↑写真をクリック)


鬼怒川温泉から車で2時間。ここは秘湯なのかもしれない。この奥の日光沢温泉には、女夫渕から冬装備をして雪道を歩いて行ったことはあるが、この手白沢温泉ヒュッテはスルーしていた。何となくハイカラすぎて、山屋の宿ではないと判断していたからだ。

しかし今回は、冬山歩き苦手な人たちと中学時代の友人Sを誘ったこともあり、雪道を歩かないプログラムを立てた。結果、演芸人の慰安旅行となってしまたのである。それはまた、明日のココロダ〜。


フキノトウ


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あの花豆を送ってくれた方から、フキノトウが届いた。箱の中には、長野名物オヤキも入っている。すでに調理されているので、温めるだけで食べられるようだ。そして干し柿がまた一袋。頭が下がる。自分が食べるよりも人に送るのが楽しいという・・・。ありがたいことだ。
フキノトウは、今晩早くに帰ることができれば天ぷらに、無理であればフキミソとなる。

五年前の今ごろ、窓の下を帰宅民が絶え間なく新宿に向って歩いていた。
あれから、もう五年か・・・。昨日の歌会に、印象的な二首があった。

数えきれないほどの
最後の「おやすみ」が
交わされていた いまこの時間
冷たく研がれた
三日月が聞いていた


2011・3・10夜は
今夜のように本郷歌会だった
三陸でも
福島でも
誰もがいつもの夜を過ごして...


誰もが いつ何が起きるか分からないなかを 生きているのだ。


狂い咲き


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今日見たのはスイセン、椿、沈丁花、ボケ、スノードロップ、クリスマスローズ、カワズサクラ、そして咲き始めのユキヤナギ。ここまでは、了解。
でもキミは少し早いんじゃないの〜

ふと、Kさんのこの歌を思いだしました。

自分のタイミングで
開いただけなのに
狂い咲き
と呼ばれる
皆と同じが嫌いな花

そうなんだ・・・でも葉っぱだって、冬毛が生えてるみたいだし。寒くないのかねえ。なんだか、このツツジが愛おしく思えてきました。

アメダス\^o^/


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これから雨が降りそうだ・・・
そうだね。

雨降ると、花粉が飛ばないからいいよね。
そうだね。

でも止んでから温度が上がると、飛散がスゴい・・・。
悲惨だよね。

話しを合わせるの、上手いねえ。
オレ、風見ヒヨドリ。


煮豆


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日曜日につくった煮豆に、やっと甘味が沁みてきた。浸した水を何度か取り替え、形崩れしないように弱火で煮ていく。蓋を半分くらい開けてお湯を払ったり、煮豆が出来るまでは根気がいる。ほぼ一日かけて自分でつくった煮豆となれば、送ってくれた知人への感謝も違ってくる。しみじみ豆は旨い食べ物だと思う。

野菜は何が好きかと聞かれたら「マメイモカボチャ」と答えている。枝豆、ひたし豆、納豆、豆菓子、羊羹、どら焼き、鯛焼き、和菓子、味噌田楽、金山寺味噌・・・と延々と豆のオンパレードだ。子供の頃は、乾物屋のニオイがあんなに嫌いだったのに、不思議なものだ。


デビスカップ


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卓球、テニスと昨日はもう一つだった・・・


錦織に謝らなくてはいけない。デビスカップ、昨年優勝国イギリスとの第4試合。錦織の昨晩の相手は、世界NO2のアンディ マリー。手に汗するほど集中して、試合開始から声をあげて応援していた。第二セットも僅かなところでセットを落とす。本国の試合で勢いを増すマリー・・・もはやこれまで、明日がある、もう寝ようとテレビを切った。

しかし錦織は、息を吹き返していた。国のためだけではなく、選手としてマレーを倒しておかなければならなかったのだろう。壮絶なゲーム展開を続け、第3、第4セットと連取していた。そんなことを想像することもできず、応援を放棄した・・・恥ずかしい、悔いる。

錦織は、このマレー選でたぶん復活し、負けても自信を深めたのではないか。
彼の前を見据えるコメントから、それを感じた。頑張れ、錦織!


花豆の時間


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慌ただしい一週間が終わった。さて日曜日は雨だというし、干し柿は食べてしまったし、いただいた花豆を煮ながら、本でも読もう。


ホレ〜


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そのおじさんの話を真面目に聞いていたら、「面白いものを見せてあげるから手を出しなさい」と言う。差し出した手の平に、何かを掴んでいる手をのせるのだが、なかなか開こうとしない。我慢出来ずに「なんですか!?」と聞く。するとパッと手を押しつけて「ホレッ」。
「ギャ〜、なんですかこれ」・・・。生暖かい芋虫が手の上で自由に動く。若い人風に言えば「ヤバイ!」だ。じつに〜よく出来ている。ドングリの帽子をいくつも重ね、伸び縮みするテグスを通してあるから、クニャクニャ生きているかのように蠢く。近くにいた女性に「ホレ〜」なんて、こちらも変なおじさんになってしまったのである。


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あまりにも受けたので、小さいのもホレッ


マテバシイ


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食べられるドングリの一つ、マテバシイ。生でも食べられる


歳を重ねていくとなんだか父に似ていくような気がする。その一つが「声をかけずにいられない症候群」。父は香具師のような人が好きで、お祭りなんかに行くと必ずと言っていほど怪しげな人たちに声をかけていた。それもちょっとからかうように、愛情をもって・・・。きっとそんな人たちが好きだったのだろう。海に行けば漁師、そして行商のおばさんや食堂で働く人たち・・・汗して働く人を好きだったのかもしれない。

木の実を並べ、誰かを待っているようなニコニコ顔のオジさんが立っていた。声をかけて下さいと言っているような表情だから「食べられるドングリって、あるんですか?」と聞いた。おじさんはその質問を待っていたらしい。「ちょっと待っていなさい」と、奥に入ってゴソゴソやり始めた。しばらくすると熱々のドングリの皮を剥いて「食べてみて」と。どうやらオーブンで焼いたのだ。
ゆっくり噛んで、オジさんを見て「美味しい」。オジさんが笑う。
そしてドングリ講釈が始まる・・・


クロッカス


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早春に咲く花には、球根植物が多い。耐寒性を備えているから、少々の寒さでも育つ。スイセン、福寿草、クロッカス、スノードロップ、どれも冷たい風を避けたいのか、背が低いものばかり。とくにこのクロッカスときたら、土からひょいと顔を出している種類もある。水はけのいい土壌なら植えっぱなしでも毎年咲いてくれるらしい。
生まれ変わりながら、終りのない旅を続けていく。


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