2016年8月

空高く


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空の高さを感じさせる二本のタワーマンション。雲の流れが速いからか、競うかのように伸びていくような、倒れていくような感覚が生まれる・・・。


光射す


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油断のならない迷走台風が抜けていった。きっと明日は光が射すだろう。


雲ゆく


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一瞬の晴れ間。風が強い。迎賓館の上をゆく、犬のような、スーパーマンのような雲。


忙中・・・


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振り返ると夜景が美しい。ここは幕張メッセの国際展示場。昨日からDIYショーが始まった。わずか3日間のために、二ヵ月に渡ってブースのデザインを進めていた。会場のアチコチから中国語が聞こえていた。中国企業が日本をマーケットにしようと、会場にはBtoB、BtoCのブースがいくつも立ち並ぶ。この小さな国が中国のターゲットになっているのだ。
変わっているんだなあを強く実感する。


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甘鯛


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この甘鯛の前で立ち止まる。買っていこうか否か。少し前にこの甘鯛の酒蒸しを食べて、しばし呑むのを忘れてしまった。白い肉をつつき始めたら、箸が止まらない。淡白なのに旨味が凝縮されて、じんわりと舌の上を柔らかな甘味が広がっていく。ありとあらゆる箇所に詰まっている肉をツルっとはがしていくと、やがて透き通った骨の姿になった。

関西ではグジ。老舗のレシピにはこうあった。

「ぐじ」料理にはいろんなものがありますが、その最高峰とも言えるのが老舗の料亭「一子相伝 京料理 なかむら」の「ぐじの酒焼き」です。「ぐじ」は一塩ふって一晩ねかせてから下焼きをします。そして日本酒を皮に丁寧に塗り込んでから本焼きに入ります。こんがりと香ばしく焼き上がった「ぐじ」に仕上げとして日本酒の熱燗をかけ完成。香ばしい焼き加減と日本酒のいい香りがたまりません。白身もジューシーでとても柔らかい歯ごたえ、これぞ逸品です。

秋風と酒と肴が恋しくなってきた・・・。


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こちらはコショウダイの鱗焼き


須磨アルプス


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秋から春にかけてのハイキングならサイコーかも


いかんいかん・・・アルキメを二日も休んでしまった。
先週末は、神戸の須磨アルプスを歩いていた。熱かった・・・結論!夏登る山ではなかった。37度、湿度100%。水分をいくら摂っても、体から消えていく。途中でリタイアしたのだが、正解だったかもしれない。あのまま歩き続けていたら危なかった。

ただし、瀬戸内海の眺望は素晴らしいものだった。親子でハイキングには、ピッタシの山だ。タイトルはこうしよう。「瀬戸の海を背にして登る、ご機嫌ハイキングの山」


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ツクツクホウシの山とも言われていて、もうそれはセミシャワーだ

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宝塚まで歩けるらしい。但しその距離50キロ〜

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橋の入口と出口


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「きれいばし」の文字が汚れている。さて、ご存知だろうか?
橋には入口と出口があることを・・・。たとえば、この「きれいばし」から渡ると出口となる。なぜか?

橋の両端には、それぞれプレートが貼ってある。片方は漢字表記で、もう一方は平仮名表記だ。さて、お立ち会い〜〜漢字側が入口で、平仮名側が出口なのだ。なぜか?
じつは、起点となる日本橋にある。そちらに近い法が入口で、遠い方が出口。じつに分かりやすい。これって、江戸情緒?


熱海湯


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神楽坂の路地裏に、昭和情緒漂う昔ながらの銭湯「熱海湯」がある。銭湯は久しぶりだ。大人460円か・・・半世紀以上も昔、15円を握って銭湯にいったことがあった。上京してからは、しばらく銭湯通い。終電に近い電車で帰り、慌てて銭湯に飛び込み、掃除している横で体を洗っていた。その銭湯で初めて話をした同じアパートの住人は、同じ志の仲間であることが分かり、今でも付き合いが続いている。

熱海湯は宮造りの銭湯で、中に入るとペンキ絵の富士山がドーンと裸の男女を見下ろしている。ここは熱めの湯が名物と聞いていたが、なるほど熱い。静かに息を吐きながら、深く浸かる・・・大学生数人が入ってきた・・・一人が足を入れて「アチ〜」「めっちゃ熱い」。大騒ぎとなる。

君たちねえ、この程度の熱さで驚いちゃいかんよ〜。グッと我慢していれば、じんわりと湯が体を解していくのだ・・・人生、ぬるま湯ばかりではないのだ〜〜でも、たしかに熱かった・・・


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終わらない夏


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FBには「少年の夏」と題して、子どもたち、そして虫と花の写真をアップした。何のことはない。自分をそのまま重ねているのだ。

夏の終り、陽射しを受けながら、ふと風を感じた。あれだけ強かった陽射しが弱くなっているようで、なんだか寂しく思った。ゆっくりと夏が去っていく。
少年は、いつのまにか心身共にひと回り大きくなっていた。


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カマキリが現われはじめ

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イナゴも見かける

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擬態の主、ななふし。足が一本なかった


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そしてこんな珍しい虫を見つけると「新種かもしれない」と捕まえてはドキドキしていた


終戦の日


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子どもたちが夏の陽射しをいっぱいに浴びて遊んでいる。こんな姿を見ていると、嬉しくなってしまうのは何故だろう。拓郎の夏休みが聴こえてきて、あの夏が蘇ってくる。ここは高尾山の城山茶屋の前。この時期、トンボや大型のアゲハが空を飛び交い、蝉がワシワシと啼く。雲も少しずつカタチを弱くして、そろそろ衣替えだ。

ORMACの仲間と大垂水から南高尾を上がって城山へ。下山は涼しい日影沢を歩き高尾駅へ。そこから中央線に揺られ、神楽坂の銭湯「熱海湯」の熱い湯に浸かり、居残り隊と合流してビールで祝杯をあげるという、庶民的な贅沢コースの一日を過ごした。


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見よ!この高さを!

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コーラ味のシロップをかける

蔭は涼し


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まるで生き物のように 陰が 壁で息をしている
淡くなったり・・・濃くなったり
ふわっと ふくらんだり
ときおり風まで 仲間に入って・・・
ふるふるふるる


鳩の巣


P8070826.JPGのサムネール画像

フラフラしながら歩く・・・すっかり生い茂ったハナミズキを見上げると、鳥の巣がある。さらに回りこんでみると、鳥の尾が・・・たぶん鳩だろう。
暑くて、出たくないよねえ〜


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蝉時雨


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昼間の暑いなか、アササンコースを歩いた。木蔭は気持ちよく、風が吹き抜けると暑さはいくぶん和らぐ。但し、蝉たちが黙ってはいない。これでもか〜と啼き叫んでいる。とくにミンミンゼミの啼き始めは、驚くばかりの声で、思わず後ずさりした。立秋は名ばかり・・・ヒグラシが恋しい。


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やっと見つけた〜! セミダブル

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こちらも見っけ〜! セミリタイア 違うか?


神代欅


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この前を通ると誰もが見上げる、御岳山の誇る「神代欅」。幹廻り8メートル、樹齢一千年だから屋久杉クラスの寿命だ。数年前まで幹に穴が開いていたが、優しい樹木医が綺麗に治してくれた。


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レンゲショウマ


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昨日は、取材で御岳山にいたので、アルキメはお休みでした。
このクソ暑いのに、御岳山かよ〜とグチりながら、昨日は朝早く家を出て、御岳の山頂駅に着くと、まあ〜これが涼しいのなんの・・・。都内よりも5度以上は低かったのではないだろうか。平日なので人は少ないかといえば、御岳山はいまレンゲショウマ祭の真っ盛り。カメラを持った人が多かった。

「昔は、草と一緒に刈っていたもんです」とバスの運ちゃん。それが時が経つに連れてレンゲショウマは「日本一の群生地」となり、週末には臨時便のバスが増発されている。毎年見ていると、その可愛らしさがだんだん分かってきた。可憐で瀟酒な姿は、カメラ映りもよろしく、リピーターが増えていくのも、なるほどねえ、なのだ〜。

トンとご覧あれ。


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なんだろう?シロバナツリガネニンジンだろうか

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山百合も見頃


小さな天才たち


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12才(タイ)

ここに紹介した作品は、地球環境をテーマに世界の子どもたちが描いたものだ。発想、大胆な構図、自由な色使い、愛情のこもった生き物たちへの配慮、そして細やかさ、環境意識を超えた思いなど、どの絵を見ても子どもは天才だ〜としみじみ思った。
あ〜かなわない・・・。


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ブドウを採る少女、6才(ロシア)


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ブルガリアの9才、構図、色使いが素晴らしい


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ポルトガルの7才、なんと大胆なトリミング〜〜!


一夜のシンデレラ


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夕方、白い花の蕾を見つけた。薮に絡みついて、ひょいと蕾を伸ばしている。いけないと思いながら、指でポンとはじいた。すると、みるみる開いて、白い糸を伸ばし始めた。レースのように折りたたまれていたのだろうか。気のせいかどんどん広がっていく。カラスウリの仲間かもしれない。
これも一夜の花・・・妖しく神秘的な開花が始まるのかもしれない。


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