高所恐怖症

山に登っているのなぜ高所恐怖症なのだと聞かれることがある。北穂高岳や槍ヶ岳、剣岳の垂直に近い壁を登った時に、高所恐怖症であることを強く感じた。足がすくみ心臓がバクバクするのだ。そんな時はどうしたか!?棟方志功が版画を彫る時のように、目を垂直の壁に押し当て、視界を狭めながら手と足をポイントに当てがい、ゆっくりと上がっていく。時々前後から「お〜凄い、ここで落ちたら終わりだ〜」なんて聞こえてくると、思わず深呼吸することになる。


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さてここは相模湖に続くある神社の階段。以前何度か上り下りしているのだが、改めて上から覗くと、よくこんな急階段をつくったものだと思う。目も眩むほどの眺めだ。もしここで誰かに強く背中を押されたら、下まで落ちていくかもしれないと思うと、後ろを振り返ってみたりする。神社の名前は、こんな気持ちを反映したのか「与瀬(よせ)神社」。


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相模湖駅までは国鉄時代が残っている石塀の道


コメント

その昔、パリの夜景を見に、凱旋門の屋上に登ったときのこと。
際まで行ってはしゃぐ私を尻目に、真ん中あたりでたたずむS女史の姿が…。
高所恐怖症なんて聞いてないよ~~。
通常は延々と階段で下まで降りるのですが、事情を話して
特別にエレベーターで降ろしてもらった記憶がよみがえりました。
高いところがだめなのは男性が多いようですけどねえ・・・。

A)
高所恐怖症は遺伝ですね。
父も弟そうです。
父は箱根のロープウェーの中で小さくなって下を向き、
はしゃぐ母にうるさい!と怒鳴っていました。

怖さにも数値があるのが分かりました。
遊園地ではずっと下で手を振っていました (^^;)

2011年11月11日 01:03 |

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