2022年8月

持ち主


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持ち主はどこへ行ったのだろう。繋がれたままにされて草木に覆われてゆく。


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持ち主は誰だ?「売地」が「荒地」に

ジュエキ


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カナブンとハナムグリが樹液に夢中になっていた。あまりにも美味しいのか、スズメバチが近くにいても意に介さない。

ジュエキといえば・・・ジュエキ(受益)という既得権益に群がる輩たち。

オリンピックも選挙もジュエキ溢れるクヌギの樹なのだろうか。幹にようやく辿り着いたモノだけが得られる甘い汁・・・。余った甘い汁はどこへ運ばれるのか。

岸田総理は「ジュエ樹」「ケンエ樹」を切り倒し、反社会的団体と縁を断つことはできるのだろうか。票のため、当選にためなら、どんな反社会的団体とでも手を組むというのは、民主主義の破壊だ。

明日の記者会見で、岸田総理、何を語る?


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怖いモノなしのスズメバチになろうとしているのか?

ツクツクボウシ


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約五メートル先にいた・・・分かりにくい


夏休みが終わる頃、ツクツクボウシが鳴きはじめて・・・そんな歌が、今月のある歌会で詠まれていました。

机に向かうと   
なぜか
別のことをしたくなる
ツクツクボウシ
夏休み          Sさん

昨日は、ミンミンゼミ、アブラゼミに混じって、ツクツクボウシの声も聴こえてきたので、見上げて探すが、樹皮に溶け込んでいるのか、なかなか分からなかった。

蚊に射されながら、注意深く見つめると、、見つけました。上手く擬態になっていた。

カマキリ ナナフシ
アンコウ オポッサム
あなた そして私
身を守るために
嘘つく生き物       Hさん

この歌は、擬態をベースにして、上手く詠まれています。人間なら「攻守一体」となった迷彩服だろうか。なんか嫌だな。


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セミダブル

カンナ


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世界各地で起きている干ばつで、多くの河が干上がっている。アメリカのテキサス州の川底から1億1300年まえの恐竜の足跡が出現した。またヨーロッパでは、ドイツの戦艦の残骸が、中国では600年前の仏像が出たりと、ユニークな話題を提供しながら、気候変動は間違いなく進んでいる。

雨量の少ない地域では干ばつが進み、豊かな地域では豪雨が続いている。コントラストがはっきりしてきた。気温上昇だけは、分け隔てなく地球規模で起きている。

戦争を止めるのは、この気候変動ではないかと思っている。温暖化の先に勝者はいない。誰もが分かっている。

毎年同じ道を歩いていると、僅かな気づきはあるが、驚くような変化はまだ少ない。カンナが咲きはじめた。秋よ早く来いと、呼んでいるように見える。

百日紅


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香りのする薄紫の百日紅


暑さは、いくぶん退いただろうか。今朝の風にちょっぴり秋を感じた。神田川沿いをアササンしていると、清掃している方たちの作業に目を奪われる。いくつかの箇所に枯れ葉が集められて、歩くのがもったいないような美しい道になっている。アササンのレッドカーペットだ。黙礼をして通り過ぎる。

清掃された道には、甘い香りのする百日紅が咲いている。喩えると仄かなコロンだろうか。色は決まって淡い紫色の花。顔の辺りに房が下りているので、ゆっくり香りを楽しめる。

アササンコースには、他にもジャスミン、沈丁花、バンマツリ、クチナシ、カズラ、そして金木犀と季節の移ろいを香りで感じさせてくれる花が多い。

季節季節に、小さな幸せをいただいている。


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百日紅は次々に花を咲かせている

気候主義


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CLIMATE JUSTICE って「気候主義」。英語がいいの?


今朝、アササンをしていたら、このポスターに目が止まった。新鮮だ。ようやく、このテーマを掲げる政党が現れたかと、少し明るくなった。

酷暑が続く先月、関西のある歌会に、こんな歌とコメントを送っていた。

誰一人として
温暖化には
触れない
猛暑日のなかを
選挙カー

温暖化対策をテーマにしても、票は稼げないのでしょうか。目先の物価高も大事だけど、気候変動にも目を向けてほしい。未来のある若い人たちはそう願っているはずです。

欧米には、環境主義や多文化主義を掲げている政党がある。自国だけ、周辺にだけ、目を向けるのではなく、広い視野を日本の政治家に求めたい(無理かもしれないが)。

明日発売の新潮、文春の記事で、岸田丸は、はたして沈没してしまうのか?

病葉(わくらば)


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カツラの葉も匂いはじめた

桜やプラタナスの病葉が落ちてくる。昔に比べて、その数は増えているように思う。これも気候変動の影響だろうか。決まった日があるかのように、突然、プラタナスがハラハラと葉を落とした。

見上げると、木々は青々としている。悪いものを病葉に託すことで生を全うしていく、そんな感じか。散っていく葉は、選ばれるのか?受け入れるのか? 不思議に思う。
じつは私たちの世界でも、それに似たような不条理、不合理が起きている。

とすれば、残された者は、精一杯に生きねばならない。

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桜の落葉が早くなった?


嬉しいニュース!!

五行歌の友人、Rさんの写真が、長野富士フィルム主催「信州写真展」の「信州の自然の部」で金賞を受賞された。Rさんには、五行歌カレンダーで写真をお借りしていることもあり、嬉しさは格別。おめでとうございます〜♬
作品名は「月虹物語」


雨花火


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ときおりビルの向うが明るくなるだけ


夕方から雨になった土曜日、6時から9時までの三時間、屋上を開放した。花火打ち上げの七時半に屋上に上がり、傘を差しながら神宮方面を見つめていると、「見えますか〜」と沢山のご家族がやって来た。

ヘリが四機ほど飛んでいる。しばらくすると西の空が時々明るくなった。想像していた副都心のビル群よりもずっと左側だった。

「花火は見えませんねえ〜」と皆さん諦めて、そぼ降る雨の夜景をグルリ眺めてから下りていった。引越してきた当時は、新宿副都心の全景がくっきり見えたのに、高層マンションやビルが立ちはじめて、すっかり空が小さくなってしまった。

花火


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明日は神宮の花火大会。東京はお天気が保ちそうなので、周辺は浴衣姿の人たちで一杯になるだろう。

上の写真は、事務所のベランダから観た以前の神宮の花火。距離にすればほぼ1キロくらいか。夕刻より近隣の家々の屋上や路地には、椅子やテーブルが出されて、花火一色の空気に包まれる。

今年は、自宅マンションの屋上を開放しようということになり、急遽チラシを作ってエレベータに告知を貼ったのだが、果たして花火は観られるのか。新宿西口の高層ビルが遮るのか。

言い出しっぺは、ドキドキしている。

思い出横丁


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新宿駅西口には、いまもなお昭和が残っている。思い出横丁は、俗称ションベン横丁と呼ばれ、敗戦後の闇市にそのルーツを持ち、焼き鳥屋、定食屋、金券ショップなどが所狭しと並んでいる。

いまでこそ昼呑みという言葉が定着しているが、ここはいつだって昼間から呑める店ばかりだった。猥雑な空気が漂っているが、カウンターに座って呑んでしまえば、いつの間にやらこちらの人になっていく。

足を緩めて、店の奥を覗くと、あの日の私が座っていた。

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アジウリ


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野菜づくりに精を出している弟から、沢山の夏野菜と懐かしいアジウリが届いた。子供の頃、全ての果物のなかで、アジウリが一番美味しいと思っていた。青く甘い香り、そしてやや固めの食感、口にすると瑞々しさが口一杯に広がった。それがメロンが現れてから、忽然と消えてしまった。

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冷蔵庫で一日冷やしてから、先ずは二つに切って、香りを嗅いでみるが、ほとんどない。種を取りだし、皮を剥いて、口にしてみる。まあ、なんと硬いこと。そしてあの甘さも感じない。

どうしようかと考え、軽く塩をして半日寝かせてみた。すると瓜の香りがして、グッと旨味が増した。残りの一個も塩を一振りすることにした。

憧れていた野菜づくりは、いつの間にか弟が始めて、毎年種類も量も増えている。お盆休みの間、夏野菜のレシピを随分眺めた。


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ポポー


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身延山の帰り道は、やがて七面山に続く石畳の道となり、谷間の赤沢宿という集落に辿り着いた。山の勾配に20軒ほどの木造家屋が連なり、まるで映画のセットのような佇まい。疲れきったからだが、息を吹き返す。

古い木造家屋の休憩所に入るやいなや、アイスクリームはありますか?と訊ねた。三角巾をした、女性がゆっくりと答えた。「ありますよ、よかったですね〜」。

メニューを見て「このポポーアイス、本体は見られますか」と訊ねる。

じつは、ポポーという果物があることは知っていた。ネットには、瓜のようなカタチをした果物で、マンゴーのような味と香りのする果物とあり、見つけたら、必ず手に入れようと思っていたのだ。

女性は、それが全部アイスに入れて、今はないという。ザンネン、アイスで食べよう。冷え冷えの陶器に入って、それはやってきた。・・・一口・・・バナナのようなトロピカルフルーツのような美味しさにカラダが固まる。

暑い中を歩いてきてよかった。こんな遠くまで来てよかった。このポポーの美味さで、全てが霧散した。通り抜ける風と初めて口にした幻のフルーツに、しばしの涼を楽しんで、旅の出会いに感謝した。

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出会い


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身延山は霊山なんだなあと歩いていて感じるものがある。ロープウェイができてからは参道を歩く人も減りましたと、お坊さんの一人が語っていたこともあって、この日すれ違ったのは二組4人だけ。山は、濃密な静かさに満ちていた。

登り始めに出会ったのは、ハンミョウ。別名ミチオシエ。すっかり見ることが少なくなった甲虫で、思わず嬉しくなる。そしてオニヤンマ。悠然と近づいてきて、目の前をスイッと横切った。瑠璃色をしたニホンカナヘビが、足早に次々に現れては消える。

生き物が濃いなあ、山が豊かなんだなと感心していたら、カモシカが現れた。ゆっくりと近づくが、何度も振り返りながら、逃げていった。春の谷川岳以来のご対面。

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距離にして約50メートルの間合いを保つ

しばらく行くと、鹿の親子に出会う。母鹿が草を食んでいるそばで、人間が珍しいのか、子鹿がジッとこちらを見つめている。距離を置いては、またこちらを振り返り、しばらくすると親子は白いお尻を上下させながら森に消えた。

山道をさらに進むと茶色をした動物が崖を一気に駆け上がった。キツネか、アナグマだろうか、余りにも早くて正体が分からず。

日本にはまだ自然が残っていると実感した。日本全国、熊が出没していると云うニュースも納得の出会いの一日だった。

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久しぶりに出逢ったハンミョウ

身延山


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以前から登ってみたいと思っていた身延山。日本山岳会が調査を進めているプロジェクト「日本の古道120選」の一つ「日蓮聖人歩いた道」を訊ねてみませんかと誘われ、昨日、メンバーの一人として参加した。

身延山は、山梨県の南に位置し、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれた久遠寺のある日蓮宗の総本山。

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どのお店の前にも蓮の花が飾られていた

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まずは総門を抜けて門前町を通り、日本三大門の一つ「三門」を仰ぐ。京都の南禅寺ほどではないが、荘厳で圧倒されるような風格がある。一礼をして中に入ると、はるか先には、菩提梯(ぼだいてい)と呼ばれる278段の急階段(最大斜度50度)が見えた。ここを登っていくと、ロープウェイ駅があるのだが・・・今日は、それを使わず山頂にも行かないと、リーダーは云う。

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松樹庵から見える久遠寺は吉野の景色と重なった

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蒸し暑い中、喘ぎながら裏参道と呼ばれる急坂をゆっくりと登ってゆく。途中、ポイントの写真を撮り、地図を眺め、お坊さんの話を聞き、日蓮さんに思いを馳せると、心に静寂が広がっていくような気がした。

身延山の頂を背にして、七面山への長い山道を下りてゆくと、意外な動物たちとの出会いが待っていた。

天候不順


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日本の全ての河川を可視化させると、日本地図は毛細血管に覆われた生き物のように見える。これだけの川があるのだから、常識を超える大雨が短時間に降ると、どこかが決壊してしまう。

「数十年に一度」、「かつて経験したことのない大雨」、「直ちに安全を確保」、「命を守るための行動を・・・」。こんな言葉を聞くことが増えた。

九州ばかりか、山陰、東北へとここ数日のゲリラ豪雨、線状降水帯は神出鬼没。秋田、新潟の川の水位は、まだ安定していない。
酷暑から豪雨へと不安定な天気が続き、夏らしい夏がなかなかやって来ない。


ネジバナ


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久しぶりの出会い。なのに、踏んずけてしまった。

かつて


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あっという間にヨウシュヤマゴボウに覆われた


我が家の周辺は、宅地開発で慌ただしい。あったはずの家が瞬く間に取り壊され、しばらくすると、どんなだったかを思い出せない。空き地になった前で、立ち止まり、はて?と、眺めるだけだ。

旅をしていると、人が住んでいた痕跡を見つける。草ぼうぼうの中に立つ、朽ちたサイロや牧舎だったり、山懐の段々畑や家屋の跡とか、かつてここには人の暮らしがあって、笑い声も聞こえていたのだろうと想像すれば、ちょっと切ない気分になる。

かつて
ここには と
山は語る
家屋を 畑を 畦道を
呑み込んで

上がる


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蝉は鳴きはじめたが、数が少ない。大雨で地中で絶えたか?


我々はいま、地球の大きな変化の真っ只中に、立っている。気温の折れ線グラフはどこまで上がっていくのか?この酷暑の夏に終わりはあるのか、不安になってくる。

仮に毎年0.8度ずつ最高気温アップを記録していくと、10年後の都心は45度ということになる。昨日、37度の新宿通りを歩いてみたが、100メートルが限界。すぐに日陰を探した。辺りを見ると信号待ちの人たちが、街路樹や建物の陰に隠れていた。

暑いのは日本だけでない。熱波がヨーロッパを襲っている。フランスは記録的な干ばつで、水の規制が厳しくなっているため、農業や酪農に大きな影響が出ている。シャモニーでは、氷河が溶け始め落石が多発し、山登りには不向きになったと聞く。

大規模な森林火災は、フランス、スペインからドイツやチェコへ広がっている。アメリカのヨセミテの火災は鎮火したのだろうか。CO2がますます放出されている。

ところでコロナウィルスはこの暑さ、平気なのだろうか?気温が上がり、物価が上がり、我らは根をあげる。戦争なんかしている場合ではない。
北極の気温上昇は、世界平均の2倍だ。どうする?プーチン。


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ちらし寿司


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週末、娘たちから招待を受け、誕生日を祝ってもらった。なんだか恥ずかしいやら嬉しいやら。

部屋に入ると、壁にかけられている「吾唯足知」。仲居さんに一応、意味を聞いていたら、在りし日のちらし寿司のことを思い出した。

子供の頃、誕生月が同じ弟と一緒に祝ってもらい、メイン料理(といってもこれだけ)は決まってちらし寿司だった。

魚介などが乗るものではなく、かんぴょう、干し椎茸、卵焼き、紅色をしたでんぶなどがすし飯に飾り付けられたもの。これが楽しみで、丸いお膳を囲んでワイワイ云いながら食べた。色とりどりの具、すし飯のキュッと舌を刺激する味わいに特別な日を感じていた。

あ〜〜、いつから飽食になったのか・・・。

恥ずかしい話だが、魚介類メインのちらし寿司は上京してから知った。どうやって食べるのか分からず、寿司屋のカウンターで戸惑った。

そんないくつかのことを話題にしてもよかったかなと、思っていたら、デザートが運ばれてきた。

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選んだのは、いちじくの羊羹