2021年10月

眺望


DSC_2556.jpg

風が強いと、遠くの景色が見えることがある。昨日は、群馬県の赤城山から東京都心の夜景にスカイツリーや東京タワーが映ったいたらしい。

都内には「富士見」の地名が多くある。広い空の向こうに富士山が見えてさえいれば、江戸っ子はケチな了見なんぞもたずに、暮らせたのではないか。

遠くといえば、昔、福島県の会津駒ヶ岳から富士山を見つけ、とても得した気分になったことを思い出した。

掲載


received_4360833127315041.jpeg

知らぬまに、夕刊フジに掲載されていました。


朝日


IMG_1493.JPG

多分いちばん古い友人のTさん。FBに、こんな素晴らしい写真がアップされていたので、アルキメでお借りした。北海道のウトナイ湖に朝日が上がり、白鳥がそれを受けている。前を泳ぐのは、親鳥だろうか。後ろを振り返って三羽を見つめている。いや、四羽かな。

世知辛い世の中、一幅の絵のような風景写真に心が洗われる。

荻(オギ)


PA230046.JPG

ススキではありません。これは荻です。と言われても、目の前に見えるのはススキそのものだ。水辺に繁殖して背丈が高く、穂の先が白く、株にはならないのも見分けるポイントとか。
萩(ハギ)にも漢字が似ているし、じつに紛らわしい植物が現れた。


小網代の森


PA230039.JPG

コロナ禍のお達しとお天気の関係で、半年以上も延期となっていたハイキング企画をようやく実施した。歩いたのは、森と干潟が繋がっているという三浦半島のほぼ突端にある「小網代(こあじろ)の森」。

PA230070.JPG

開発から自然保護へ、生物の多様性を守る視点でNPOをはじめとした地元企業、住民の方々によって地域の宝として維持されている森だ。この日も若者たちによるオリエンテーリング形式のクイズラリーが催されていた。

キツい山も悪くはないが、穏やかな海を見ながらのハイキングと生ビールも好いものだ。
惜しむらくは、先月末で閉館となったマリンパークに行けなかったこと。


PA230076.JPG
山の会ORMACの仲間らとのんびりハイク。今回は愚痴一つ聞こえない。

冷たい雨


DSC_2566.JPG

秋をジャンプして冬になろうとしているのだろうか。冷たい雨が、心身に沁みる。12月中旬並みの寒さらしい。選挙カーからの声が、いっそう寒々しく聞こえる。手なんぞ振られたくないからと裏道を歩いていると緑のトンネル。
この樹木、雨があがっても元に戻らないのではないか。

操り人形


尻尾を振って.jpg

衆院選が始まった。聞き上手は、芸なのか、動くのか。何をどう変えるのか。なにも変わらないのか。世界からどんどん遅れをとっていくニッポン。

この歌は、総裁選の最中に詠んだ一首。
なんだか、みんな操り人形のようだねと、ググっていると


レバカツ


P9040052.JPG
食パンの上に千切りキャベツ・・・

P9040053.JPG
その上に、レバカツをドーン

P9040055.JPG
ふたたび千切りキャベツをのせて、マヨネーズ

地元駅の小さなデリカテッセンで、レバカツなるモノを見つけた。試しに一つ買って、ビールに合わせると、目を瞑ってしまうほど、これが美味い。

頻繁に買うようになり、今度はパンに挟んでみると。お〜〜昭和の香りが口に広がった。
一枚120円。お薦めです!


クレーン


P8290038.JPG
高層マンションが次々に建てられていく月島辺り


寒空の下でクレーンを動かしている人は、どんな気分なんだろう。風の強い日は揺れるのではないかと、高所恐怖症は、見上げて余計な心配をする。

クレーンとは「鶴」に似ているところから「crane」と命名されたらしいが、それ、ちょっと違うのではないか。キリンなら分かるけどと反論したくなる。支柱部分が鶴の首のように細いからか。

「吊る」→「つる」→「鶴」で、納得したい。


P9050122.JPG

冷え込み


PA170006.JPG
ヒメツルソバの花が咲きはじめた


今シーズン一番の冷え込みだったらしい。一気に寒くなった。昨日は薄着で出かけてしまい、風が吹くたびに身震いをしていた。予報よりも気温が低かったのではないか。

今朝、街を往く女性の大半がコート姿だった。コロナ感染者数も一気に下がったことだし、気温とともに風向きが変わってくれると嬉しいのだが・・・。


手仕事


PA090037-1.JPG

手を動かす仕事を見ているのが好きだ。子供の頃、デパートで両親が買い物をしている間、おやき(大判焼き、今川焼、回転焼き!?)コーナーで、出来上がるまでの作業を甘い匂いを嗅いで、飽きずに見ていた。

また鍋や傘を修繕する人、庖丁を研ぐ人が街にやって来ると、道の傍らでその作業を眺めていた。モノが少なかった頃、どんなものでもひとつ一つ直して大切に使っていた時代があった。

先日の人形町で、年輩の職人と若い女性が向かい合って煎餅を焼いていた。二人の手は、片時も止まらない。煎餅は頻繁にひっくり返され、ほどよく焼けると小さなコンベアに載せられて、奥のコーナーへと運ばれていく。

金を動かす人より、手を動かす人が尊い。
畳屋さん、蕎麦屋さん、魚屋さん、豆腐屋さん、手仕事をする人たちのいる商店街は、どことなく温かい。




カレンダー


DSC_2537.JPG

コンビニのレジの前に立つと、もう来年度版のカレンダーが売り出されている。御節も早いが、カレンダーも早い。焦るよなあ。そろそろ気持ちを集中していかなければ・・・

不気味


PA100060.JPG
眺めているうちに伸びてしまった豆苗


昨日のコロナ感染者は僅か49人。ここまでの急激な減り方を説明できる専門家はいないという。謎らしい。大津波の前は、沖まで潮が引いていくというから、何かが起きる前兆ではないかと不安だ。

戒めとしているのは、放物線のグラフだ。急激に上がっていくモノは、同じ弧を描いて落ちることが多い。例えば、実力をつけずに人気を得た者は、あっという間に沈んでゆくように。

訳の分からない安心を喜んでいて良いのだろうか。


吟行歌会


PA090006.JPG
小伝馬町牢屋敷跡の公園で、400年前にワープする


一昨日は、歴史・演芸ライターのY師匠の案内で、歌会仲間と人形町界隈を歩いた。まず最初は、小伝馬町牢屋敷跡のあった十思公園からスタート。そこは江戸時代、全国最大の牢屋(2618坪)があり、吉田松陰をはじめ勤王の志士ら96名が処刑された場所。今は子どもたちの公園となり、面影すらない。

250年以上も続いた怖い伝馬町牢屋敷のエピソードを聞いた後は、落語の富くじにも出てくる椙森神社の境内で、Y師匠から「高津の富」の一節を聴く。笑いのツボを抑えた話はいつも可笑しい。


PA090016.JPG
PA090033.JPG

海も近く、湿地も多かったこの地に、幕府は小伝馬町牢屋敷を移転させた翌年、遊郭(元吉原)を造り、明暦の大火までの約40年、この地で営業を続けた。歩いてみて分かったのだが、牢獄と遊郭は、ほんの少しの距離にあったのだ。

江戸時代、芝居小屋の多かった町には、人形を製作する人、そして修理する人が多く住みついたことから、人形町の名がつけられた。


PA090030.JPG
Y師匠、後ろ姿も粋ですねえ〜

PA090034.JPG
PA090025.jpg
今はハサミなどを扱うお店


粋な路地をいくつか抜けて、甘酒横丁に入るとお待ちかねのひと息タイム。人形焼きを買い、甘酒を呑んで、プチ歴史の旅を振り返った。

PA090056.JPG
最後は歌会会場で一首をひねる


出るに出られぬは
遊女も同じ
よしあしの
揺れる向こうに
小伝馬町牢屋敷   山碧木星



塩見岳(4)


PA040149-1.JPG
朝日が仙塩尾根をくっきり照らす


この尾根を21キロを歩くと仙丈ヶ岳に行ける。仙塩尾根、コースタイムは約20時間、二泊三日だろうか。稜線を目で辿って、しばしの幸福を味わう。

多くの山屋さんは、北アルプスを目指す。槍、穂高、劔そして上高地、涸沢といった人気の山やロケーションがあるからだが、南アルプスの雄大さや個性的な山々の魅力を知ると、北にだって決して引けを取らないと分かるはずだ。


PA040163.JPG
辿っていくと仙丈ヶ岳。その先のピラミダルで小さな山は甲斐駒ケ岳

PA030124.JPG
左、甲斐駒ケ岳。右の大きな山は農鳥岳だろうか

PA030120.JPG
遠くばかりを見つめて、近くの紅葉を忘れていた


塩見岳(3)


PA040135.JPG
夜のベールが消え、雲海が流れていく山の朝


太股と脹ら脛が癒えてきた。ここ数年、重い荷物を担いで縦走すると、下りてから筋肉痛になる。負荷が重く長くかかるからだ。高尾山の日帰り登山であっても、数キロの重量をリュックに入れて歩くべきかもしれない。
それでもテーピングとスパッツがかなりのダメージを抑えてくれた。

肉体的には余裕がなかった山行だったが、雄大な景色と時おり飛んでくるホシガラスが、気分を和らげてくれた。ホシガラスは、ハイマツの高山帯に多く見られる鳥で、美しい姿とは不似合いな嗄れた声で鳴く。カササギも酷い声だから、カラス科の多くは似ているのだろう。


PA040219.JPG
白い水玉の背中だけが見えるホシガラス

PA040202.JPG
ハイマツの実を運んできては食べているようだ

P3089893-1.JPG.jpeg以前雪山で撮ったワンカット


塩見岳(2)


PA040226.JPG

山との別れはいつも辛い。振り返りながら、この山の眺めもこれで見納めかと思うと、感慨深い。

わずか数時間前に、あんな高さにいたのかと思うと不思議だ。終わりは、新しい旅の始まりのはずだが、今回だけは少し違うものを抱えて帰ってきた。


PA040198.JPG
岩が落ちてきたら、大変なことになる、200mの岩峰

PA040195.JPG
至るところ鎖だらけ。だが鎖を信用してはいけない

PA040232.JPG
PA040231.JPG
ようやく三伏峠の小屋が見えてきた。これで帰途の半分


塩見岳(3052メートル/日本百名山92座目)


PA030080.JPG

憧れの山であり、登らなければいけない山、塩見岳。山の友人、TさんとKさんの協力でなんとか登頂を果すことができた。

3052mの山のキツさと、自分の体力の無さを痛感した。いつからこんなにパワーが落ちたのか、登っている最中にショックを受けた。二人になかなか追い着いていけなかった。

それでも最後の急登200mを登りきると、塩見岳の標識が待っていて、360度の眺望をご覧あれと促した。富士山、南アルプスの名峰が見事に連なり、息を呑む美しさだった。

遥か前に登った、甲斐駒、仙丈ヶ岳、そして北岳と間ノ岳。遠くには僅かながら北アルプスも確認できた。三日間、お天気に恵まれたことは幸いだった。

山小屋では、百名山談義に花が咲いた。鹿児島から来ている男性二人。そして既に91座目と云う若い女性。キツかった山々の情報交換などして、しばし和んだ。

キツかった山を共有する嬉しさと安心感。お互いにその山の想い出を掘り返して、その山の好さを語り合う。そして残りはどこですかと確認して、お気をつけてと別れる。

92座目が終わった。この先はあるのだろうかと不安になるほどの、体力のなさに今一度仕切り直しをしなければと反省が残る山行となった。


PA030105.JPG
PA040127.JPG
PA040134-1.JPG
PA040151.JPG
PA040185.JPG
PA040177-2.JPG

小さな秋(3)


P9190026.JPG

初めて見ました。なんでしょうね。葉っぱの上に実が一つずつ載っています。おんなじコースを20年以上も歩いているのに、ふと気がつきました。身近な自然界にも知らないことが、沢山あるようです。