強風の八ヶ岳(2)
時間が経ってしまうと、あの強風も山の記憶のひとつになってしまいます。風のことは事前に察知していましたが、まさか人のカラダが浮くとは思ってもいませんでした。今回の楽しみのひとつは、雪上車で山小屋まで上がっていくこと。4WDの車から雪上車へ乗り変えてみると、ドライバーが若い女性なのでビックリです。車は大地震並の揺れを感じさせながら、急斜面の悪路をグイグイ登り、およそ20分で夏沢鉱泉小屋に到着。この小屋は、水車と風車とソーラで電力をまかなっているエコハウスです。小屋の主人が「これがオール電化です」とユーモアたっぷりに自慢するのを笑って聞きながら、「そうかこの灯は自然からの恵みなのか」と思うと自然に心が休まりました。
標高2060メートルの夏沢鉱泉小屋
翌日の登頂のために途中までロケハン。風が強くなるとは、この日は気づかず
シラカバが目を覚ましました。周りの雪が少しづつ融けています
この斜面辺りから風が一気に強くなります
枯れ草も風の強さを耐えています
読めません・・・
辿り着いた硫黄岳小屋は小屋開けしたばかり
窓の外は明かりを採るために除雪をしていますがやや暗め
翌日の下山風景。もうすぐ樹林帯に逃げ込めます
2011年5月 6日 14:51 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
山男さんに恐怖を感じさせたものとは、一体どんな魔物だったのでしょう。
植村直己さんを呑み込んだ魔物の口を、ほんの少し?垣間見られたのでしょうか。
オール電化の鉱泉小屋の明るさと、動き始めた白樺の命の温かさに
ホッとしました〜(^o^;
A)
山小屋には、懐かしい知恵や工夫、一寸した約束やルールがあって、
それは昔から変わらない、賢い生活のように見えます。
自然と暮らす知恵、そして無理をしない(^^;)ことが大切です。
ついつい頑張ってしまうのが、危ないのだ〜(反省)
2011年5月 6日 22:22 | 撫子
こんにちは!
雪の八ヶ岳、おつかれさまでした!
最後のホワイトアウトしている写真、すごいですね…
あれでは方角もわからないし地図出すのもコンパス出すのも面倒なほどの暴風でしょうし、苦労のほどが少し伝わってきます。よくご無事でなによりでした。
今度はいいお天気のときにリベンジされてください!
ヤマレコ楽しみにしていますね。
A)
お久しぶりですね。お元気!?
そうなのです〜
頑張ってヤマレコします!
今年は、アポイ岳、大山、石鎚山を予定しています。
2011年5月 7日 21:09 | minkist
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