2022年9月

蕎麦


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蕎麦の季節がやって来た。蕎麦は香りが全てだと思っているので、十割蕎麦が好きだ。十割といえば、出雲、そして永平寺。これは飛び抜けて旨い。その旨さが強く記憶されているので、その他の蕎麦では、なかなか満足を得られない。まあこんなものだろうと思って食べている。

そして蕎麦がき。苦戦しながら蕎麦がきを作り、アツアツを摘みながらの酒はたまらない。そば粉の風味を失わないうちに、食べなければ勿体ないのだ。

味覚の秋、人生、そんなに長くはないのだから、美味しいものを食べるのだ。食べたいのだ。

ジンジャー


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家を出ると、ほんのり金木犀の香りがした。しみじみ秋だなあ〜と思う瞬間だ。

先日、鎌倉のお寺で甘い香りを放っていた白い花、それが昭和記念公園のハーブ園にも咲いていて、Kさんが「これはジンジャーです」と教えてくれた。

そうか、甘いはずだ。お寺の名前は「ぼたもち寺」。そしてお寺なのに「ジンジャー」とは、可笑しい。「ぼたもち寺」、正しくは常栄寺。境内に入ってゆくと、このジンジャーと萩、そして白い芙蓉が咲いていて、浄土のような雰囲気を醸し出していた。


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風や香りで季節を知るのは、幸せなこと。
時の移ろいにあわせるように、人は前へと踏みだしていける。

昨日のクサカゲロウが、窓際で死んでいた。やはり一日の命だった。

カゲロウ


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山に入ると、虫や花に気がつく。先日「ここにショウリョウバッタが」と云って葉を揺らすと、すぐにバッタは羽ばたいた。一緒に歩いていたTさんが、よく分かりますねと云った。

そう言われると、どこかに昆虫センサーが付いているのかもしれない。少年の頃から虫を追いかけていれば、知らない内に身に付いるのだろう。

我が家の天井の隅に、虫らしきものがいた。何かが動いているように見える。すぐには近寄らず、知っている虫を重ねてゆく。分からない。細くて長い虫。


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椅子に乗り拡大鏡で確認したら、クサカゲロウの仲間だった。カゲロウは、ある日一斉に孵化して、交尾、産卵して一日の命を全うする。こいつは、どこかではぐれたのだろうか。

長い触覚を動かし続けている。短い命だから、殺さないようにと家人に言って、放置した。


今朝、国葬で名文を詠みあげた菅元首相の追悼の辞を読んだ。あまりにも美しすぎる。誰が書いたのか?電通のお抱えコピーライターか?と、読み進めているうちに、原田マハの作品「本日はお日柄もよく」を思い出した。

これ、そっくりやん。最後に読みかけの一冊「山県有朋」の一首が出てきて、ひっくり返ったというか、驚いた。まあ、よくも図々しく、歴史の人物(山県有朋と伊藤博文)二人に自分らを重ねられるものだと。ライターから出されて、どんなやりとりがあって、読み上げたのか。

じつは、国葬を使って「あなたの意志を受け継いで、私も二度目の首相を目指します」と宣言したのだろう。

きみを想う気持ちはカゲロウ〜♬。そんな歌があったことを思い出した。


カオス


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コスモスは、宇宙を意味するギリシャ語で、「秩序」や「調和」の意味がもとになっているという。云われると一斉に揺れるコスモスには調和があるし、空へと伸びる姿と広大な空とはマッチしている。

コスモスにも反対語があることをはじめて知った。「カオス」。つまり混沌。
なるほどと思う。宇宙(コスモス)が決めた秩序を乱しているのは、いつも人間。社会を自然環境を乱しては、カオスをつくっている。



カオスといえばいまの四谷駅周辺。大勢の警察官、反対のビラとティッシュを配る人たち、献花のために列を作る人たち、そして通行人が、交差点で交錯する。

献花の人たちの長蛇の列が、九段坂公園から並びはじめて四谷駅で折り返している。ときおりのサイレンの音と上空の数機のヘリが、午前中から喧しい音を立てている。

コスモス


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秋の空が広がる昭和記念公園、柔らかな芝生と360度に広がる空、秋に包まれてどこまでも歩いた。銃声も爆音もない当たり前の日常がそこにあった。残念ながら、コスモス畑のいくつかは、数日前の台風の影響で多くがなぎ倒されていた。

人は、黄色、そして揺れるを楽しみにやって来るのだろうか。コスモスの丘のあちこちで、カメラやスマホを手に撮影会をしていた。

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反省


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今回の台風を期待していたなどと書きましたが、九州の水の被害を目の当たりにして、これはいかんと反省しております。被害に遭った皆さま、不愉快に思われた方、失礼をいたしました。

7月末から列島のどこかで雨が降っていたので、今日の秋らしいお天気が、うれしい。地図を見ると、日本列島どこもお天気マークだ。

しかし秋分の日から再び、雨模様。お天気の神様は、なんども試練を与える・・・。

台風


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かつて経験したことのない・・・
なんて云うから、ちょっと期待していたのに。
そうでもなかったわね、と百合子さん。

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アタシの花言葉は、「用心、警戒、要注意」よ、覚えてね、とアキノキリンソウ嬢。

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今回の台風の名前は「ナマンドル」。いかにも屈強そうな響きから、これはやるなと予測し、風速50メートルの力を見てやろうじゃないかと、テレビのニュースに見入っていた。
が、上陸するや勢力を衰えさせて、スッと通りすぎた。

大げさに言い過ぎると、本物が来たときに言葉が無くなるよ。

かつてない
経験したことのない
なんて
言うから
ドキドキ待っていたのに

蝶たち


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タテハチョウ、クジャクチョウは成虫のまま越冬

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キアゲハ、ヒョウモンチョウ、ジャノメチョウは命を終わらせる

このまま命を終わらせるもの、木の洞や樹皮の間などで越冬し命をつなげるもの、まもなく蝶の命は二つに分かれていく。タテハチョウやクジャクチョウの仲間は、翅をボロボロにしながらも越冬し、春に産卵する。
アゲハやヒョウモンチョウなどは、もう儚い命だ。

冬の温かな日に、春と勘違いをした蝶が飛んでいることがある。

秋の花


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ツルニンジン

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ミズヒキ

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ツルニンジンだろうか

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キンミズヒキ

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ヤマホトトギス

高尾山はすっかり秋の花に覆われていました。


投稿


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鐘は鳴らなかった・・・・


昨日、A新聞の「かたえくぼ」という欄にひとつ投稿をしたので、今日の朝刊に、もしやと思って開いてみたが、残念無念・・・採用されなかった。

全国からかなりの数が寄せられるので、そう簡単には採られるはずはないのだが、やはり落ちると悔しい。今朝の作品より、こちらが上と思っている。

未投稿が条件なので、ここで披露すると、もう採用されないことになる。

・かたえくぼ

   『私たちも改名いたします』

    自由統一党
     ==支持率回復委員会

          (東京・歩キ眼デス)


正直が一番、という皮肉を込めたのだが、ちょっとヒネリのレベルが高かったか、と反省している。


? なんで


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この広告を知っている人は、どれだけいるのだろうと思いながら、見上げてた。このキャッチコピー「?」のカタチをしている。
上手いなあ〜。

変わらないサントリーの広告文化に敬意を表したい。クリエイティブのスタッフ達も、好い仕事してる・・・。

缶コーヒー一本から、こんなに世界が広がっていく。たいした仕事はしていないけど、帰りにBOSSを一本、買って帰ろうか。

続きを見たい方は、☟こちらから



弱肉強食


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食べれられているのは、ガガンボか


虫の世界もまた弱肉強食。蝶は蜜を求めて花から花へだが、トンボは餌となる虫を探して、複眼を働かせている。ハエ、ハチ、チョウなど、自分より小さな虫を空中で捕える。

最強のハンターは、オニヤンマだ。同じ仲間のトンボをはじめ、時にはスズメバチまで捕まえて食べる。

多くの虫たちは、その恐ろしさを知っているので、黒と黄色のストライプカラーに近づかない。

というわけで、オニヤンマの色を模倣した虫除けグッズが人気だ。効果のほどは分からないが、納得のタイガースカラーが主張する。


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虻や蜂除けに効果あり!?

守屋山(2)


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守屋山の山頂付近には、秋の七草がいくつか咲いていた。下界はいつまでも酷暑が続いていたのに、山の季節はきちんと進んでいたのだ。


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ハギの花

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ナデシコ

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ワレモコウ

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ツリガネニンジンかな

守屋山(1650m)



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昨年の秋にも登った八ヶ岳の西側に位置する守屋山。山頂からの眺望があまりにも素晴らしかったので、山仲間に声をかけ、4人のメンバーと登ってきた。

台風接近のニュースのなか、お天気に恵まれ、秋の花を愛でながら、1650メートルの山頂に無事に辿り着いた。山頂は我々だけの貸切で、眼下に広がる諏訪湖、対面に聳える八ヶ岳、そして雲に見え隠れする山々を眺めて寛いだ。

空にはトンボの大群、そしてヒョウモンチョウ、ジャノメチョウ、キアゲハ、クジャクチョウなどが乱舞。風もなく夏と秋のまん中に降り立ったような感覚だった。


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トリカブトの淡い紫に癒されて登った

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久しぶりにマツムシソウに出合った

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ご存知、アキノキリンソウ

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蝶を集めるアザミ

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初めて見ましたハナイカリ

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山頂部は広く、眺望も素晴らしい


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耳鳴りと肩甲骨付近の痛みに耐えながら、体にも秋かなと痛感している今日この頃。自然界は変わりなく季節の移ろいを繰り返していく。そんな姿を眺めて、なんとか心は癒されるのだけれど

酷暑、干ばつ、あるいは豪雨と、地球にも秋が来たのだろうかと、世界から届くニュースに不安は続く。


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食糧不足に備えて、ムカゴもいただこうか