2016年6月


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風鈴、金魚ときたら次はこれだ。いち早く掛かったけれど、ガーンとした炎天が現れなければ、この旗のご利益はいまひとつ。
この単純明快なデザインは素晴らしい。食堂であろうと、お洒落なスイーツの店であろうと、はたまた海水浴場や高尾山の山頂であろうと、この氷の文字と千鳥を見ると、喉がグビリと鳴る。
祭や縁日、そして夏をしみじみ演出していると思う。

金魚


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写真を撮ろうとすると、さっと金魚が底に隠れてしまった。近所のトンカツ屋さんの前に、火鉢がふたつ置かれている。金魚は、ガラスの水槽より火鉢のほうが育ちやすいと聞いたことがある。分厚い焼き物なので温度変化が少ない。そして底にじっとしていれば、外から見えないのでストレスがかからないからだろうか。
金魚と火鉢、なんとも良い組み合わせだ。縁台があって、上に風鈴〜いいね。


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隣にメダカの火鉢も


風鈴



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瀬戸物屋さんの店先から涼やかな音が聞こえてきた。断りをいれて撮らせてもらった。車の行き来が激しいので、ぴしっと決まらない。まあなんとかなるだろうと、まずはお礼を言って・・・店内を眺めると、夏バージョンの品揃え。ガラスの涼しげな色合い、有田の皿の藍色が爽やかだ。探していた蕎麦猪口を見つける。酒にも使えるし、これは便利なのだ・・・。


日本画アワード




昨日、山種美術館へ「日本画アワード」を観にいった。山種・・・山だね、というわけで山に、縁があるのかもしれない。学芸員のKさんから丁寧なお手紙を頂いていた。「日本画アワード」は、三年に一度の新人の登龍門として企画されているもので、将来のある画家の発掘と奨励を目指している。

今回大賞を取られた作品は好かった。「ゆめうつつ/京都絵美(みやこえみ)」。深い青の世界に佇む女性・・・色はこんなにも豊かなのか。構図、色彩、技法、どれも素晴らしく、しばらく幽玄の世界に身を置いた。
山種美術館は小さな美術館だが、日本画をゆっくり楽しむにはとても良い美術館だと思う。スペースに合った作品の数がちょうどいい感じで、見終わった後に疲労感はない。そして一階「カフェ椿」の和菓子も楽しみなのだ。

7月に入ってからは、江戸絵画を一挙に公開する「江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ」が始まるので、これも見逃せない。こんなユニークな企画がある。お得かもしれない。


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この時期に相応しい「初ほたる」。ポンと灯りが一つ


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行くたびに買ってしまう土牛の「醍醐」の絵葉書


旅好きのスイカ


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クサリ切るなよ


「またですか」。事務所のUに言われる。そうなのだ。今年に入って二度目。トホホ顔で遺失物センターに取りにいく。我がスイカ君、主人に似て旅が好きらしく、山の帰りに時々いなくなる。主人のほろ酔いが原因らしい。国立から立川警察、今度は神田から飯田橋と優しい人に拾われては、ジッと主人を待っている。というわけで、不自由だろうけどと断って、カバーに入ってもらい、繋げさせてもらった。


お主も〜


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悪よの〜と、このワルナスビの花を見ると悪代官を思う。人の噂も75日どころか、もうあの人の話しが出てこない。美術品の行方を知ることもできず、迷宮入りとなる。なんとも後味が悪い。

オニアザミもそうだけど、このワルナスビも強かだ。茎に葉っぱに鋭い棘がいっぱいだ。間違ってこの薮に入ってしまうと傷だらけになってしまうだろう。繁殖力もすごくて、地下茎でどんどん増える。おまけに実は毒。悪茄子の名前がつくのも仕方がない。

英語でも Apple of Sodom(ソドムのリンゴ)、Devil's tomato (悪魔のトマト)などという悪名で呼ばれている。やはりデビルなのだ・・・。

山間の駅


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奥多摩の沿線には無人駅が多い。山間にあるので、駅舎までかなりの坂や階段を登らなければならない場合がある。この鳩の巣駅もその一つだ。このひろい平地を確保するのは大変だったことだろう。跨線橋から眺める平屋建ての駅舎とホームが懐かしいようなシンプルさだ。
一時間に数本しかない電車をぼんやりと待つ。酔った体に山の涼風が気持ちいい。やがて信号音が聞こえて、トンネルの向こうから電車がやってくる。


ユキノシタ


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夏になるというのにユキノシタ。花はダイモンジソウと同じ「大」の字をしている。上の3枚には色がついていて、下の花は白色。雪が上につもっても、その下に緑の葉があることから「雪の下」と名付けられたようだ。半日陰地の岩場などに自生する常緑の多年草。


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美味しゅうございました


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擬態したい気分でありまする・・・


N兄 写真、そしてサンドイッチ、美味しゅうございました。
O爺 沢山の洒落、美味しゅうございました。
S姉 ブルーベリーのゼリー、美味しゅうございました。
O様 おにぎりをありがとうございます。大変美味しゅうございました。
K様 バームクーヘン、美味しゅうございました。
Sっち 冷え冷えのメロン、沁みて沁みて、美味しゅうございました。

皆さま、お騒がせをいたしました。どこかに置き忘れたはずのおにぎりと山地図、家に帰ってドッキリ。二層のリュックの下から出て参りました。とても恥ずかしく、身を隠したい気分であります。
ORMACのみんなの優しさに感謝です。ありがとうございました。

沖縄梅雨明け


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梅雨明けのような青空と雲。そして風が吹き抜ける。このくらいの気温ならなんとか乗り越えられるかもしれない。沖縄はもう梅雨明けとか。今年は、早いなあ〜。高校野球の予選が始まるから、球児たちには嬉しい知らせだ。
明日は、ORMACの山登りで御岳山を目指す。何とか全員無事に下山して山酒場へ〜


アガパンサス


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語源は、ギリシャ語でアガベ(愛)とアンサス(花)の2語から「愛の花」


あ〜あ、錦織が二回戦リタイアでガックリ。ダルビッシュもマエケンも故障者になって、イチローも打っちゃったし・・・マスゾエも降板してしまって、週末の楽しみがなくなった。寂しい。残るは、大谷の164キロか。

事務所玄関のアガパンサスが開花した。和名は、紫君子蘭(ムラサキクンシラン)。紫君子といば、紫草子さん。どうしていらっしゃるだろう。


桑の実


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カワゾイを歩いて、マスゾエを経由して、またカワゾイに戻る。
多摩川を奥多摩方面に向って歩いていくと、花はもちろんのこと、いろんな木があるのに気付く。知っている木をあげるとヤナギ、サワグルミ、ライラック、そして桑。調べるともっと種類が多いはず。桑は、実をつけているから分かった。今の人はだれも取って食べようとはしないだろう。とくに黒ずんできたらなおさらだ。
しかしこの色になると、甘い、とおじさんは分かっている。


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クワず嫌いはいかん

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クルミだってある



雄弁と詭弁


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能弁なる詭弁、詭弁なる黙秘・・・この男を諭すのは難しい。記者、マスコミ、議員、誰も彼から真実を引き出せない。どころか問われると「信義」「機微」なる言葉を盛り込んで、男の美学を語りはじめる。
ありもしない、いもしない団体や人物をあたかも守るかのように。おいおい、ピンチはチャンスかよ? どうしたら、ヤツを落とせるか・・・考えた。

笑点ならこうなるだろう。
『ある人物に成り代わって、マスゾエさんの肩に手を当て、ひと言!』

1)
「おい・・・・・カツ丼、喰うか?」刑事・・・・これで随分落としてきた

2)
「よく、頑張ったね。もういいでしょ」寂聴さん・・・上から目線じゃダメなのよね

3)
「ウソでもいいから、ホントのこと言って」まだ現れていない元恋人

4)
「あんたは辞任党だ、マキゾエ知事だ」木久蔵

5)
「そんなに行きたければ、リオに行くといい・・・あっちも汚職大統領だ」アルキメデス

他にアイデア、ある!?


多摩川散歩


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山に行くといって出かけたはずなのに、一時間後、多摩川の川べりを歩いていた。乗った電車を間違えたのだ。一度戻らねばと多摩川を渡っているときに、ふと思った。そうだ〜今日は川を見て歩こう。下車して堤防に上がれば、空が広くて、風が気持ちいい。いい選択だ〜禍を転じて福と為す・・・(^^)V


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大群生していたハルシャギク

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アレチハナガサ

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コゴメバオトギリソウ

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テリハノイバラ


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いつか山に行けなくなったら、川沿いを歩こう〜♬


梅雨の晴れ間


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陰が濃くなって、力のある雲が出ている。ひさびさの陽射しを感じながら、夏を思った。
そういえば、陰のある道を探して歩くようになったのは、いつからだろう・・・


いまテレビを見ている・・・、やはりこの人はデビルである。


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キツい質問には、角をだす


ORMAC推奨☆☆☆



クククッ・・・・間違ってはいなかった。
「飲むために登るのか、登ったから飲むのか。」
タイトルは「山を下りたら山麓酒場」。ついに、こんな本が出た。

泣かせるねえ〜、嬉しいねえ〜・・・・
我が山の倶楽部、Old Rookies Mountain&Alcohol Club(ORMAC)
オルマックの精神(魂)が一冊になったようなもんだ。
この本は日本山岳会の理事でORMACの隊員Tさんから頂いた。
彼は、会うたびに山の何かをプレゼントしてくれる。ありがたい。

この本を開くと、憎いタイトルが並ぶ。
・酒場に行くための山々
・山麓酒場に行くための山地図・・・

もう・・・これは、「登ったから飲むのか」ではない。
「飲むために登る」だ。決まり!

本についてる帯(腰巻)の「飲む」は「呑む」にしてほしかった。
「呑むために登るのか、登ったから呑むのか。」
うん、こっちが好いね。

ORMACから、星3つ〜〜〜!


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一軒一軒、店の特長が丁寧に記されている


マチス


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福岡のSさんが「森のなかを歩いているみたいでした」とこの展覧会の感想を話してくれた。
半年前からチェックしていた展覧会だった。ピサロ、マチスとあるが、有名作家の作品は1点だけ。まったくこの手の展覧会が多い。

企画展としては、面白い。印象派の時代に入ってから、森に光がグワ〜ンと入った。
風景の絵が世の中に広まっていく・・・。

呑む前に、良いかもしれない。
新宿西口、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。


都政より渡世


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「一月の大山登山の帰りに呑んだこの酒が旨かったから」と、ORMACのメンバーで中学時代の友人Hがニコニコして渡してくれた。中身をペットボトルに入れて部屋の冷蔵庫に移し替え、記念撮影。

風呂から上がれば、仲間4人と都知事問題が酒のツマミになる。噂の別荘を調べると、窓から見える距離にあることが分かる。「あの白いアールの建物の裏だ」。スマホ画面を見ると玄関の表札・・・「なんだ〜このMIPE?」から始まり、延々と夕食までの間「都知事の卑しさが、マスゾエ〜」となった。

いくつかの言葉が浮かんだ。

都政より渡世、
トウキョウドケチジ、
汗顔の至りではなく厚顔の痛み

そして、つけたあだ名は、これ
「東京血税吸虫バイアグラデビル」 コワ〜〜(^^;

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梅雨入り


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関東地方もいよいよ梅雨に入ったとか。花とお肌には優しいシットリ、通勤者にはイヤなジットリが始まる。この期間がけっこう長いので、日本には四季ではなく、五季あるのではないかと思う。ということで、入梅を待っていた花たちの紹介を。


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梅雨の前


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昨日今日と気持ちのいい風が吹いている。もう少しこんな風に吹かれていたいと願う。須賀神社の夏祭りの準備も終わって、もうすぐ四谷界隈に掛け声と神輿が回っていくのだろう。昨年は雨に打たれながらの神輿だった。粋な姉さんたちの顔に雨粒があたっているのを眺めて、好いもんだねえ〜と思った。予想だと、関東地方は来週末辺りに梅雨入りらしい。


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ペンペン草も売っているとは驚き〜


一生痛まない強い腰!


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T病院の医師から推薦されてこの本をアマゾンで購入した。1円である。著者も出版社も本屋さんも儲からないね。儲かるのは郵便局だけか。

ついに巡り会えた。読んでいくと、この医師に診てもらいたいと、深く思った。2Bの鉛筆がラインをいくつも引いていく。例えばこんな箇所。「腰痛を生み出すのは、脳と骨」。つまり二つのB。B to Bだ。「腰の痛みは、心理状態によって大きく増幅されている」・・・なるほどねえ。思いあたる節がある。もしかしたら多くの痛みというのは、そんなものかもしれない。

痛みに慣れてくると、この意味がよく分かる。そして納得の核心へ・・・フムフムと鼻息を荒くし、背筋を伸ばし、天井を見つめる。さて後は、このメソッドを実践して、昔の自分に戻るのだ!!


有職和菓子


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こんなお菓子屋さんを大月駅の近くで見つけた。味のある好い看板だ。きっと和菓子が、ガラスケースのなかに並んでいるのだろう・・・ウ〜ン・・・しかし、水を飲まずに山から下りて、喉が「ビビビール〜」と叫んでいたので、しばし眺めてスルーした。もしかしたら銀座木村屋のアンパンの本家はここではないかと思いながら・・・。

あらためて写真を見ると、窓ガラスに金文字で「有職和菓子」、下には武田菱のマーク、そして「大月木村屋」とある。地域に愛されたきた由緒ある和菓子屋さんなのだ。「有職」とは、「ゆうそく」と読むらしく、御所や宮内庁などに納品できるお店にあたえられる資格というか勲章!?なのだ。

武田信玄と深い繋がりをもっている職人さんが、餡を作っている・・・。
ワガシバカヨネ〜♬ と歌いたくなるくらい、和菓子にぞっこん。やはり店内を覗いてくるべきだった・・・。次回は必ず〜!


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驚きの家を発見〜!橋の上で「お住みになりますか?」と、N兄に聞いた。
両手を広げて「Oh〜Crazy〜」