日本画アワード




昨日、山種美術館へ「日本画アワード」を観にいった。山種・・・山だね、というわけで山に、縁があるのかもしれない。学芸員のKさんから丁寧なお手紙を頂いていた。「日本画アワード」は、三年に一度の新人の登龍門として企画されているもので、将来のある画家の発掘と奨励を目指している。

今回大賞を取られた作品は好かった。「ゆめうつつ/京都絵美(みやこえみ)」。深い青の世界に佇む女性・・・色はこんなにも豊かなのか。構図、色彩、技法、どれも素晴らしく、しばらく幽玄の世界に身を置いた。
山種美術館は小さな美術館だが、日本画をゆっくり楽しむにはとても良い美術館だと思う。スペースに合った作品の数がちょうどいい感じで、見終わった後に疲労感はない。そして一階「カフェ椿」の和菓子も楽しみなのだ。

7月に入ってからは、江戸絵画を一挙に公開する「江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ」が始まるので、これも見逃せない。こんなユニークな企画がある。お得かもしれない。


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この時期に相応しい「初ほたる」。ポンと灯りが一つ


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行くたびに買ってしまう土牛の「醍醐」の絵葉書


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