2016年9月

五竜岳−4


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遠見尾根から、唐松岳から、そして鹿島槍からと、続々登山者が五竜山荘にやって来る。明日になれば、またそれぞれが違う山道を辿っていく。まだ歩いていないコースや山を眺めながら、いいなあ〜と羨ましく思う。今度はあそこを登ろう。そう決めることで、山と別れることができる。何度も何度も振り返りながら。

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どのテントも寝袋から日の出が見えるようになっている

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こちらは夕焼け組。右後方に五竜岳

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山小屋の多くは稜線上にあり、西風を直接受けない工夫をしている


五竜岳−3


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怒濤の9月、バタバタがやっと終った。再び五竜岳。この山は花の名山らしい。後一ヵ月早く訪れていれば、生き生きとした花が見られたことだろう。しかし、花の多い時は人も多いわけで、悩ましい・・・。
というわけで、ほんの一部ですが、ご覧ください。


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五竜岳−2


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坊助が登り始めたら、ゾロゾロと五竜山頂から登山者が下りてきた


朝焼けを見てから朝食をとり、寝坊の分を取り返そうと、五竜岳山頂へあたふたと出発。ORMACの三人は唐松岳へ一足先に出発する。往復二時間のコースを一時間半の目標タイムにする。気分は田中陽希〜〜。ところが岩壁がいくつも現われて、クサリ場の前では順番待ちに・・・。う〜ん、困るなあ、しかし焦ると事故の危険もあるし。しゃ〜ない、待とう。
なんとか頂上に到着すれば、ガスに包まれている・・・今ひとつ盛り上がらず。パチリと一枚撮って、下山を急ぐことにした。みんなは、今どの編を歩いているのだろう。


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五竜岳を振り返れば、なんと晴れているじゃ〜〜ん

五竜岳(2814メートル/日本百名山84座目)


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この風景のなかに我がORMACのメンバーが一人映っている


前日までの雨が止んで、ORMACの4人は、曇空のなか後立山連峰の一つ、五竜岳を目指した。1800メートルまでは、白馬五竜テレキャビンが高度を稼いでくれる。これは楽チン〜。まだ咲き残っている秋の高山植物を愛でながら、紅葉の始まった小遠見(ことうみ)までの道をすすむ。一時間半で到着。快晴であれば、ここから360度の山並みを見渡すことができるのに・・・と思った瞬間に、ガスが切れはじめた。お〜確か、三つ峠の山頂でも同じようなことが起きたぞ〜!いいねえ〜と、白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍を写真に収めていく。

この小遠見から本格的なアップダウンの繰り返しが始まり、高低差のある階段、クサリ場がこれでもかと続く。そして小言も・・・。ハイハイ、声が出るうちは大丈夫〜(心の声)。

そして三時過ぎ、無事に五竜山荘に到着。超満員。変則9畳の部屋に11人。掛布団は湿度100%・・・。色々、色々あったけど、朝を迎える。珍しく寝坊して、慌てて外に飛びだせば、ドラマチックな朝焼けのシーンに間に合った。


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きた〜〜〜

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夕日を眺めている登山者たち。寒さが半端ではない

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終わった〜

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すっかりガスに包まれた五竜山荘


ササゴイ


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捕えられたのはオイカワだろうか


雨、そしてバタバタ、忙しい・・・そんな時には、こんな写真。すでに掲載許可をもらっている友人Tさんの鳥の写真のササゴイだ。水鳥が一瞬のうちに魚を捕獲するのが好きで、青鷺やシラサギを見つけると、思わず立ち止まってしまう。こちらも鳥なった気分で、水面の一点を追う。首が伸びて魚をくわえる。お〜やったあ〜、さあ行こう〜。

*金曜日から百名山84座目「五竜岳」にアタックです。


神谷バー


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浅草で呑むといえば、この店がスッと頭を過る。30代の頃だったか、一度だけここに入ったことがあった。富士山と同じで「登らないバカ、二度登るバカ」の喩えをこの店に感じて、期待せずに入って「電気ブラン」を呑んだ。こんなもんか・・・。そんな味だった。今、店内はどうなんだろう。外国人やお登りさんが多く入って、賑わっているのだろうか。


おひつ


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昨日は旬の秋刀魚の塩焼き。ご飯があったらなあ〜それも七分づきくらいのご飯。できればお釜で炊いて、おひつに移してからいただきたい。
というわけで、やってみました。さすがにお釜では炊けなかったけれど、おひつからのご飯は、ふっくらで味わいのあるものだった(撮影現場で)。食べながら思ったのは、昔は手間暇を惜しまずに、暮らしと向きあっていたなあということ。母親はいつも忙しそうに働いていた。


秋刀魚三昧


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P9141395.JPGのサムネール画像

秋刀魚の骨
一匹
美しく残り
泳いでいきそう
ダリの絵のなかを
                    

カラスウリ


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イナイ イナイ


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バ〜〜〜

カラスウリは、日没後から開花をはじめ、一時間くらいでショーを終える。
花言葉は「男ぎらい」。まあ、珍しや〜〜


松岡修造


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者に与えられたソフトクリーム(道東の二山を制覇した7月)記事とは関係ありません


全米プロテニスがやっとこ終わって、心が平静に戻りつつある。一時も目を離せない決勝戦は、テニスの面白さ、苛酷さ、そして選手のメンタル、戦術、フィジカルのレベルの高さを伝える内容だった。優勝したワウリンカは王者に相応しい試合をしたし、負けたジョコビッチも足の痛みに耐えながら、諦めずに試合を作った。この試合を錦織はどんな思いで観ていたことだろう。この日、テニスの神様は弱音を吐かない、見せないワウリンカの上に舞い降りた。

松岡修造のゲームの緊張を伝える解説は圧巻だった。最後は試合を観たいのか。松岡の解説を聞きたいのか、なんだか分からなくなった。解説者松岡修造は、コートの上でも共に戦っていた。あなたは、試合の流れを読む洞察力をもちそなえ、正直で、そして優しい人だった。
見直した!


中野セントラルパーク


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こんな公園があったんだ・・・。中野駅北口に早稲田、明治、帝京の三つの大学がやって来て、周辺が一気に変わった。戦前、ここには陸軍中野学校があった。その後、警察施設地へと転用され、四年前に中野四季の森公園、中野セントラルパークができた。
セントラルパークとは大げさだが、水遊びをしている子どもらの姿を見つめるのは気持ちがいい。水と緑、体温が少し下がるね。


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胡弓を弾く女性もいたりして・・・


錦織圭!


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もう、今日は錦織圭でしょ〜。この一週間、全米オープンテニスで勝ち続ける錦織に生活のリズムを合わせているので、睡眠不足状態だ。準決勝は強敵マレーだった。未明に第一セットを奪われてガックリ・・・寝よう・・・・
朝方、家人たちの悲鳴が聞こえた。ノソノソ起きだすと、第五セットの終盤ではないか。何が起きていたのだ〜〜。スマン!錦織〜・・・・ヤッタ〜〜。
睡眠不足は続く・・・。


スポーツクライミング


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にわかに脚光を浴びてきたスポーツにこのボルダリングがある。東京オリンピックの追加種目にスポーツクライミングとして正式決定されたから、施設がどんどん増えている。子どもたちは、木登りが大好きだ。そんな遊びのようなことが競技として堂々と楽しめるのだから、子どもたちは、こぞって集まる。


没後20年 星野道夫の旅


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カムチャッカで急逝してからもう20年。早いものだ・・・。
星野道夫とは会えるはずだった。同い年ではあるが、もっとも敬愛していた男、星野道夫。

星野の言葉を借りれば、私のもう一つの時間は、アラスカにいるはずの彼だった。たとえば、いま雪の中で何を目にして、何を考え、どんな言葉を紡ぎだしているのだろう・・・。そんなことを思っている時間がしばらくあった。

写真家としてはもちろん、作家としても優れた人だった。
素晴らしい名言をいくつも残している。


結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である。

バスを一台乗り遅れることで、全く違う体験が待っているということ。人生とは、人の出会いとは、つきつめればそういうことなのだろうが、旅はその姿をはっきりと見せてくれた。

そして最も示唆に満ちている言葉がこれだ。

僕たちが毎日を生きている瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地の差ほど大きい。

超えられないなにかがあるからこそ、私たちは想像力をかきたてられる。

寒いことが、人の気持ちを緩めるんだ。
離れていることが、人と人とを近づけるんだ。

そして今、この言葉をかみしめている。

人の心は深く、そして不思議なほど浅い。きっと、その浅さで、人は生きてゆける。


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写真展は毎回、銀座松屋。若い人が、多く来ているのがうれしかった。
このあと写真展は、大阪、京都、横浜を巡回する。


紫さん


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一時間ほど前に、紫草子さんの葬儀が終り棺がご家族と親しい方々に見送られた(はずだ)。土曜日の夜、紫さんが亡くなられましたの連絡があり、母親を失ってしまったようなショックを受けた。金曜日にハガキを送ったばかりなのに、こんな直ぐに・・・悲しみが貫いた。

会えばいつも、山碧木、体調ど〜お?と、自分のことをさておいて、体のことを気遣ってくださった。旅先で二人で呑むはずが、いつの間にかお連れが二人増えて大賑わいになったり、山のコントをつくって練習したりと、楽しい想い出が蘇る。

書きたいことはいくつもある。五行歌九月号の歌のなかに、「無垢の愛」「直向きな熱情」とご自身を見つめる言葉を歌にされていた。白と赤の両方の色をもつ人だった。あれもこれも・・・
二時、パソコンの画面に手を合わせてご冥福を祈った。


タラバガ  ニー


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台風10号が北海道の空知地方に大きな爪痕を残した。とくに農家は壊滅的な被害を被ったようだ。「タラバガ・・ニー」。二年前、美瑛の丘で教えてもらった写真を撮るときの合い言葉。それを教えてくれたおじさんの丘の畑は、どうなっただろう。ジャガイモやビート大根は、雨水と一緒に丘を流れていったのだろうか。美しい丘の土は、雨に弱い。幹線道路も寸断されたと聞く。
北海道の人は雪には強いけど、台風の怖さなんか知らないから。次々とやって来た台風にビックリしたことだろう。
「いや〜ゆるくないね」とポツリ、こぼす声が聞こえてくる。


九月へ


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昼間のキツい陽射しはどこへやら、朝夕の気温に一息つく。昨日は、夕方から気持ちのいい風が吹いていたので、呑む約束をキャンセルさせてもらい、我が家まで歩いて帰ることにした。若い頃であれば、腕を振って約一時間くらいでト〜チャコ〜だったが、今はすっかりスローペースだ。
あまり呑む気分ではなかったからか、歩いているのがなんだか楽しく、移りゆく夜の街の風景が新鮮だった。旅行者のような気分か。新宿の外国人の多さは相変わらずで、長髪時代の新宿はどこにいった?と、大ガードの前でしばし佇んで、当時を懐かしんだ。


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山の店に通りかかったとき、フラッと中に入った。季節外れのシャツが半額・・・おっ、いいね〜と試着して、購入する。そうだ、山があった。テンションを山に持っていかなければ。
カカ兄ちゃんは、それぞれのスケジュールと停車駅に合わせてバスチケットをネット購入、宿の予約、コースタイムの計算、そして予定表を作っていた。大変なのだが、喜んでもらえると思えば、これが意外に楽しい。Mさんのようにサラッと何事もなく、格好いい幹事でありたい〜♬と、そう思っているのだ。


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面白い屋号・・・俺の家?