2021年11月

この葉なんの葉


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葉の上に花が咲くハナイカダ。それを上回るような不思議な葉っぱと出会う。なんじゃこれ?葉の端から新たな小さな葉が生まれている。ポロポロと零れているようだけど、なにがなんだか・・・。

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葉の上に花が咲くハナイカダ


オミクロン


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ふと、目が合ってしまった


第六波は、いつだろう。果たして来るのだろうか、などと話をしていたら、新たな変異株が現れた。オミクロンなる名前を付けられて、すでにヨーロッパに侵入したという。ということは、日本での収束したかのような期間は、もう僅かなのかもしれない。

多くの変異を持ち、ワクチンが効きにくい性質と高い感染力を持っていると云われているが、まだ全貌が見えない。

ようやく社会が動きだしたというのに、心が荒んでしまうなあ。

バナナの叩き売り


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「四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋な姉ちゃん立ちしょんべん・・・」バナナの叩き売りといえば、寅さんの口上を思い浮かべてしまう。ここは門司港のすぐそば。こんな記念碑に足を止めた。

プレートを読むと「バナナの叩き売り」は、平成29年に日本遺産に認定されたとある。建物だけではなく、ヤシの口上が文化遺産になるなんて、いいじゃないか!と、思わずニコリ。

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門司港の駅は超レトロ。大正、昭和へ趣きがある


クエといわれても


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なかなか手に入らない魚の一つがこのクエ。高級魚であることは知っていたが、市場でもこんなにするんだ。この価格、どう算出したんだ!?

旅先が港町であれば、必ず市場にいく。下関には唐戸市場があり、河豚を中心に、様々な魚や寿司、海産物が並べられ賑わっていた。日本海、太平洋の魚がここの市場に届くのだろう。


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目が合って、思わず、オーパ!

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トラフグのお刺身他で一皿、2000円!


欲しい魚はあったのだが、買っても東京は遠すぎる。迷った末に買ったのは河豚ヒレ。寒い夜、熱々の燗に入れ、あの香りを想像する・・・そしてツマミに河豚煎餅。いずれも荷物にならないお土産なので、今回はこの二つにした。


環境ポスター展


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環境ポスター展に、五行歌、山、学生時代の友人らが駆けつけてくれた。今年の開催場所はビルの14階だったので、来場者数の心配をしていたが、最終日の昨日は、多くの人たちで賑わった。

自分の作品をどう評価されるか、これは歌会の歌同様、ドキドキするものがある。
今回は「かっこいい」というお誉めの言葉をお二人からもらい、そんな評価があるんだと、自作のポスターを見つめながら「なりほど」と、ちょっといい気持ちになった。

学生時代から環境をテーマにした作品創りや啓発活動に参加してきた。こんな企画展があることで、自然環境の現状を認識し、思いを表現できる。そして仲間たちに会える、集える。
これからも表現することを続けていきたいと改めて思っている。

環境ポスターは、この後、横浜美術大学に展示される予定。


11月24日の今日は、「和食の日」。
制作した新聞広告が昨日、全国版で掲載された。

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漂彦龍VSアーティスト展


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東では「チャリティカレンダー&環境ポスター展」、西では「漂彦龍VSアーティスト展」。どちらにも作品を出しています。歌会、そして友人と山の相談を出かける理由にして、週末、下関を旅してきました。

下関駅のすぐの大丸デパート催事場で、五行歌の友人とアーティストらの競演をテーマに、様々な形態で作品が展示されている中、
小生の作品となった歌は・・・

心の言葉を
字幕にすれば
私は
上映禁止

大好きな映画、シネマパラダイスのワンシーンを使った作品と和田誠風の2点を創りました。

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明日は、環境ポスター展に午後から在廊しておりますので、よろしかったらお訪ねください。お待ちしています。


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p−2.pngのサムネール画像

MVP


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大谷翔平のMVPが決まった。
メジャーリーグ機構は、今季のアメリカン・リーグMVP(最優秀選手)にエンゼルスの大谷翔平選手(27)が満票で選出されたと発表した。

今年、コロナ禍にあって大谷の活躍は、どれほど私たちを明るくしたことだろう。こんな歌を作っていた。

アメリカの空に
オータニサン
誇らしく
思ってしまうのは
なぜだろう

若者が好きな世界で活躍をする、活躍が出来る、素晴らしいことだ。全ての振る舞いにおいてもMVPに値すると思っていた。おめでとう大谷翔平。

環境ポスター展


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今日から毎年恒例のチャリティカレンダー&環境ポスター展が始まります。お時間があればご来場ください。小生のデザインした環境ポスターが展示されております。

先日、COP26が課題を残して閉幕した。石炭の使用を巡り、「段階的に削減」という、あやふやな採択で終わり、多くの国から失望の声が聞かれた。

船が沈没し始めているのに、まだ大丈夫だろうと言っているようなもの。気温は専門家が予測している以上のスピードで上昇している。
東アジアでは毎年、夏の到来が早まっていて、故郷札幌は、この二十年間で20日以上も早まったと報告されていた。中国、韓国も例外ではない。

先進国と発展途上国、会議の土俵で睨みあってもしょうがない。未来を見つめる行事からは「待ったありません」の声が上がっている。


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ココアシガレット


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山登りの会ORMACのメンバーIさんが、毎回、舶来(古い!)のお菓子を持参して皆に配ってくれる。いつも戴いてばかりではと思ったのか、他のメンバーもお菓子を持参するようになり、ランチ時には交換会のように賑わうようになった。さらにテーブルには、お惣菜なども並べられて、山の食事の楽しみが広がっている。

Iさんのようなお菓子は手に入らないので、懐かしいお菓子はどうだろうと、先月、サイコロキャラメル(メロン味)を選んだところ、好評だった。
というわけで、今月はこのココアシガレット。もう半世紀以上も前、父の真似をして、口にくわえてプハーとやって食べていた。

ふと、気がついた。たしか一本ずつ紙に包まれていたのではないか。プハーとやってから、丁寧に剥がしてから口にしていた。時代の流れか、手間と経費を考え、紙巻きを止めたのかもしれないとポキポキと齧れば、味もこんなだったか、記憶が曖昧になっていた。

箱の上を見るとこんな表記が・・・
「オリオン株式会社はあなたの禁煙を応援します。」
「We  support your No-smoking.」
こんなユーモアが好きだ。

高尾山


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お声をかけたら、肉を焼きながら一杯やっていました


週末は、山の会ORMACのメンバー八名と久しぶりに高尾山へ。紅葉シーズンなので、人の少ない大垂水峠からのコースを選び、城山茶屋で富士山を眺めてのランチ。混んでいる山頂を避け、リンドウやキツリフネを愛でながら日影沢を下り、高尾山口駅近くの蕎麦屋「たまの里」に滑り込む。

コロナがようやく収まり、普通の日々が戻って来たことの幸せを感じながら、盃を重ねる。12月の予約を入れて、夕方にはお開きとなった。


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第一回から参加されているTさんを記念撮影


シツゲン


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①「下々の皆さん」
②「産まなかった方が問題」
③「アルツハイマーの人でも、これくらいは分かる」
④「岩手は日本のチベット」
⑤「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」

八島ヶ原湿原の木道を歩いている時に、あの人のシツゲンを思い出していた。思い出せたのは①②、そして最近の⑤である。

その他にも「ナチスドイツの事例を出した憲法の話」など枚挙に暇がないようだが、いくど失言を繰り返してもマスコミ、国民は寛容である。

言葉の足りぬ元総理と失言を繰り返す元総理(だったらしい)。

湿原の池は秋の空を映し、言葉はその人を映しだす。

瀬戸内寂聴さん


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毎月の第二木曜日に掲載される瀬戸内寂聴さんの記事「寂聴 残された日々」を楽しみにしている。今朝そのページを開くと、静養中に付きお休みとあったので、大丈夫かなと心配をしていた。

すると、先ほど亡くなられたのメールが家人から入った。掲載の日に・・・。絶句、いま哀しみの中にいる。
達観した生き方と歯に衣着せない話し方が好きで、いつしかファンになっていた。90歳を過ぎて、老いと向き合いながら、その境地を分かりやすく、そして向き合う術など伝えてくれていた。

じつは先月の記事を読んで、おやっと気がついたことがあった。前半と後半にタイムラグがある!?。前半の文体、文字使いに「おかあさんが、おいしいおべんとうをいっぱいつくって、果物やおかしなんかも、ふろしきに・・・」
後半の文体は、いつもの通り「母の最後の望みは、自分独り・・・」、と戻っていた。

おかあさんと母、どうして!?と思っていた。
病院に入っていたことは伝えられていたので、前半は自筆でそのままに、後半は親しい方が話しを書き留めたのかもしれない。

半藤一利、立花隆、小林亜星、高橋三千綱、小三治と、今年は好きな人が多く亡くなっていく。昭和が終わっていく。


八島ヶ原湿原


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雨ならば撤退しようと決めていた二日目、天気予報が外れたので、秋の湿原を歩こうとなった。諏訪湖からそんなに遠くない八島ヶ原湿原を選ぶ。

標高は、前日に登った守屋山とほぼ同じで1630メートル。面積は約40ヘクタールの高層湿原だ。草紅葉も後半に入り、湿原は鈍色の秋のパレット。一周すると約一時間半。木道が整備されていて、安心して歩ける。初夏はお花畑になるらしいので、混雑しそうだ。

広い空が開放感をより高める。昨日見た山々が垣間見えるので、歩いていても疲れを感じない。守屋山と八島ヶ原湿原をセットにして、いつか山仲間とまた訪れよう。


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いつもSが先を進む

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カラマツの黄葉が圧倒する


守屋山(1650m)


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あと20メートル、歓喜の少し手前


先週末、以前よりマークしていた守屋山(諏訪市と伊那市の境の独立峰)に友人のSと登った。百名山33座がその山頂から確認できるというので、楽しみにしていたらまさに!


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登山口のカラマツの下半分はすでに落葉していた

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光を浴びているイタヤカエデ?かな

茅野駅から登山口までは車で約20分。カラマツと広葉樹の落葉を目にしながら約2時間、ゆっくり登っていくと広い山頂が待っていた。蓼科山、浅間山、八ヶ岳、鳳凰三山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍、そして北アルプス連峰まで、ため息をつきながらクルクルと何度も廻って見ていたら、山好きのおじさんに声を掛けられ、すっかり打ち解けてしまった。山頂ではどうしてと思うくらい、誰とでも心を開いて話をしてしまう。


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眼下には諏訪湖が広がる

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東には八ヶ岳連峰

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雲が切れると南アルプスの雄、甲斐駒ケ岳

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そして雪を被った御岳山がドーン!


「今晩、諏訪湖に花火が上がるから、湖畔で是非観てください」。

山頂からの眺望だけで大満足しているというのに、眼下の諏訪湖で花火まで見られるとは、Sと共にこの偶然を喜ぶ。
諏訪湖で花火を見たのはもうずいぶん昔のことだ。当時取引のあったT信用金庫の営業担当者から、「ほぼ女性ばかり」の一言に騙されて、スタッフらと参加すると、バス席にはおばあちゃんの笑顔がズラ〜〜。

そんな苦笑いのエピソードを思い出してしまった。


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その夜、花火の音にも貫かれた


酒と人生


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敬愛する太田和彦氏の本をまた買ってしまった。どうしてあんな風に女将たちにもてるのか。全国の居酒屋を訪ねる彼の番組を観て、検証している。静かで呟くような語り。聞き上手。勧められた酒やアテは「ではそれを」と素直に受ける。

酒はもちろん、旬の肴の知識までじつに広く深い。そして美味しく呑み、食べる。口への運び方も酒を愛する人らしくゆったりのペースだから、時間までがとろりと伝わってくる。

いつまでも美味しく呑みたい質(タチ)なので、彼のペースが心地よく映る。ならば、この本の通り、独酌がいいのだろうなと思うこの頃である。


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太田さんもここでこの酒を選ばれたのだろうか

絶滅を選ぶな


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環境ポスター展の作品を制作し終えてから三日目、新聞の記事の一つに目を奪われた。「人類よ、絶滅を選ぶな」。
なんじゃこりゃ。恐竜がマイクを握っている。

気候変動枠組み条約・締約国会議(COP26)に合わせて、国連開発計画が制作したビデオメッセージのフレーズだった。こんなアプローチがあったんだ。
こんなメッセージを送りたかったなあと、ビデオを見ながら、悔いた。


くしくも昨日、我が国の首相の演説に、哀しき「化石賞」が贈られた。環境配慮への努力目標を伝えようと言葉を駆使したが、見透かされてしまった。
経済界との綱引きがあるのだろうが、世界は許してくれない。

「化石賞」の記念品は石炭である。我慢して官邸に持ち帰り、執務室の机に置いて日々、見つめてもらえないだろうか。

世界のあちこちで気候変動が始まっている。ニッポンはいつ腹を据えて、戦略を組むのだろうか。コロナのように後手後手となり、いつか「後手、投了です」の声が、恐竜からかかるか分からない。


秋色


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都会でもそれなりに、秋の色が目につきます。

選挙が終わって・・・


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笑ってしまおうか、それとも泣こうか