2017年2月

TAKAO 599 MUSEUM


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大都心のすぐ近くにこんなにも自然豊かな山がある。高尾山。世界広しといえど、都心からわずか一時間あまりで森の中に入れる山なんてあるだろうか。たくさんの哺乳類、植物、昆虫、野鳥と四季折々に見ることができる。

そんな様子をこの「TAKAO 599 MUSEUM」で体験した。入館すると、タイミングよく高尾の四季の映像が始まった。4台のカメラが大きな壁面いっぱいにイキモノを映しだす。約15分間だけど、高尾山の素晴らしさを再認識した。


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草戸山


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近くて人の少ないコースはないかと山地図を見ていたら、20年ほど前に歩いた草戸山を見つけた。アクセスが良く、高尾山口から歩いていける。どんな山だったかは、すっかり忘れていた。
日曜日、この辺りだろうと登り始めた山道は、コースを外していた。たぶん遠回りをしている・・・まあなんとかなるだろう。30分ほど登ると尾根道にぶつかった。東海道自然歩道だ。よく整備されていて道幅が広い。裸木ばかりの山は見通しがよく、眼下に津久井湖、城山湖を見渡せた。
低山歩きの幸せ・・・風がない南斜面の道を歩いていると眠ってしまいそうなくらい気持ちがいい。スミレや野バラが、もう咲き始めていた。ひっそりと、山のアチコチで春が始まっていた。

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ため池の城山湖

草戸山はわずか364メートルだが、アップダウンの先にある山


二月が逃げる


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これをアップして今週を終わろう。二月は逃げるとはよく言ったものだ。気がついたら金曜日。一昨日あたりが金曜日であったようなおかしな感覚。大丈夫だろうか。歯ばかり磨いているような、駅の階段ばかり上がっているような、伸びをして、欠伸をして・・・「ときをためる」どころか、ため息ばかりをためている日々。何とかせねば〜〜〜


富士山の日


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「昨日は、2・22の「猫の日」で、今日は「富士山の日」です。東京新聞に出ていました」と事務所のY君が言っていた。そうだ、ダイヤモンド富士を見ようと思っていたのに、今年は忙しさに追われて失念した。山に登れば、いつだって富士山を探している。
富士が顔を出していると、安心するのはなぜだろう。


コゲラ


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コゲラがいた。キツツキの仲間で、漢字で書くと小啄木鳥。つまり日本のキツツキでは最も小さい種類だ。木を垂直にピョンピョンと上がっていく。ときどき木の幹を突ついているのは、虫を探しているからだろう。葉っぱがないこの時期、見通しが良くなるので鳥の観察には好都合だ。倍率の高い双眼鏡を持っているのだが、首からぶら下げて山登りをしていると重さが気になり、最近は小さなカメラだけだ。


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桜の木に空けた穴、これは誰の仕業?


サイコロキャラメル


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このキャラメルは、かつて全国区だった。1927年に製造を開始してから約90年間、おやつに遠足のお伴にと、多くの人に愛されてきたが、明治は昨年、製造を中止した。残念だなあ〜と思っていたら、北海道の道南食品が、製造・発売を再開。よしよしとお土産に買って保存しておいた。

山歩きの休憩中にこれを皆さんに配ると、懐かしいなあ〜と歓迎され、後半の元気に繋がった(ようだ)。


青梅丘陵


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ホームには懐かしいより古い映画の看板が


毎月の山の会、ORMACの山歩きが34回目を数えた。今月は青梅丘陵。高さよりも距離に挑戦ということで、低山の尾根をのんびりと歩いた。風がなく寒くもなくの週末、軍畑から青梅までの約10キロちょっとを全員が完歩。イエ〜イ!

到着の青梅は魅力的な街だ。街を上げて昭和を演出しているので、タイムスリップしたような気分になる。映画ポスター、古い建物や看板・・・古い人には懐かしく、新しい人にはたぶん新鮮。時間があれば、もっとゆっくり見て歩きたい街だ。


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駅の待合室だってレトロ

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鉃道公園には懐かしい車輌が展示されている

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駅のすぐ上にあったカフェ

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なぜか赤塚不二夫も青梅なのだ〜

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コースで一番高い雷電山

春一番


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今日春一番が吹いたそうな。春一番といえば、やはりキャンディーズ。キャンディーズといえば、スーちゃんかな。スーちゃんといえば、釣りバカのスーさんこと三國連太郎。三國連太郎といえば、なぜか太地喜和子。太地喜和子は芸者ぼたん役で、寅さんと出会う。寅さん、いつものようにもめにもめて、最後はさくらのお出まし。ということで、さくらあんぱん「酒種桜」。苦しかったなあ・・・

中村屋ではなく木村屋だぞ〜で、方向修正となった次第。


春めく


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これはたぶんコブシ。フワフワとした冬芽が、日ごとに脹らんでいく。ある日、桜よりもやや早く、空に向って白い五片の花びらを広げる。


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散る前に、河津桜も何とか見られた〜♬


帰化植物


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寒空の下、震えるようにして咲いているのはセイヨウノダイコン?。わずかな光を受けて、いち早く咲こうとしている。これは帰化植物だろう。環境に適合していくモノは、どれも逞しい。


チョコより猪口


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こちら、ホワイト猪口


「男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす」。こんなことが、もしかしたら起きているかもしれぬ今日は、バレンタインデー。恋する感情のままに、チョコレートを贈られて、のっぴきならぬ人のチョコの味はどんなだろう、などとと思いながら、義理チョコを齧っている・・・。


蝋梅


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蝋梅がもう終りですと聞けば、そんなに時間が進んでいるのかと、焦ってしまう。それは、春の到来を梅よりも強く感じるからかもしれない。すっかり開いてしまった花に近づくと、フルーティな甘い香りが残っていた。蝋梅は下向きに咲くので、匂いを嗅ぐときには、ちょいと背伸びをすればいい。


濁り酒


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入口に「雪っこ入りました」の張り紙を見て暖簾をくぐった。暮れから濁り酒にはまっていて、「冬期限定」の表示なんかを見ると、心が動く。カウンターに座る。客はいない。息子と親父、二人で切り盛りしているようだ。店内がキリッと締まっている。

濁りの話をすると「ぜひこの酒を呑んでほしい。東日本大震災のときに津波で流された気仙沼の酒蔵で、親子で応援していて、ここの酒だけを仕入れている」と云う。
呑もう。呑むことが応援に繋がるなんて、素晴らしい。
活性原酒「雪っこ」は、とろっとしているが、酵母が醸し出す深い味わいに上品さがあって、ため息ついて魅せられた。アルコール度数20度と高いので、一人二杯まで。ザンネン・・・

カウンター越から眺める無口な父さんの姿が格好いい。出されたいわしの刺身の美しいこと、美味いこと。毎日河岸に行っているのだろう。肴どれもに、ウン、と頷いてしまう冴えがあった。いい気分になっていくと、ポツポツやって来た地元の人たちで、カウンターはいつしか一杯になった。やはり愛される店なのだ。路地の奥にこんな好い店があるなんて。太田和彦の気分になって店を出た。


万年青


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万年青を「おもと」と読める人は少ない、と思う。この冬、見慣れた葉っぱに赤い実がついたので、万年青だと分かった。といっても、実を見るのは初めてだ。よく分かったものだ、と自画自賛。
万年青は、古典園芸植物の一つで、江戸時代に日本で育種、改良され、独自の発展を遂げた園芸植物。これを初めて見た時、こんな葉っぱが、園芸家や愛好者層の間で珍重され、高く売り買いされていたとは、到底信じられなかった。愛好家とは分からないものだ。


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これが万年青


東風吹かば


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東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花・・・昨日今日と風が強い日だ。アササンコースの梅が、足を止めさせる。北は雪だというのに、梅の香りに酔いしれていて良いのかと、幾つになっても思う。雪かきもせずに、なんだか申し訳ない。



これなに?


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立ち止まった。何かを暗示させるかのような水の跡。落とした手袋、口をぱくぱくさせている影絵、ゴリラの跳び箱。イメージすることは、人生を豊かにすることなのだあ・・・さあ、帰ろ。


冬の日


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なつかしいなあ、こんな空。北国では、時おりこんな曇り空から雪が舞い降りてくる。太陽の陽射しの前を雪が流れていく光景を美しく思う。
長く降り続かないことが分かっているので、天使の階段を見ているような気分でついぼんやり見てしまう。

卒寿


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今年、母が卒寿になるので、そのお祝いに、味わいが深く旨味が沁みる北の干物を贈ろう。というわけではなくて、妹から送られてきたアルバム数冊と一緒にこの三つが入っていた。
卒寿の記念に何かを・・・と考えていたときに、偶然に観たNHKの「ファミリーヒストリー」・・・そうだ! 母の足跡が分かるアルバムを作ろう。

弟と妹、伯母さんらにもお願いをして、写真集めから始めた。NHKのファミヒスとおんなじ。この人は誰だ、そこはどこだ、母がこんなに美しい・・・心ときめく写真が、次々に飛び込んでくる。すべてのシーンを母は記憶しているのだろうか。幼なじみであれば、覚えているのかもしれない。でも聞くのは、出来上がったアルバムを開いてからに・・・。

たった一枚しかないモノクロ写真をスキャナでデータにしていく。親父が生きていたら、泣くんじゃないか〜、というような写真も見つかったりして、不思議な時間が始まりそうだ。


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皆が好きなこの写真、シャッターを押したのは私らしい。妹が可愛い


野焼き


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畑のなかに奇妙な丸が四つあった。はて?ミステリーサークルか!!なんて思ったけど、野焼きの跡だろう。秋から春にかけて、畑からでた枯れ草や野菜クズなどを燃やしている風景は、日本中どこでも見られた。その匂いには、なんか郷愁があって好きだったなあ。
ところが近隣からクレームが出るようになった。枯れ草や葉だけを燃やすならいいのだが、農家はビニールやゴム製品などもいっしょに燃やしてしまう。あの臭いは酷い。近隣からの通告、消防署からの指導、自粛・・・いまは法的にも規制されていることもあって、都心部ではほとんど見ることがなくなった。
野焼きの跡を見て、匂いを嗅ぎに旅に出たくなった。
たとえば遠野辺り・・・。


とりあえず


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今年の年賀状のご挨拶は「とりあえず おめでとう」にした。正月くらい素直におめでとうで、いいだろう・・・分かっている。
けれど、理由がいくつかあった。

1)今年の正月は、曜日の関係からとても短かい
2)年を重ねる毎に、時間が早く流れていくが、どうかな?
3)トランプ政権で、どうやら日本はキツくなりそうだぜ
4)まあ、とりあえず、ビールで 乾杯!

こんな気分で「とりあえず」として、我が家、事務所、そして歌会用にデザインをアレンジして、三種類の年賀状を作った。
いただいたお年玉付き年賀はがきの当選番号を確認すると、現金10万円は当たらなかったけれど、とりあえず切手シート4枚をいただいた。