2015年8月

オカリナ


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週末、オペラシティホールの下からオカリナの奏でる曲に足が止まった。あ〜なんだったか、この曲・・・思い出せずに、一緒にハミングしていた。それにしても、こんな高音域が出るんだ〜と感心。心が解されていくような、いい感じ。単純だから、オカリナ習おうかな〜なんて、思っていたら、曲名が浮かんだ。「グリーンスリーヴス」〜♬


上高地(5)


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昨日は花。とくれば、今日は蝶。アザミは、蝶を夢中にするような不思議な蜜を隠しているのだろうか。色あせてしまったアザミに、ミヤマカラスアゲハ、ヒョウモンチョウが次々にやって来る。アゲハは、呼吸をしているかのように翅を上下にゆっくり動かして、深く蜜を吸い込んでいるように見える。

どのアゲハも花野をおおいに飛び回ったらしい。アゲハの特徴的な翅の尾状突起が消えているものが多い。
秋の日ざしになるまで、花と蝶の関係が続く・・・。


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たくさんのヒョウモンチョウが舞っていた


上高地(4)


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山の夏は遅いが、秋は早い。川べりに、もうヤナギランが咲いていた。このヤナギランを見ると、いろんな山を思い出す。北岳を眺めていた夜叉神峠、高峰高原、山梨の飯盛山・・・秋に訪れていたのだ。花と一緒に山を記憶すると季節が分かる。トリカブトであれば、旭川の三浦文学館の庭、西吾妻山、岩木山。そのどこにもマツムシソウが咲いていたように思う。上高地は、ヤナギランと一緒に記憶されるだろうか。



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花は美しいが、根に猛毒があるトリカブト


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新島々という珍しい名前の駅にシュウメイギク(秋明菊)





上高地(3)光と陰


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台風の影響も少しあるのだろうか。雲の動きが目まぐるしい。雲間から光が漏れ、木々に輝きをあたえる。雲を運んで、草紅葉にその陰を走らせる。この日の上高地は、光と陰に満ちて、大自然のもつ色彩を楽しませてくれた。
(画面をクリックすると大きくなります)


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草紅葉がはじまっていた


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光が延びて蜘蛛の巣が現れた

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枯木に雲を咲かせましょう〜


上高地(2)隊長失格の巻


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すでに11時を回っているのに、まだ火の側から離れられない


笑ってしまうようなミスを犯した。こんな顛末だ。
今回の上高地は、空さんに紹介してもらった山荘を予約をした。何度かやり取りをしていたのに、途中から宿の名前を間違えてしまい、違う宿に連絡を入れていた。なぜか!?
山荘のイメージが強かったので、いつの間にか山荘の名の付く宿と思い込んでいたらしい。

人数が減ったので、宿に電話を入れなければと思ったのが、約一ヵ月前。
「・・・そうです、14人から7人に変更です。名前ですか!?・・・」相手も驚いたに違いない。予約もしていない男から突然人数変更を言われてしまったのだから。しかし不思議なのは、その時そのまま話が決着したことだった。

そして土曜日。間違いの宿に早目に着き、人の良さそうな番頭さんとおかしなやり取りが始まった。「変ですね。いつ予約を入れましたか・・・(台帳を調べるなど、この間約5分)・・・とりあえず荷物をお預かりしましょう」。我々はリュックを置いて、大正池に向かうルートを歩き始めた。

しばらくすると、見覚えのある名前の山荘が現れた。

閃いた。ここだ!・・・あの宿ではない・・・
皆が驚いた。「○×#∦∢∄≃❊⚡♐♓✷・・・・・」
てんやわんやで、最初の宿に戻り、ことの顛末を話して謝り、早々にリュックを担ぎ、逃げるようにして当初の山荘に向かった。

山荘の女性も驚いたようだった。この不思議な話を聞いていたが、人数変更にもそうですか、とサラリと優しく対応してくれた。
良かった・・・。冷や汗が流れていた。

しかしそんな恥ずかしいことなど、パチパチと燃える薪の炎と酒の酔いに、ころっと忘れてしまい、貸し切りの暖炉の夜は更けていったのだった〜♬


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ビジターセンターの方が、火の付け方を伝授してくれた


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新聞紙だけで火をつけた


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とろりとろりの炎を見ていると時間を忘れてしまう



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もうそろそろ灰をかけて火を消そう〜



甲子園スタイルで背の順に並んで


上高地


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雨が上がって穂高が見えてきた。右奥に河童橋


先週末は、ORMACのメンバー6人と上高地を散策した。上高地は、穂高や槍ヶ岳の山行のときに通過しただけで、大正池や明神池には行っていなかった。どうやら地図の上で、何度も歩いたらしい。

今回は観光の人になり、じっくりと考察した。川沿いのどのコースにもゴミひとつなく、管理が行き届き、じつに歩きやすい。遊歩道脇には花々が溢れ、川や池の向こうには山々が見えるから開放感に包まれる。
そして近景と遠景の重なりには、目を見張る美しさと雄大さがある。


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岳沢が見えてきた。雲の向こうは奥穂高岳


上高地の公式ウェブサイトには「大自然が心潤す、日本初の山岳リゾート。」の見出しがある。なるほどねえ・・・四季を通して散策してみたいと思った。


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枯れ木立がほとんどなくなったという大正池


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明神池の枯れ木立は、消えてしまった


舐める


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てんとう虫を拡大したら、前脚(手!?)を舐めていた。なんだかユーモラスで可愛らしい。虫には前足部分に感覚器官があるようで、ときどき舐めて汚れを取っている。そういえば蝿なんかも前脚をあわせて、よくこすっているな。
では犬や猫は、なぜ舐める!?


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ミラクル昆虫ワールド


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このブログでいつも当意即妙のコメントをいただいている雅蘭洞さんから、素敵な本を贈呈された。「あなたは昆虫少年だったから、もしよろしければ」と「ミラクル昆虫ワールドーコスタリカー」という、開く前からワクワクしてしまうタイトルの昆虫図鑑だ。表紙には「美しい虫」「ヘンな虫」「スゴい虫」とムシできないタイトルが並んでいる。

コスタリカは、生物の多様性を売りにして入る中米の国で、開発されたジャングルを復元し、エコツアーを観光の目玉にして経済を立て直した。どぎつい色をしたカメレオンや蛙、そして鳥類、昆虫と、生き物大好き人間には、たまらなく魅力的な国だ。

不思議な体験をした。いただいた日の翌朝、NHK-BS1でテニスの錦織の試合を見た後、突然この本の著者、西田賢司さんがテレビに出てきて、コスタリカの昆虫を紹介し始めた。オ〜、なんということ〜! 目の前のテーブルにはこの本がある。鳥肌が立った。シンクロニシティというのか?


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さらに本で紹介されたマンマルコガネが、見事な演技!


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金属球からムクムクと脚が伸び始めて、コガネムシなって歩き出した。いやはや・・・とにかく、この西田さんの生き方も半端ではない。

詳しくは↓ここで!



レンゲショウマ


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レンゲショウマが、いま御岳山で見頃を迎えている。日本一の群生地らしく、連日多くの観光客やカメラマンが訪れ、花の周りに三脚が立っている。昔は、そんなに大騒ぎしなかったのに、なぜだか人気が出てきた。

細い茎からいくつかの丸い蕾がぶら下がり、一つずつ下向きに萼が開き、なかの花弁を包むようにして咲く。そのカタチはアンティークなランプをイメージさせる。

名前の由来は、花がレンゲ(蓮)に、葉がサラシナショウマに似ていることからつけられた。太平洋岸の温帯域に分布するが、レッドリストの絶滅危惧種や絶滅危惧類などに指定されている。

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タマアジサイの蕾も開き始めた


アオスジアゲハ


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ランタナの蜜を吸うときも羽は動いている


飛んでいても、すぐにアオスジアゲハだと分かる。羽の真ん中を走るブルーグリーンとその飛び方が特徴的で、いつも追われているように落着きがない。蜜を吸うときだって、ゆっくりなんて吸わない。パタパタ、ツツツッ、パタパタパタの繰り返し。目まぐるしく、慌ただしい。鳥などの天敵から身を守るためなのだろうけど、見ているこちらが疲れる。
もし生まれ変わっても、このアゲハにはなりたくはないと思う。


ミンミンゼミ


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暑さが一段落したせいか、ミンミンゼミが鳴き始めた。もともと森林を好む蝉で、気温の高い地域には生息数が少ないらしい。北限は、北海道の屈斜路湖の和琴半島。ここには、ちょっと想い出がある。中学校の修学旅行で、ここを通過したときに、バスガイド嬢が「ここのミンミンゼミは天然記念物に指定されています」と言った。そのとき昆虫少年が目覚めてしまい、バスを降りてひと目だけでも見たいと思った。北のこんな所まで飛んできた、透き通った美しい蝉。どんな姿なのだろう・・・しばらく友人らの声が消えた。

先日、ツクツクホウシと蜩の声を聞いた。もうそろそろセミファイナルか。


心奥のルージュ


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村岡遊さんの五行歌集「心奥のルージュ」が、ご本人から届いた。村岡さんは、この「歩キ眼デス」を密かに目を通していらっしゃるらしいのだが、お会いしてお話をするのは大きな歌会だけなので、お人柄については詳しく知らなかった。

毎月届く本誌の歌から、歌人村岡さんのイメージをもっていた。ところが、この「心奥のルージュ」を読んで、それがボンと吹き飛んでしまった。
気に入った歌のいくつかを紹介する。


まなざしの
やわらかな人は強い
本質を見抜くのは
目ではなく
心だから

ふと
刺すような
視線を感じる
誰もいない
私の良心だな

人との
相性は
恥の価値観が
同じというのが
いちばんだと思う

そして

生きているのに
死のことを考えるのは
生に対して
失礼なことだ
心して生きる

心臓はここだ
決して外すな
刺したらえぐれ
それが
私の愛され方

と続いていくと、読まずにはいられなくなるでしょう。

草壁主宰のあとがきの一部を紹介する。

(中略)全体に及ぶ美しい女性の風格と自信、女性としての心臓の鼓動については、その華麗で鮮やかな色彩を、私が歌よりよく見せることは不可能である。

お盆休みにもう一度、読んでみようと思う。
アマゾンやヨドバシのサイトから購入するこが出来ます。


ルドベキア


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夏の陽射しをものともしない花。向日葵よりも長く咲いている花。ルドベキアにはそんな印象をもっている。炎天下に、なんで元気なわけ?と、暑苦しく思っていたのだが、毎年アチコチで見ているうちに、だんだん好きになっていった。その明るさと気丈なところに惹かれていったのかもしれない。人にもそんな思いを持っているので、納得〜 ^o^


氷水



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代用品「クリームぜんざい」で愛しい「かき氷」を思う


北海道ではそれを「かき氷」とは言わない。では、何と呼んでいたか(いるのか)!?
正解は「氷水(こおりみず)」である。上京した年の夏に、その呼び名を知って、いささか驚いた。なんと「こおりみず」まで、方言だったのか。
調べると、関東でも砂糖水やシロップをかけたものは「こおりすい」と呼んでいたらしい。関西は「かちわり」だろうか。

読み終わったエッセイ「ひんやりと、甘味」に好い話があった。『エアコンの入っている店では、食べたいと思わないもののひとつに「かき氷」がある。外からの風を感じながら、汗をしたたらせて、かき込んで食べるのが、夏の贅沢』。まあ、そんな内容だった。

そうだよなあ〜それが日本の正しい夏だよなあ〜と、代用品のあんみつを食べながら、夏が行く前に「かき氷」を食べなくてはと思うのだった・・・。


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枝豆も素晴らしいが、ぜんざい、お前も偉い!


御岳自然教室


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間伐されると森は一気に明るくなり健康を取り戻す


山から下りると、じつに都内は暑い。一昨日の御岳山の夜は驚くほど涼しく、夜は夏布団をかぶって寝た。こんなに気温が違うものなのか・・・。奥多摩は昔、多くの作家や画家が避暑地として訪れていたらしいが、なるほど〜ここにいると、下界には下りたいとは思わない。

二日間、子どもたちの夏のイベント「ツリーハウスを作ろう」を御岳山で取材した。指導員のもと、子供たちが森の木を伐採して、木の上に家を作る。子供にとってこんな楽しいプログラムはない。というか、じつに楽しかった。指折り数えれば、子供たちは孫みたいなものだ。それなのに、ほぼ同等で楽しめたのは、こんな理由〜。

じつは、こちとら鋸や斧の使い方は、玄人はだしなのである。あっという間に鋸を使って木を倒す痛快さを子供たちは、見逃さなかった。ピンクのテープを貼られた木が、ノコギリキッズたちに次々に伐採され、森がどんどん明るくなっていく。これは一石三鳥くらいのプログラムだ。打たれた木と枝は、一カ所に集められて、ツリーハウスの材料となる。

毎年驚くのは、子供たちの順応性の早さと高さだ。会ったばかりなのに、あっという間に協力して作業が進む。じつに見事なチームプレーなのだ。どの子にもきっと、良いDNAが流れているのだろうね。


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休み時間は、森の遊戯で遊ぶ


5日連続猛暑日


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涼しさは、しばらくおアズキ〜


アチイタケオ〜なんて、ダジャレを言っても、受けるどころか、止めてくれ〜と言う顔をされてしまうほど暑い。今日も35度を超えて、東京は観測史上はじめて五日連続の猛暑日となった。五年後、この暑さのなかでオリンピックが開かれるが、大丈夫だろうか。炎天下、選手よりボランティアが心配。

そしてもっと心配なのが、このユニホーム。評判が悪い。シニアボランティアが着て、似合うのか!?
どう見ても、ダサイというか、恥ずかしい。


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明日から二日間、仕事で山に入るのでお休みします。


安野光雅展


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ハーブティを呑みながら、絵葉書を眺めながら・・・


暑いときには、どこへも出かけたくない。行くとしたら、近くの図書館か美術館・・・。そうだ、我が家から15分以内で行ける美術館があった。損保ジャパン日本興亜美術館(長い名前だねえ)。調べると「安野光雅/ヨーロッパ周遊旅行」が開催されているではないか。ではではと、しばしメルヘンの世界へ。

入館すると意外にも若い人たちが多く、細やかな風景画に顔を寄せて見ている。フアン層が広いんだねえ〜。安野光雅は、いつも気ままな予定を組み、好きな街を村を訪ねて、絵を描いて・・・あ〜あ、じつに羨ましい画家である。いつもそう思う。

しかし、館内は冷え過ぎ。行かれる方は、要注意です。