2016年10月

食堂「一福」


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ドンしたことか、井のなかにカワズはおらず!?


週末は、ORMACの山歩き。今回は、低山を少し歩いてから温泉〜というのがメインイベントだった。春に登った能岳と八重山を逆コースでハイキングして、上野原名物の酒饅頭を買って、秋山温泉へ向う。ここは湯船が広く、湯の温度が低めなので、のんびりと約40分ほど浸かる。露天風呂、サウナに入って汗を流した後、二階のレストランに入ると、ほぼ貸し切り状態。
しっかり呑んでいい気持ちになったからか、駅前の大衆食堂「一福」の看板がどうしても気になって、もう一軒!となる。

「海のカキ丼」の真ん中に「丶」がない〜。こんな看板にORMACは、不思議な郷愁を覚えてしまうのだ。店に入れば、イメージ通りの昭和の香り〜。テレビでは日本シリーズの第六戦が流れ、真ん丸眼鏡をかけた大学教授とその教え子の二人がビールを飲みながらラーメンをすすっている。この場末の感じ、好いよねえ。いつものように爺3のアホ話が始まると、やがて興味を示した教授が話に乗ってきて、アレヤコレヤとなり・・・
食堂「一福」の夜は更けてゆくのだった。


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食堂「一福」のすぐそばにヒメツルソバが咲いていた


源泉掛け流し


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明日は、月イチ恒例のORMACの低山ハイク。晴れ男が一人いるから、この雨もきっと上がるはずだ。今回のハイクには「源泉掛け流し」の秋山温泉がプラスされている。汗を流してからの一杯が楽しみだ。この「源泉掛け流し」を命名したのは、編集者でジャーナリストの野口悦夫さん。「日本秘湯を守る会」を広めた温泉好きの人だった。頭にタオルを巻いて入浴している写真が、山の本によく掲載されていた。2008年に突然亡くなられた。


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*五行歌の友人、嵐太さんから昨日メールが届いた。

今年もNHK長野の来年度カレンダーの写真候補に、嵐太さんの一点が選ばれている。
なんでも投票で決まるそうなので、皆で応援したい。

嵐太さんからのメッセージ

いよいよ今年もNHK長野局写真投稿サイト「撮るしん。」カレンダー候補100点が公表されました。
僕のは春の部、8番、「黄色いファンフーレ」のラッパ水仙。撮影者は川嶋雅です。
これを見るには、撮るしんHP、TOP画面の左側に「撮るしん。スペシャル>>事前投票はこちらから」があります。
ここをクリックして入ってください。
少し下がると「撮るしん。スペシャル>>事前投票はこちらから」があります。
春で8をクリックすると大サイズで見られます。
投票するには、「投票する」から入ってください。
締切は11月14日正午です。

きちんと書き込むとカレンダーが高い確率で当たります〜♪
お友達、知人親戚にも声を掛けて上位へ推してください。
それでは、よろしくお願いします〜m(__)m


今月の運勢


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バラの蜜を求めてきたイチモンジセセリ


今月の運勢はどうなんだろうか。心臓問題をなんとかクリアしたと思ったら、仕事のトラブルで昨日は弁護士と会っていた。向きあうべき相手が百戦錬磨のシンドイ輩なので、話をしているだけでけっこう疲れる。さらには水回りと空調設備のリニューアルで余計な出費が続くし・・・人生はいろんなことに満ちている。
一昨日は蜂巣(蓮)をテーマにしたけど、心は穴だらけ? でもなくて、おいしい蓮根が泥の中で育っていくのだと思い、先を見据えている。


「九星気学」で調べてみた

三碧木星 

今月(10月)の運の勢いとしては、非常に強い状態です。
ただ、「勢いが強い=何事も発展する」ような運気ではありません。
むしろ、静観姿勢で自己を見つめ直す運気なのです。
一般的に月盤の中央に本命星が入る時期を「凶」と言ったり、「八方塞がり」と言ったりします。
では、三碧木星の方が全員「八方塞がり」になったり「凶」になるかと言うと...
それは違います!

遁甲盤の中央(中宮)は、原因が結果として現れやすい時期なのです。
よい事をされていた方は良い結果が表れ、そうでない方はそれなりの結果が現れます。
ただし!
この段階では単なる結果であって、まだ「成果」ではありません。
本格的な成果に繋げるためのメンテナンス時期なのです。

人間は常に何らかの過ちや失敗を繰り返しながら成長し達成します。
この時期は、静観期に私利私欲を抑え、状況を的確に把握する時期。
そうする事で「成果」の大きさが変わる大切な時期なのです。
特に!三碧木星の方は、今年(2016年)は、大きな成果を得られる大切な一年です。そして、その大きな成果が得られるチャンスに恵まれる月が来月(11月)です。

この大きなチャンスをしっかり掴み取る為にも大切な時期なのです。

^o^^o^

まるで見抜かれたような10月。
メンテナンス、私利私欲を抑えて、状況を把握・・・・
チャンスの11月〜♡


蜂巣


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蓮のこの姿に弱い。たくさんの目ん玉が、こちらを見つめているようで、怖いのだ。しかしこの花托は「蓮」の名前につながった。蜂の巣に似ていることから「蜂巣(ハチス)」。この名が変化して蓮。
えっ?と思われる方は「ハチス」と打つといい。「蓮」の字が現れる。

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蓮の実は健康食品として広く利用されている


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アレンジするとこんなインテリアに早変わり〜


冠動脈


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枯れてもしっかり葉脈が残っている。なるほどねえ〜たいしたもんだと、今日午前中に視た我が心臓の冠動脈三本のCGを思い浮かべている。
もしかすると・・・と、この一ヵ月心臓の検査をあれこれ続けていた。最新鋭のCTスキャンの中に入って心臓を輪切りにしてもらったのが先週。

そして今日、検査結果がでた。答は白。胸の奥の霧がサ〜ッと消えた。画面に映し出されている真っ赤な心臓君の心強いこと〜!。三本の冠動脈に包まれて、クルクルと回っていた。これ、持って帰りたいなあと思いながら、医師に礼を述べて病院の外に出ると、秋の空のなんと爽やか!


勝ち虫


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トンボは勝ち虫というそうな。調べると・・・前にしか進まない。それも一直線に進む。つまり不転退(決して退却をしない)の虫だからということで、戦国武将に支持されたらしい。たしかにそうだ。バックする虫はいない。ゴキブリなんか、引き下がることを覚えでもしたら、新たな人間との闘いが始まるだろう。

日本では益虫として愛されているトンボだが、西洋では忌み嫌われている。Dragonfly。つまり「ドラゴン=竜」のイメージがあって、邪悪な存在とされているからだ。

トンボの飛ぶ力が弱ってきた。陽射しを受けて、じっとしているトンボを見ると、しみじみ秋なんだなあと思うのである。


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勝負の時は、これを鉢巻にしよう


ダリア


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花びらが、泉の奥から吹出してくるような美しさ。大振りな花の見事さ。
調べると、ダリアは花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれていたらしい。
春はボタン、秋はダリア。大振りな花の咲き誇るさまに、圧倒される。


蟻ん子


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写真をクリックするとよく見えます


撮ってきた写真を後で見ると、意外な発見があって面白い。この写真もその一つ。あざみの花の先に、黒い小さな生き物がいる。蟻ん子だ。きっと2ミリくらいだろう。ありんこ、可愛い呼び名。どじょっこ、ふなっこ、いたずらっ子、愛情のこもった呼び名をもつ子は、ちょっと幸せ者だね。


お茶の実


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週末、埼玉県の低山を一つ登ろうと決め、西武池袋線のハイキングコース24選から「越上山」を見つけた。吾野駅から約一時間くらい登った斜面に小さなお茶畑。傍まで行くと、なんと実をつけている。えっ、お茶に実がなるの?知らなかった・・・
チャノミ友達なら知っているけど・・・


蜘蛛騒動


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時は日曜の午後四時過ぎ。場所は西武池袋線の快速急行池袋行きの車内。山歩きを終え、ぼんやりスマホを見ていたら、左側に座っていたアイパッド青年がやおら立ち上がり、なにも言わずにアイパッドを左の肩にぶつけてくる。その行動に驚き、「なんですか」とやや怒気をふくめて言うと・・・
「クモがいます、大きなクモ」。
前方に座っていた3人が、「オー!」と声を張り上げた。

首筋を何者かが通過する気配。賢い人間は、ここで大声を上げて動かない。蜘蛛は一度右側に動いて、再び左側に移動したようだ。首を少し上げて、左肩に黒目を送ると、デカイ・・・。
ゆっくり立ち上がっておもいっきり左肩を下げると、蜘蛛が床に落ちた。大きさは10センチほどか。前列の七人が声を上げて体を反らす。

蜘蛛は、ドアの方へ素早く歩を進めていく。「この蜘蛛は外来種かもしれません」と皆に伝える。
リュックからビニールの袋を取り出し、ドアの隅に追い込み、何とか捕獲して皆さんに見せると、安堵の声。途中駅で下車し、ホームでじっくり蜘蛛を観る。タランチュラではないかもしれないが、初めて見る蜘蛛に呼吸は荒い。

そうだ、権師匠に写真を送って問い合わせてみよう。師匠に事情説明→シャメ→返事。この返事が早かった。
「おおこれか!これはオオハシリグモだ。」さすが師匠。お詳しい〜。

駅の案内へ持っていくと、可愛い女性駅員が笑顔で近寄ってきたので、じつは・・・と袋を差し出すと50センチほど後ろへ下がって袋を凝視し身構えた。
年輩の駅員もやって来たので事情を説明し、電話番号と名前を書いた蜘蛛の袋を渡した。駅からは未だに連絡はなし。

思えば、逃がしてやるべきだった、と後悔・・・オオハシリグモよ、スマン。


興味のある方だけに・・・

ボブ・ディラン


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ミズヒキが風に吹かれて揺れていた


秋風に乗って「ボブ・ディランがノーベル文学賞」のニュースが飛んで来た。何故!?の質問に答えるように、その受賞理由は「米国音楽の偉大な伝統の中に新たな詩的表現を創造した」だそうな。そして「偉大な詩人であり、文学賞に値する。絶えず自己を変革し、新たな個性を生み出してきた」とスウェーデン・アカデミーは称賛している。

青春時代、フォークソングが全盛だった頃「How many roads must・・」と「風に吹かれて」を仲間たちとよく歌っていた。ギターを中心に、ジョーン・バエズやPPMの歌も人気だった。なぜ歌うのがあんなに楽しかったのだろう。
歌うことで連帯意識が強くなっていったのを覚えている。

歌手にだってノーベル賞・・・見事なお手並のスウェーデン・アカデミーの皆さんに、ノーベル製菓の「のど飴」を贈りたい。



恐怖の報酬


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「煙草は吸わないんだよねえ」
 ええ・・・
「レントゲンも心電図も血液検査も問題ないんだよな」

医師はスクロールさせながら、モニターの数値を見続けている。

「どうする、ニトロ持っていく」
 ニトロって・・・

「胸が痛くなったらね、舌の上におくの」「楽になるから」
「どんどん服用してかまわないから」

子供の頃、液体のダイナマイトだと信じていたニトロ。
イブ・モンタンの「恐怖の報酬」を思い出した・・・。


ねこレクションから


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なんという秋の訪れ。朝晩どころか、日中も肌寒い。日向ぼっこしたいなあ。


博多の夜は更けて


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福岡歌会の懇親会後、「教えたくはないんだけどなあ〜」と、踊るツアーコンダクターことK氏をけしかけて、Tさんと三人、彼の馴染みの居酒屋に向う。カラオケの誘いには目もくれず、好い日本酒が揃っているというK氏を信じて、繁華街とは縁のない静かな道をすすむ。

「ここだ」。なるほど〜これは気がつかない。地元の若者、それも若い女子ばかり。おいおい、こんな遅い時間まで呑んでいて良いのか〜と思いながら、席につき、グイっとメニューを手にすると、ククク〜、ありました。

まずは菊姫のニゴリね。これこれ、これからいきましょう。ちょっとビビるTさんだったが、美味いと分かると、これで火がついた。「次は 而今!」「お〜450円」。菊姫が300円だったから、この店はどうなっているのだ。焼鳥ほか軽いツマミを頼んで、話し始めると「じつは娘のさ〜」と腰の据わった親父の悩みが飛びだして、フムフムと盃は傾いていくのだった。

東北の二人は、もうかなり呑んでいるたはずだが、イヤ〜強いのなんの。こんな二人とトコトン呑みたかったが、朝の研究会に出なくてはならない。わずか一時間半でお開き。
次に来るまで、この店潰れてはいませんように・・・祈りを込めて後にした。それにしても旨くて好い店だった〜。



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テレビのない生活


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じつはテレビのない生活をしばらく続けていた。突然暗くなって「終了で〜す」そんな終わり方。なければないでいいやと、久しぶりに有線でラジオを聞いていたら、いくつかの発見があった。たとえば女子アナの声の質。NHKの女性の声は、民放に比べて一つ低い。これが、とても落ち着く。あの時代の加賀美さん、山根基世さんを想い出した。
山根基世さんといえば、ずっと憧れの人だった。声を聞いているだけでときめいた。丁寧な朗読、ナレーションはもちろん、ゲストと話しをしている時の美しい言葉、そして笑い声がなんとも可愛らしかった。歳を重ねてから年上の大学教授と結婚されたときは、寂しかった・・・。


そして高橋源一郎の「源ちゃんのゲンダイ国語」。これが面白い。この人は、ドンドン魅力的になっている。離婚を繰り返し、何考えているんだ〜!と思っていたら、若者ときちんと向きあい社会と向きあっている。

ラジオで育った世代は、想像力が豊かだと思う。たとえば相撲中継。アナウンサーの声から二人の力士の組み手と息づかいを想像することが今でもできる。「かいなを返して、下手充分・・・」。音楽、落語、ラジオドラマ、どれも懐かしいあの時代。
ラジオの向こうに広がる世界を夢想していた少年がいた。


木漏れ陽


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福岡の旅で、いくつかの木漏れ陽に足が止まった。山道で、お寺の中で、木漏れ陽は、なにかを啓示するかのように、そこに降りていた。


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少し前にこんな歌をつくっていた。

木漏れ陽の
影を映しだす室内は
大きな肺のよう
光の聴診器に
吸ったり 吐いたり


宝満山


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歌会の前に登ろうと計画を立てていた宝満山。ORMAC九州支部長Sさんと待ち合わせをして、太宰府へ向う。そこからバスに乗って、登山口となる竃神社でまずは安全祈願。そぼ降る雨のなか、階段の登山道に向う。Sさんは、わざわざこの道を選んだらしく、山頂の最後の一歩まで階段が続いた。おそらくこんなにも階段の比率が高い山は、珍しいのではないか。おまけに道中はときおりの強い雨。蒸すなんてもんじゃない。もうビッショリ。

ところが830メートルの山頂に着いた瞬間に雨が上がった。今度はキツい陽射し。いやはや忙しいお天気。やろうとイメージしていた宝満山のポーズを田中陽希のように決めてみた。これをと思って登ったわけではないが、やはり制覇すれば「ほーまんさん!」。


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最後に待っていたのも急階段、堪えた・・・

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登山口の竃神社で安全祈願

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味噌汁の後にはコーヒーまで・・・Sさんのもてなしが続く

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今年は雨が多いせいか、アチコチから水が溢れるように流れていた