風車


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朝方から風がなく、裏山の風車は止まったままだった。この風車の立つ場所は、伊豆の稲取バイオパーク。風の通り道に立っているはずだから、止まっていると、なにかもの足りない。ところが、3基の大きな羽がゆっくり回り始めた。風を受けてエネルギーを生み出していく。じつに力強く、そして優雅だ。

回っている白い羽を見ていて、おかしなことを思った。太陽光を利用したソーラーパネルが、光の眩しさや暑さにじっと耐えている「おしん発電」だとするば、風車は風に向かってグイグイと力仕事をこなしていく「風にも負けず発電」なのだと・・・。相撲でいえば、対称的な横綱である、隆の里と千代の富士といったところだろうか。
いずれにしても、水車や風車のように自然からのエネルギーを活かしていく風景とは、気持ちの良いものだ。


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