2014年12月

さあ、カウントダウン



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昨日、仕事の帰りに、新宿御苑に立ち寄った。人が少ない。けれど、なぜか外国人が多い。暮れの慌ただしさなんか、どこへやら。彼らのゆったりした姿を見ていると、コマネズミのように動き回っている自分が、情けなくなった。でも、外国の公園にいるような、穏やかな気持ちになれた。
さあ〜もう一踏ん張り!


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寒ツツジ


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好きで咲いているわけじゃないわよ〜!と、言っているかのように、寒空の下でツツジが数輪花をつけていた。寒桜ではなく、寒ツツジだ。春にワッと咲いて、目立たない存在でいるよりも「あらこの時期に」と眺められるのも悪くはないと思うのだが・・・


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蕾のまま冬越し!?


冬至が過ぎて・・・


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夕焼けが美しい


冬至が過ぎて、心いくぶん穏やか。何度も書いているが、北国出身の人間は冬至という峠を越えると、なぜかホッとした気持ちになる。米一粒ほどのという喩えを使うが、日は確実に少しずつ長くなっていく。とくに今年は新月の日と重る「朔旦冬至(さくたんとうじ)」で、「ツキも満ちる」というわけで、空を見れば昼夜問わず、幸せな気分なのだ。

今日の朝焼けは美しかった〜〜


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これは夕焼けね

グローブ


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区の野球場のバックネット裏に、グローブがポツンと置いてあった。一昨日の雨を吸い込んでいて、持つとズッシリと重い。持ち主の手に戻るといいけれど・・・。
ふと、父の作ったグローブ思い出した。父は器用な人で、何でもこしらえた。大きな物置、椅子やテーブル、そして自分のスーツや帽子、さらには子どもたちのズボンやハンチングまで。その父が、ある日革製のグローブとミットを作った。グローブは親指の部分は大きくて、ミットはボールを受ける部分に綿が少ないというおかしなものだった。
父は仕事から帰ってくると、すぐにキャッチボールをしようとしきりに誘った。しかし父の投げるボールはときどき速く、球を反らしては、遠くまで拾いにいくことになる。これが嫌で、誘われてもウキウキすることなく、渋々つきあった。

こんなこともあった。草野球の仲間たちに父の作ったグローブだと自慢すると、カタチが変だとバカにされた。エラーでもしようものなら、グローブのせいにされるので、取るときは必死だった。それでも子どもは残酷なもので、ことあることに「変なグローブ」と言った。そのうち野球をするのが嫌になってやめた。
貧乏なこともあったが、父はモノを作ることが好きだったのではないかと、今ごろになって思う。


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命の連なりが美しい。
自然のつくりあげたカタチには、すべてに意味がある。

不自然と思えるものは、神様の悪戯か、
人間の欲とか、無知が絡んでいるのかもしれない。


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光は
揺れるもの
飛んでいくもの
またひとつ
空へ


!?

ここ最近の写真が二つあります。
でもどこかがおかしい。それは何でしょう?
(権師匠の回答は最後に!見つけるの、早いから〜)


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風速50メートル


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風がどんどん強くなっている。路上の自転車や店の看板が、アチコチで倒れている。北海道では風速50メートルになるという。人間が飛んでしまう風だ。以前、山の稜線で風速40メートルの風を体験したことがある。立っていると体が浮いて歩き出してしまうので、風上に向かってストックやピッケルで体を支え、倒れるくらいの前傾の姿勢をとる。しばらくして、風の息がみえたら、重心を低くしながら移動、非難する。風は体温を奪うので、雪や雨よりもやっかいなのだ。

こんな風に勝てるのは、裕次郎だけだろう・・・
「おい風速40メートルが何だってんだい、エ、ふざけるんじゃねえよ」

古いよなあ・・・

登れども


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ああ〜、もうこんな時間・・・
こんフレーズを、最近どれだけ使っていることだろう。
時間に追われるというのは、情けないことの一つと決めているので
かなり気分が滅入る。

いっそ、ここから飛び込んでしまおうかしらん。

ばかっ、そんなところに立っていないで、さっさと仕事を片付けろ〜

ハイッ


娘と歩く


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新宿の歩行者天国を歩くのも久しぶり


衆院選の投票の帰りに、娘を誘って新宿までのちょっとした距離を散歩した。久々の一緒の時間だった。いつ以来だろう・・・。成人してからは、初めての散歩かもしれない。空気は冷たかったが、風がなかったので、歩いているうちに温かくなった。今春に就職してからは、ゆっくり話す時間をもてなかったので、至福の時間になった。

職場の話を聞いていると、もう戦力にされているらしい。日々の業務や部のノルマも重なって大変だとグチっていたが、先輩や上司、得意先から愛されているようなので、まずは安心した。きっと何とか乗り越えていくだろう。
歩きながら、話を聞くというのも悪くない。ときどき誘ってみよう。


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いつも鞄を買っていたお店がティファニーに変わっていた!


冬至まで


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雨上がり、水たまりはいつもおんなじ場所に


一雨ごとに寒くなっていく。冬至までは後十日。「日の出は遅く、日の入りは早い」が、もうすぐ逆転する。北半球の人は、冬至の日を待っている。根室なんかでは、夏至と比較すると、6時間以上日照時間が短い。だから冬至を過ぎると、誰もが嬉しくなるのだ。雪も寒さもこれからが本番だというのに、北の人はお日様をなにより喜ぶ。

ネックウォーマー


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一日、雨模様のままで終わろうとしている。雨が降るたびに、寒さが増していくので、少しずつ重装備となる。そんなときに威力を発揮するのが、このネックウォーマーだ。ユニクロで見つけて、ひょいと買った。これがなんとも温かい。マフラーの上をいく温かさなのだ。おまけに頭まで上げると帽子にも早変わり。伸ばしたり、横にしたり、早野凡平の「ホンジャマーの帽子」なのだ〜と言って楽しんでいる。古いかあ〜・・・!

クロガネモチ


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晩秋、赤い実のなる木が多くて、何がどれやらよく分からない。この木を見てもさっぱり分からなかったので、調べてみるとクロガネモチ。なんとも縁起が良さそうな名前だ。葉っぱには艶があり、赤い実がまんべんなく付いているから、ちょっと剪定してクリスマスオーナメントを飾ると、生き生きとしたツリーになるかもしれない。

少なくても ↓ これよりは温かくなると思う・・・


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片隅にポツンと なんとも寂しい

手帳とカレンダー


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「未来は手帳に書いた瞬間から、はじまっている。」今年の「手帳の高橋」の広告コピーだ。今年も名コピーだなあ〜。「使いやすいよ」と紹介されてから、ずっと使い続けている。シンプルだけど凝っているのだ。お気に入りのボールペンや卓上カレンダーもそうだけど、使いはじめるともう手放せない。

そしてユナイテッドビーズのカレンダー。ヘルベチカボールドの数字が、その日の存在感を示すように、スペースの左上にレイアウトされている。タマ(数字)だけが整然と並ぶ、これもシンプルなカレンダーで未来を刻む。

どんな一年を刻んでいくのだろう〜。


小さい秋


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ここ三週間、ほぼ毎日のように仕事をしている。昨日も仕事の一日。運動不足解消〜と、事務所まで歩こうと思ったが、時間に余裕をもてなくて途中電車に乗った。それでも神田川沿いに、色づいた葉をいくつか見つけて、小さな秋を実感。カロリーメイトのような秋でしばらく我慢・・・。


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エノコログサ(狗尾草)


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知っていましたか?エノコログサには、犬と猫の名前がついていることを。一つは「猫じゃらし」。もう一つは「犬ころ草」。つまり犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じて「エノコログサ」。漢字を見ると、なるほど・・・。

風に揺れるエノコログサは、「犬の尻尾に猫がじゃれついている」。そんな想像をすると、この草がますます可愛い〜。


冬桜


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こんな時期に、なぜ咲かなくてはいけないのだろう。寒々しく、なんとも哀れを感じるのだが・・・。人の勝手で品種改良されたとはいえ、早生というのは気を引くけれども、心配もさせられる。


寒波


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夕べは寒かった。帰宅途中、耳が痛くなるほど気温が下がった。寒波がきているようだ。すると札幌の天気が気になるもので、「道央の天気」を見ると、雪だるまが並んでいる。今年は、根雪が早いのかもしれない。ここ数日の雨で、アササンコースは一気に葉が落ちた。神宮の銀杏並木も見頃が終わったかもしれない。

干し柿


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ちゃっかりいただいた里山の柿は



子供の頃、柿といえば冬の「干し柿」か「あんぽ柿」だった。北海道では柿が育たなかったので、こんな加工品を食べていた。だから生の柿を口にしたのは、18を過ぎてから・・・ということになる。柿の他にも、年末になると、籾殻に入ったリンゴや木箱に入ったミカンが、内地からド〜ンとやって来た。お正月には、どの家もこのミカンとリンゴが欠かせなく、玄関や台所の片隅に置かれた。

さて「あんぽ柿」だが、当時でも高価なものだったと記憶している。セロハンなんかに包まれて、きらびやかで「ワタシって、ちょっと身分が高いのよ」と主張していた。口にすると、トロッとした甘みの中から、ヌルっと種なんかが出てくるので、掌に乗せてはそのカタチに見入った。
その他にも干し芋やホッキ貝の燻製、スルメ・・・・そんなものを口にしながら、窓のそばで降り続く雪を見ていた。


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ベランダで干し柿に。それらしい匂いになり始めている


山ごはん


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休みなく働いている。昨年もそうだったが、「山仕事」で年末まで土日、休日なし(^^; のスケジュール。昨日は「山ごはん」の撮影だった。山ガール5人、オジさん3人の混成チームでレシピ9品を一日かけて撮った。昨年よりもスタッフが増え、手際よくどんどん進む。一品出来きあがるたびに試食。あれやコレヤのコメントに、料理長のH女史は、なるほど〜とメモを入れる。

この「山ごはん」がスゴいのは、一鍋で旨い料理が完成してしまうことだ。例えば、この「ポテトとイカのアヒージョ」。思わずワインはないのか〜と言いたくなる。エキスを吸ったオリーブオイルにパンを付けて食べると、まあ〜美味いのなんのって・・・。公開は来年の2月予定。