ユーモア
今週、展覧会と落語を一つずつ楽しみました。出光美術館の仙がいの「禅とユーモア」、林家正雀の「独演会」です。この二つは笑いでつながっていました。それは渋い芸というか笑い、やはりユーモアかな。仙がいの説明には、「江戸時代の禅僧で日本最古の禅寺である博多・聖福寺の第123世住職をつとめ、数多くの禅画を描きながら教えを説き、民衆に愛された人物」とあります。型にはまらない自由奔放な絵と機智にとんだ言葉が掛け軸などに数多く収められていました。たとえばこんな言葉。「楽しみは 花の下より 鼻の下」「七福を一福にして 大福茶」など、ヘタウマ風の絵のなかに上手くレイアウトされています。禅を極めた先にあったのは、人生を豊かにするユーモアだったのでしょうか。一方、正雀師匠。玄人好みのホッコリと温かくなる芸風は、久々に出会った懐かしい落語家でした。やはり落語家は、年上がいいなあ〜。マクラで話した蕎麦屋への軽妙な愚痴ひとつでも、横丁のご隠居さんが話しているような穏やかな人柄で、笑いの愉しみを深めてくれるものでした。
皇居方面を眺めながら、仙がいの作品の中にあった一句、
「よしあしの 中を流れて 清水哉」を味わっていました。
※よしあしは葦のこと。良し、悪しと読むことができます。
2010年10月29日 13:36 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
おはようございます~♪
ユーモア(落語)で想い出しました!!
ボケ防止には落語が効果があると・・・
近年物忘れが酷くなって,どうしたモノかと思っていたところ,
何かのTV番組でたまたま見かけました。(数年前ですが・・・^^;)
若い頃はこのユーモアが分からなくて面白くなかったのですが,
今は楽しむことが出来る様になりました!(^^)!
きっと,“笑い”も健康や物忘れにとっても良い効果があるのでしょうね~♪
A)
笑うことに物忘れ効果があるとは、知りませんでした。
健康には、間違いなく効果があると思います。
ひどが集えば、笑いが一番。
父がユーモアのある人だったからか、父の葬儀は家族&親戚で
思い出を語るたびに大笑いの偲ぶ会となりました。
笑いで物忘れも、困難も吹き飛ばしましょう~ (^o^)/~
2010年10月30日 09:19 | blueberry
心を和ませてくれるユーモアというのは
いつの世にもいいものですね(^^♪
A)
本をたくさん読んでいるか、はたまた〜!?(^^;
タイムリーなユーモアは、場を和ませるし
その人が光りますね。
苦しくても、ユーモアひとつくらい
いつも出せるようになりたいですなあ〜
2010年10月31日 10:30 | 撫子
仙厓和尚、大好きです。
「よしあし」もいいですね。私が特に好きなのは「○△□」のお軸。
(拙作ですが…↓)
<ものごとの究極のかたち永遠(とわ)の○△□の前に佇む>
(2007年仙厓展にて詠む)
http://blog.goo.ne.jp/ezn03027/e/9ca37a51372e81f7152be73beba9577c
A)
さすが、「仙厓」と打てるんだ〜。
「厓」が打てなくて、ヒラガナにしていました(+_+)
「○△□」の絵。
見ていて、そうかなあ〜と思った作品です。
たしか、成長のカタチとあったけど、
それなら「△□○」なんではないか!と思った作品です。
作品見たよ〜お茶席のときに良いんじゃない (*^-^*)
2010年11月 1日 16:07 | 空
とってもお忙しいはずなのに、
しっかり楽しんでいますね。
これぞ、「ユーモア」を忘れない生き方かしら?
もう何十年かしたら、お互い楽しいご隠居さんに
なってそばやでおしゃべりしたいものですなぁ。
A)
そうですなあ〜おばあさん (*^_^*)
蕎麦屋でグビリ。
こんな歌作りました。
そばの生地が
のびていく
幸せも
人生も
こんなだったら
2010年11月 1日 21:23 | ぷりん
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