多摩動物園(2)
お!バイク音が聞こえるゾ!
いかんいかん、昆虫館で時間を使いすぎた。もう4時。マップを見ながら、ニホンザルからワラビー、ウォンバットを回って、オラウータンからオオカミ、トラ、そしてマレーバクかな。なんとかレッサーパンダも見たいが・・・そんなことを考えながら焦り始めた。ニホンザル園には小猿が三匹いた。小猿どうしが戯れあう姿は、たまらない。一眼レフを持ってこなかったことを後悔する。どれもこれも、なんとも愛くるしい。半分回って、オオカミを見ていた時、遠くにバイク音が聞こえた。するとオオカミの動きが俄然、忙しなくなった。飼育員が、重そうなバケツを手にしてやってきたのだ。なかには餌となる牛の大きな骨がいくつも入っていた。13頭のオオカミは、右に左に興奮しながら動き回っている。若い飼育員がオオカミの生態について話し始めた。ここのオオカミは両親とその子どもたちで、親はここで生まれ、飼育員に寄って育てられたため、野生の気質が乏しいこと・・・。なるほど、どれも眼がいくぶん優しい。しかし今、オオカミたちは仲間どうしで牙を向きあっている。きっと餌が欲しくてしょうがないのだ。約15分の話が終わり大きな餌がひとつ、囲いの向こうに投げ入れられた。うなり声を揚げて奪い合いが始まる。そして次のひとつ。そこにまた何頭も集まる。次々に投げられる。何と、優しい父親オオカミがなかなか餌をゲットできない。13個のすべての餌が投げ入れられた。いつの間にかカラダの大きい長男オオカミが3個の餌を得ていた。2頭が遠目から見ている。他のオオカミたちが、ガリガリと餌にかじりついている。その音は空腹を誘うだろうに。可哀想な2頭のオオカミは、カラダがやや小さかった。う〜む、人間社会と同じなのか、反対なのか・・・。
早く餌をよこせ〜〜
話が長いぞ〜〜!
2011年8月24日 11:55 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
でました!オオカミ♪
ニャンズも好きだけれど、ワンズも好きな私としては
究極のワンズは「オオカミ」なのです。
日本人は農耕民族だから、猪や鹿などから農作物を守ってくれた
オオカミを「大神」として祀ったりしたのでしょうか。
一夫一婦制で両親仲間で子育てをする!
人は見習わなければいけませんね〜(^^♪
A)
オオカミは思いがけなく面白かったです。
旭山の影響もあって、いろんな工夫がされています。
放送で始終、アチコチで説明会があることを流しています。
夫婦、親子・・・
オオカミに学ぶことは、多いね〜。
アラスカオオカミをTVで見たことがありますが、恐ろしく迫力がありました。
ここのは、まだ可愛いです。
しかし餌の時間は別、本性がでます。
この日は、絶食の日。牛の骨はおやつ代わりだと言っていました。
アチコチの飼育員と随分と話をしました。
これも楽しかった。若い女性が多いのも、良いんだけど〜♬(^^♪
2011年8月24日 18:41 | 撫子
たのしい夏休み?が続いてますね~。
先月行っていれば、題詠の「狼」、別のもできたかも?(笑)
A)
確かに、もっと良い作品が出来たかもしれないです〜
明日は、マレーバクだ!
2011年8月24日 20:00 | 空
正面のバケツが、おかしいです。
狼も動物園で生まれると、ちゃんと
与えられたお肉も食べるようになるんですね。
見るのは、楽しそうですが、去勢されていくのは
ちょっと、残念です。
A)
この日は絶食の日で、この骨はおやつだと言っていました。
飢えも必要なことなのでしょうか。
骨の奪い合いは、野生のオオカミそのものでした。
2011年8月27日 13:42 | ぷりん
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