道を誤る
この道が誘惑をした
道を誤っていたことに気がついた。どこで間違えてしまったのか。いまなら正しい道に戻ることができる。みんなが歩くコースに戻ろう、そうと思ったが、目の前に続く道が誘惑をしてくる。しばし考えた。いままでプラン通りの道を歩いてきた。そうすることで決まった達成感があった。しかし・・・この道だって、どこかに続くはずだ。時間はまだある、ひとつこの誘惑に乗ってみようか。すると不思議な高揚感が沸き出てきた。
高尾山への道にさよならして、ウキウキした気持ちでそのまま進んでいくと、相模湖に下りていくことが分かった。この選択は間違えていなかった。むしろこんな偶然が、秋の散策を楽しくさせてくれた。人の声もなく誰とも会わないのだ。そりゃそうだろう、わざわざ都内と反対の方向に下りていくなんて、普通は考えない。ちいさな旅は、こんな寄り道が迷い道が楽しいのだ。
紅葉を見て
野いちごをたくさん食べて
イナゴくんとも遊んだ
休んでいると雲がどんどん西から流れてきた。雨になりそうだ
2011年11月 9日 12:15 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
決まりきった道よりも、迷い道で新たな発見があるかも〜。
たまには地図のない旅、してみたい♪
戻ってこられない危険もありますが・・・(^^;
A)
生還できなかった人といえば、植村直己。
行きて還っても、きっとどこか危険なところを探していたかもしれない。
計画を立てていても自然が相手だとそうもいかないねえ〜。
戻って来ない人たちの中には、旅先が気に入って住みついたという
パターンがあって、けっこう幸せに暮らしていることが多いです。
北海道や沖縄にはけっこういるんじゃないかな(^^)V
2011年11月10日 01:44 | 撫子
今日の文章、いいなぁ・・・
迷い道?に、どこか他の世界に連れられて行くような、
小さな不安と大きな好奇心に、
私も一緒にいるようなワクワク感を覚えました。
「偶然」とか「小さな旅」とかいいなぁ!
道とか、路地はそこを通る人の心次第で小さな旅として、本当に楽しめますね。
そんな楽しむことができる心を、いつまでも失くさないようにしたいと思うこの頃です。
A)
まずは、近所の歩いていない路地をゆっくり歩いてみる。
散歩の格好をしてね。そうすればゆっくり歩けます。
すると、小さな発見があります。
旅先で、もうこの道を歩くことはないだろうと思うと
切ない気持ちになることがあります。
欲張りなんでしょうか。
日本の道を全部歩くことなんてできないのにね。
とにかく旅は、歩くことから始まるのです。
2011年11月10日 10:04 | かに
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