2019年2月

着ぐるみ


P2280281.jpg

開発したキャラクターが着ぐるみになって、クライアントの受付で待っていた。身長190センチ、両手を広げて140センチ。ウ〜ム・・・かなりのインパクト。空調ダクトのキャラクターで、名前は「悟空」。来週から始る展示会に登場し、三蔵法師のコンパニオン嬢と会場をおおいに賑わしてくれるはず。


goku_.jpg

手動式


P2230259.JPG
手動開閉式のカゴから


展示会の案内が友人から届く。場所は銀座奥野ビルだ。展示よりもあのレトロな建物のなかを歩ける、そう思っただけで、気持ちが向いていく。平成が間もなく終わり、昭和はますます遠くなっていくなか、昭和の匂いがつまっている奥野ビルは心が安らぐ空間なのだ。

たとえば手動開閉式のエレベータ。二つのドアには、すこし力が必要だ。閉めなければエレベータは動かないし、目的の階に着いたら、当然自分の手で開ける。
これを不便だとは、誰も思わない。停電の時のロウソクのように、ギギギという音を聞いていると、懐かしさとありがたさが沁みていく。


P2230258.JPG
インジケータは各階、デザインが違う

シンボルマーク


P2260266.JPG

昨年、五行歌の会のSさんからお声がかかった。25周年を迎えるにあたって、いろいろ相談をさせてくださいという内容だった。事務局に伺うと、主宰からなにか良い企画はありませんかと聞かれたので、即座に「五行歌の展示会全国ツアーはいかがでしょう」と答えた。

話はトントンと進んで記念のシンボルマークを創る運びとなり、主宰にキャッチフレーズのお願いをした。数日後「言葉でひらく未来」という、心に響く一行をいただいた。
うん、いい。この一行に、しばらく水を与え続けた。イメージがどんどん広がっていった。たくさんのラフを描いて、このマークが生まれた。事務局への提案書にはこう標されていた。

キャッチフレーズから広がるイメージをそのままに表現。 さまざまな言葉は、未来に向けて、光のように拡散。 五つの楕円は、人、花、五行・・・。

マークはいま一人歩きをして、いまさまざまな企画や歌会のプリントなどに活かされている。そしてSさんから昨日送られてきたのは、記念切手シート。基金に寄付をされた方々にお贈りするという。なんだか身に余る光栄。ジッと眺めてはにんまりしている。


gogyoka_25_LOGO_1.jpg

富士山の日は


PB285657.JPG.jpeg

一昨日の23日は、静岡、山梨両県がそれぞれ条例で定める「富士山の日」。そしてこの日はなんと、皇太子殿下の誕生日。つまり来年から「天皇誕生日」となって祝日となる。山好きの皇太子殿下の誕生日が富士山の日といっしょというのは、なんか嬉しい。

皇居に行ってバンザイをしなくても、白い富士を眺めて、おめでとうございますといえば良いのだ。この習慣、広がるのではないかな。


P5201007.JPG.jpeg
PB013848.JPG.jpeg
P2100078.JPG.jpeg

ホワイトスペース


DSC_0606.JPG

久しぶりにホワイトスペースが効いた広告を見た。初めは「リゼ」の文字が、右側の英会話教室と繋がっているのかと思った。しかし「医療脱毛のリゼ」とある。違う違う。眼を左にずらすと「まっさらな肌へ。」の文字が出てきた。なるほど・・・ホワイトスペースがメチャ活きている。

そのホワイトスペースを見ていると、なにやらが浮かんできた文字・・・毛毛毛毛・・・。凹なのか、凸なのか、白い文字が光の加減で浮かんでくる。あったはずの毛が消えたということか。手が込んでいる。ライバルが多い業界、印象の強い表現を狙ったものなのだろう。

はたしてホワイトスペースの効果が現れて、ケケケケ・・・となるのか。


ルビーチョコ


P2170083.JPG

バレンタインデーの日「今年はルビーチョコが人気らしい」と娘に言った。すると翌日にプレゼントされたのがこれ。ルビーチョコは高価らしくて、市松模様にミルクチョコも収められていた。

先日テレビで放映されていたチョコの食べ方を見習って、香りを嗅いでから、チョコを折って音を聞く。ふむふむ・・・切り口の香りをもう一度楽しむ。そして口に含んだら上あごに貼付けて、舌で舐め溶かしてチョコを口一杯に広げて贅沢に味わう。なるほど〜新感覚。

ルビーチョコとは?
ダーク、ミルクに続いて、ホワイトが世に出てから約80年。ルビーカカオ豆が偶然に発見されてから栽培されて製品化された。着色料もフルーツのフレーバーも入っていない、ルビーカカオ豆から生まれた種類。
味はというと、深みと酸味の効いたイチゴのような甘味、だろうか。


ルーメソ


P2160034.JPG

友人Sは「ナンジャ、これ?」と言った。下の黒板にも手書きでルーメソとある。ふふふ・・・俺は分かったぞ〜。面白いことを考えたねえ〜。大山神社の下社近くにあった茶店。


珍味


PC308435.JPG

この写真を見て直ぐに分かった人は「珍味通」だ。食べてみますかと聞かれて・・・

さて日本の三大珍味と言えばウニ(塩うに)、カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)、このわた(なまこの腸の塩辛)で、酒好きにはたまらない。しかし、ご遠慮しますという珍味も多い。たとえばホヤ、イナゴの佃煮、ザザムシ、はちのこ、へしこなどなど、何それ!?という名前も並ぶ。漁港近くではイソギンチャクやフジツボなども魚屋に並んでいるので、それはそれで素晴らしい地産地消と感心する。

話は長くなったが、この酒のアテは、鱓(うつぼ)の燻製。人生ン十年、初体験の味は・・・それほど美味いものではない、だった。脂がのった歯ごたえの良い鮭トバのような味。にごり酒との組み合わせは、失敗だった。


大山


P2160062.JPG
残念ながら富士山は霞の中だった


翌日に太股痛、翌々日(つまり今日)にふくらはぎ痛がやって来た。週末、友人S夫婦と丹沢の大山をケーブルカーを使って登ったのだが、思った以上に足腰に来た。とくに下りの階段が長くキツく、もしかしたら残るかなと思ったら・・・やはり。

伊勢原の駅のそばに好い居酒屋を見つけていたので、後半はそれを楽しみにして歩いていた。近郊の山登りは、山なのか酒なのか、それとも両方なのか、最近はトンと分からなくなってきている。なんせお店のオープンに合わせて、逆算してスタートの時間を決めている。

いかんいかんと思いながらもGOOLは、居酒屋なのである。


P2160037.JPG
P2160045.jpg
いきなりの梯子のような階段がキツい
P2160071.JPG
狛犬の替わりに竜がいた

たい焼きエレジー


PB177611.JPG.jpeg


我が事務所の周辺には、和菓子屋が多い。カステラの坂本屋、和菓子の寛永堂、大角玉屋 本店、そして加賀藩御用御菓子司 森八・・・。和菓子好きには、もう嬉しい環境が整っている。そしてなんといっても自慢は、ジャ〜ン〜!鯛焼きの「わかば」。粒餡の鯛焼き一種類だけで60年。いやはや、頭が下がる。冬になると午前中から列ができて、今やすぐには買えないのである。

そして本日、NHKの番組「ドキュメント72時間」で「冬の東京 たい焼きエレジー」として紹介される。粒餡たっぷりの鯛焼きクンに吸い寄せられる面々をトクとご覧いただきたい。


P1181024.JPG.jpeg

チョコブリ


P2090014.JPG


先週末、天然ぶりが調理されている番組を観ていたら、無性に食べたくなった。そうだ、鰤だけを食べさせる店がある。そこへ行こう。オーナーが鰤のおいしさを広めようと開いた店で、まさに鰤つくしのレシピが並ぶ。
カウンターに座り、店主と酒や養殖の話をしながら、好きな酒を呑るのが楽しい。

これは食べたことがないでしょうと勧められたのが「チョコブリ」。ミカンぶりやスダチぶりのように、餌にチョコを与えた養殖ブリだという。スゴいモノをつくるなあ・・・。
申し訳ない、今日は遠慮しておこう。


パチモン?


P2110091.jpg


「それにしても似てるわねえ」と家人が言った。先月、福岡空港で渡されたお買い物袋を見つめている。たしかに・・・。数式にしてみると、Takashimaya−kashi=Tamaya。そしてバラのイラストまで。こんなデザイン許されていいのだろうかと気になった。すぐにググってみる。

お〜なんと、玉屋さんは、高島屋主体のハイランドグループに加盟しているとある。さらにシンボルマークには「バラ」の花を採用。紙袋とレジ袋、ギフトカードのデザインは昔から高島屋と全く同じものを使用しており、高島屋のロゴの部分が玉屋のロゴに変わっただけである(ウィキペディア)。

なるほど、そうだったんだ。どちらも200年以上の歴史があるから、通じ合うものがあったのかもしれない。これでスッキリ〜、安心した。


陣馬山


P2100078.JPG

雪が止んだ。雪の富士山を見たい。どこがいい・・・やはり陣馬山だろう。というわけで、日曜日、高尾駅からバスに揺られて陣馬高原下へ。雪化粧した木々の美しさに息を呑む。まずは和田峠まで一時間、緩斜面の山道を登っていく。吐き出す息も真っ白。それがなんとも神聖な気分で、キーンとした冬山気分になるのだから、嬉しいというかありがたい。

和田峠の茶店で甘酒を呑んで、直登の階段を上がっていくと、お待ちしていました〜とでっかい富士山が現れた。


P2100086.jpg
P2100019.JPG
P2100028.JPG

堀文子さん


IMG_20180211_131021.jpg

堀文子さんが亡くなられた。100歳。群れず、慣れず、頼らず・・・
みんなひとりが寂しいといいますが、人といれば本当に寂しくないのかしら? 人は そもそも孤独なんです。名言を幾つも残された。画家も歌人も心構えは、同じなのだろうか。合掌。


極渦崩壊(きょくうずほうかい)


P2108891.JPG
そんなこと、あたし知りませ〜ん



何て読むのかと思った。「きょくかほうかい」でもいいらしい。
北半球に寒波が襲っている。北極上空を循環する冷たい空気の塊が崩れて、アメリカ大陸側とロシア側に流れ込み、先月末のシカゴは、華氏マイナス45度を記録した。そして今週末、日本も温度が一気に下がり、北海道の陸別ではマイナス30度を下回る予報が出ている。

北極の氷が溶け続けると極渦現象はより頻繁に発生するといわれている。これも温暖化と関係はあるのだろうか。


image1.jpeg
こうなるらしい

タワークレーン


P2060005.jpg


子供の頃、ビー玉を目の高さから落として、仲間のビー玉に命中させると貰えるという遊びをしていた。片目を瞑って狙い落とすのだが、これがなかなか当たらない。

四谷の交差点の信号待ちで、そんなことを思い出しながら、ビルの上のタワークレーンを見ていた。クレーンの運転手は、ピンポイントに向って滑車を下ろし、資材をフックで引き上げては、自らの階の嵩上げをしていく。どこまで上がって、どう下りてくるのだろう。

運転手の特殊技術はスゴいと思うが、なによりあの高さが平気というのがスゴい。コックピットには、トイレや冷蔵庫などが完備されているという。
どんな風の音を聴きながら、どんな街並みを見ているのだろう。


ハートマーク


PC304830.JPG

このようなサービスをされると、じつに困るのですが・・・


三代目


IMG_0138.jpg

ついにやってきました。どうしようかなあと思いながらも選んだのは、OLYMPUS。三代目となる。スペックがほぼ同じというのは、分かりやすく使いやすい。新しい機能のWi-Fiの内蔵は、スマホと連携すれば転送が出来る。その他にも手ぶれ補正やリモート撮影機能、ハイビジョンムービー、接写など、機能を確かめながら仕事の合間にスリスリしている。


待つ


P3179709.JPG

首を長くして待っているのは何だろう。花粉が終了したころの春だろうか。手術を待っている友人の吉報、友人Y君のお嬢さんの受験の合否、山の雪融け情報と出てくる。二月はきっと、あっという間に終わるのかもしれない。