2021年6月
「七夕にお願いを書いていたら、父親が、夢なんかもつな、目的をもちなさい」「小学生の子どもにですよ、すごい父親でしょ」。
フジテレビ「とくダネ」の元司会者、小倉智昭氏のお話。吃音で悩んでいた少年時代に、父親に「夢なんてもつな、目的を・・・」と言われ、努力を重ねて吃音を克服し、テレビの前に立つようになった。
「目的」といえば、大谷正平。彼が15歳の時に作った「目的達成シート」を改めて眺める。
ここに書いてあることは、もう身に付けているのかもしれない。たとえば「メンタル」をアップするために →「一喜一憂しない」「仲間を思いやる心」「頭は冷静に心は熱く」・・・その他、多くを達成するために、彼は言葉にして、そして実践してきたのだ。
凄いは、突然生まれない。
今日もホームランをかっ飛ばした。
夢と目的。この違いを考える、今日この頃だ。
2021年6月30日 11:11
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歩キ眼デス3
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最近よく目にする花、コンロンカ
「全然、大丈夫」。こんな言葉を聞いたのは、ずいぶん前だ。
娘が、中学生くらいの頃だろうか。おかわりは?と聞けば、「大丈夫」の答が返ってきた。「!?」。一瞬、分からない。食べなくていいのか?と念を押せば「全然、大丈夫」。
全然は、否定形につく言葉と思っているから、すんなりと入ってこなかった。その後、時間がかかったが「全然+肯定」のあり方が少しずつ身に付いてきた。
美味くないだろう?と聞けば、「ぜんぜん、美味しいですよ」。
う〜む、なにか抵抗があるんだけど、優しくも聞こえてくる。
時代と共に、言葉が変化している。
2021年6月29日 15:14
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週末は、神楽坂の赤城神社で落語会を楽しんだ。誘ってくれたのは、友人のY師匠。人気の菊之丞、正蔵、三三という三人会で、80名限定のチケットは、あっという間に売り切れた(そうだ)。三人の演目は、どれも知っている噺だったので、ゆったりと聞けた。
正蔵は、いい歳を重ねている。「ねずみ」の左甚五郎は、そこはかとなく人間味、人情味があって引き込まれた。これから贔屓になって、しばらく追っかけてみようかと思わせる一席だった。後10年でどれほど変わっていくだろうか。楽しみが一つできた。
新しい赤城神社は、隈健吾氏による建築デザインでモダンに生まれ変わった
2021年6月28日 16:56
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北海道といえば「食べる」が楽しみの一つ。初日は、小学校時代の友人と会って、イコロの森で大好きなスープカレー。揺れる樹々を眺めながら、仲間のこと、花のこと、家族のことを語り合いながら・・・ココナツミルクで抑えられたカレーの辛さと野菜のマッチングがよくて、ペロリと平らげた。
二日目は、中標津のパスタレストランで「トウキビ、ベーコン、チーズの入ったミートソースパスタ」。ドンと大盛りでやって来た。美味しかったのだが、なんせ量が半端なく、完食できず・・・無念。
旅先では、酒蔵と市場をよく覗く。市場では、まず魚だ。ありました・・・トキシラズ。地元ではトキ(時)と呼ぶ。一尾19,800円。いい値段。美味いだろうなあ〜と思いながら、その大きさに魅了される。
最後の日の食事は、釧路駅の近くで唯一開いていた食堂に飛び込む。健さんが出てきそうな、創業70年という歴史のある雰囲気のなか、頼んだのは、外れはなかろうと消極的選択で「鍋焼きうどん」。昭和31年に釧路にきたというおばちゃんは、いろいろ語ってくれる。「この鍋も70年使っているんですか?」と聞く。「そうだわ〜」と返ってきた。
エビ天、卵の代わりに、麩とナルトがそれぞれ二つ入っていた。「まだ子どもが食べてるでしょうが〜」、北の国からの五郎さんの声が聞こえてきた。
釧路は夏でも20度を超える日が少ないという
2021年6月25日 19:55
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道東の花は、どれも淋しげな感じをうけた。そのなかでも、初めてお目にかかったリシリヒナゲシ。雨があがると、淡いクリーム色の花びらが開いた。風に揺れるさまはポピーそのもの。これが野の花なのと、思えるような気品に溢れている。日本で唯一の野生のケシの仲間だ。
そして、マンテマ。調べるとサクラマンテマか。別名はフクロナデシコ。なにか、タスマニアの動物を思わせるような名前。サクラソウのような花が咲く。
これは野付半島に咲いていた。エゾフウロに似ているが、花びらのカタチ、スジの具合が違うようだ。
スズランは、北海道では雑草と同じ扱い。生息範囲をどんどん広げていく。
クリンソウ。多年草で、水の多いところを好む花。年を追うごとに白くなっていく。
野付半島に咲いていたセンダイハギ(千代萩)もどこか淋しげ。
2021年6月24日 17:55
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やがて上高地の大正池の樹々と同じように朽ちて、消えていくのだろう
傍の林まで飛んできた郭公の声、エゾハルゼミの涼しげな鳴き声が、まだ耳に残っている。道東、中標津に三日間、来年のカレンダーの写真を探しのため、写真家、久保敬親氏の膨大な動物写真コレクションと向き合ってきた。
すぐ近くに感じる北方領土の島々
西に目をやると知床の山々が見える
久保氏とは以前、四谷に事務所を構えていた頃からのお付き合いが続いている。写真選びの合間に野付半島の「トドワラ」と水平線が丸く見えると云う「開陽台」へ連れていっていただいた。
開陽台からの景色は、360度ほぼ一直線
水平に続く景色を見ていると、ドアツードアとか、キャパシティなんて言葉がぶっ飛ぶ。ここにあるのは、永遠を思わせるような眺めと、ゆったりと流れている悠久の時間だけだ。
2021年6月23日 16:55
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野の花が、暮らしの中にあると、こころが華やぎ、穏やかな時間が生まれる。近くを散歩して、花を摘む、そんなことができる地に住みたい、と常々思っているが、いつかそんな日がくるのだろうか。
山百合が、オニーさんと呼び止める季節
明日から火曜まで、北海道にいます。
2021年6月18日 16:27
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花が咲きはじめると大型の蝶が吸蜜にやってくる。それぞれにお気に入りの花がある。
アサギマダラは、フジバカマが好き
キバナコスモスには、アオスジアゲハ
ヒメジョオンにジャコウアゲハ
オナガアゲハはウツギの花
2021年6月17日 16:49
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田んぼを眺めながら思った。コシヒカリが米の一番、と思っていたら、いまや北海道のユメピリカやナナツボシといった、ブルートレインみたいな名前の米が生産を伸ばしているという。温暖化で米どころが北海道になるなんて、半世紀前には想像もつかなかった。
東北や北海道では、数年おきに冷害を繰り返していたのに、いまや酒蔵まで転居している。やがて、美味い酒も北海道となるのだろうか。
2021年6月16日 16:49
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天敵に見つからぬよう子スズメはじっと動かない
自然界は、いま子育てのシーズン。子スズメが枝に止まったまま動かず、親が運んでくる餌をじっと待っている。親鳥は、まだ遠くへ飛べない子の口へせっせと餌を何度も運ぶ。他の枝に止まっている子スズメの口にも公平に。食べても食べても、餌をねだられて、母さんスズメは大変だ。
この季節は、虫も多く孵化するので、セキレイやツバメたちも、忙しなく川面を飛び交っている。
2021年6月15日 15:34
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栗林からは濃密なニオイが漂ってくる
いよいよ関東地方も梅雨入り。今年は遅いなと思っていたら、平年より一週間程度という。雨不足の不安から開放され、ホッとする人たちが多いのではなかろうか。
空気が重く感じるからか、たいした仕事をしていないのに疲労感がある。体調を崩さないように、のんびりこの季節に体を合わせていこう。
2021年6月14日 18:23
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関東地方は空梅雨なのだろうか。雨が欲しい、居酒屋の喧噪が恋しい。あと10日、待って、待たされて、また、ひじ鉄を食わされるのだろうか。
カアチャン、オナカスイタ〜〜
ハイ、オアガリ〜
2021年6月11日 18:17
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ガラガラのMt.TAKAO号で読書タイム
高尾山に向かうときは、新宿から高尾山口駅までノンストップで走る特急「Mt.TAKAO号」を使うことが多い。この電車を利用してみると、乗客が少ないことと、そして旅気分が味わえることが分かった。
特急料金が別にかかってしまうが、これも旅気分に加えれば、いつもの高尾山に特別感が生まれてくる。
2021年6月10日 17:47
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その昔、作詞家の松本隆が書き上げた青春小説にこんなタイトルがあった。「微熱少年」。このアオオサムシを見つけると、小学生のあの日に見てしまった「オオルリオサムシ」に繋がっていく。
小学校三年の夏、山で見かけた瑠璃色の虫。青い輝きを放ちながら、山道から草むらへ逃げ込んでいった。その虫の名をどうしても知りたくて、近くの大学の構内に入り込み、標本の中から北海道にしかいないというオオルリオサムシを見つけた。
暇さえあれば、大学の標本室に通い、穴があくほど眺めていた。もう一度見たい、捕えたいと、短い夏のほとんどを一人で山に入って、探した。翌年の夏も、その次の夏も。そして中学校に入学した最初の夏に、隣りのクラスの男子が甲虫の標本を自由研究として出品した。そこに虹色のオオルリオサムシがいた。
驚きとあれほど探しまわったのに見つけられなかった悔しさのようなものが沸いた。その彼と話をした。生態や学名まで知っている知識に愕然とした。上には上がいるのだと知った。
どうして、あんなにも熱を上げてしまったのか。瑠璃色を見ると、あの夏に繋がっていく。
微熱少年にさせたオオルリオサムシたち
2021年6月 9日 17:17
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アジサイの原産地はニッポンで、ガクアジサイだそうです
サッカーの国際試合やテニスの四大大会で、よく耳にする言葉が「ニッポンの◯◯◯」。一昨日の全仏オープンでも「ニッポンの錦織圭、最初のセットをダウンしました」とアナウンスされた。
この「ニッポンの」は、脳の何かを刺激するのだろうか。耳にすると、僅かながらアドレナリンが放出される。この場合「ニホンの」ではなく「ニッポンの」、この半濁音がクセモノだ。
「ニッポンの」を聞くと、普段は眠っている「国威発揚細胞」が刺激され、ここぞのシーンで連呼されると、ムクムクと起きだしてくる。
「サッカーのような団体競技であれば、「ニッポンの」も分からないではないが、テニスの錦織選手は、ひとり孤独に戦っているわけだし、そんなこと云われなくたって分かる。
そして錦織圭は、べつに日の丸を背負って戦っているわけではない。
まあ戦略的に使用されていると思うが、「ニホン」と「ニッポン」。いろいろ考察してみると面白いかもしれない。
♬ お知らせコーナー
歩くことで、自分と社会が健康になっていくプロジェクト「歩ランティア」に参加しませんかというお誘いです。
日本山岳会では創立120年を記念して「日本の山岳古道」を調査し公開する活動をすすめています。その活動を応援していただく企画が、「歩ランティア」。歩くことで、健康を促進し、『古道調査活動』を応援できます。スマートフォンからぜひご参加ください。
https://www.kao.co.jp/healthya/product/monitoring/
よろしくお願いいたします。
♬ ご報告
ニッポンのではありませんが、事務所のYくんの甥っ子が、朝日アマチュア将棋名人戦で四連覇を果した。すごい快挙であり、じつに嬉しいニュース〜♬
2021年6月 8日 14:23
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ハマスタ名物のマグロ丼を食べ終えると、雨が上がった
昨日は、横浜ベイスターズファンのI君と共に、先月の神宮の敗戦をなんとしてでも振り払おうとハマスタまで応援に行ってきた。球場に着くと、ベイブルー姿のファンがひしめいている。いやがおうでもボルテージが上がってくる。
横浜球場ライトスタンドウィング席・最上部からほぼ一杯に入った観客席を眺めて思った。ファンとはありがたいものだと。コロナ禍であろうが、贔屓チーム応援のため、小雨が降るなか、早くに席について応援の準備をしている。
ベイの久保元投手とロッテの里崎元捕手との一打席対決があった
ハマスタの名物「マグロ丼」とコーラで腹ごしらえをしていると、応援歌が流れ、チアガールが踊り、選手紹介の映像に拍手が起きる。まるでコンサート会場のような盛り上がりだ。小雨が上がった。ベイの先発投手は、待ちに待った今永! さあ、行こう!
この日も終盤になってから、押さえ投手が打たれ、同点に追いつかれる。まさかまたかのあの歌ように・・・しかしこの日は違った。九回、ツーアウトからの大和のレフトフェンス直撃のヒットが生まれて勝ち越し〜、今期初めてのサヨナラゲームとなった。
思わず、バンザイをして周囲のファンと歓びを交わし、I君とハイタッチ。勝負は最後まで分からない。交流戦、なんと同率首位。一瞬でも、いい夢を見せてくれた。
試合が終わって、恒例の勝鬨花火が上がった
2021年6月 7日 15:47
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コートの外も騒がしい
全仏オープンテニスを眠い目をこすりながら、深夜まで観ている。全豪であれば、タイムラグは無いのだが、フランスは約7時間。贔屓選手と同じ思いを抱えながら、最後まで観てしまい、睡眠不足〜。
明後日は、横浜でベイスターズ戦! こっちも応援するぞ〜!
2021年6月 4日 19:02
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ひょいと潜ると・・・
昨日、空梅雨と書いてからふと思った。六月は旧暦でいう水無月。雨の季節になぜ、こんな名前なのか。不思議に思って調べたら「無」は「の」と読む助詞の役割とある。つまり「水の月」。なるほど・・・単純に納得。とすると、神無月も同様に「神の月」か。
雨の音を聴きながら楽しむものに、もの想い、読書、お茶と水羊羹、菖蒲園の散歩、そして旅の計画などがある。
嫌いだった梅雨の季節が、心を落ち着かせるものなのだと感じるようになったのは、時間が作ってくれた余裕なのだろう。雨が降りはじめると、窓を少し開けて、雨音を楽しんでいる。
心配して親を捜すカイツブリの雛三羽
天敵に襲われずに成長できるのは僅かだ
カワウは襲わないのだろうか!?
2021年6月 3日 17:09
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時節がら、触れてはいけないと分かっていても・・・
山でもマスクをしている人が大半だ。人の少ない山道では、マスクをせずに登っているが、すれ違うときだけ、アゴのマスクを装着する。このスタイルが増えている。
先月、マスクをせずに登っていると、タオルで顔を隠してすれ違っていく人がいた。こちらに非があるようで、とても不愉快な気分になった。
「そこまですることはないだろう」と思わず振り返ったが、いろんな人に対応しなければいけないのだ。すれ違うときだけマスキング。
山の新しいマナーになりそうだ。
今年の関東地方は空梅雨だろうか。乾いたアジサイが雨を求めているように見える。
2021年6月 2日 16:55
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コロナも怖いが、マムシも恐い
事務所から我が家までは、5.2キロ。週にほぼ一回、徒歩で帰宅している。かなりのスピードで歩くので、約一時間で到着。コースを色々変えていたが、今はほぼ決まったコースになった。
昨日は、青春時代にお世話になった新宿三丁目の居酒屋街、ここをを抜けるときに、思わぬ光景に出くわした。多くの店がアルコールを出している。それも堂々と。もう我慢の限界ということだろうか。
泣く泣く店仕舞するよりも、たとえ咎めがあってもということか。複雑な想いを抱えて通過した。コロナに追い込まれた人たちの苦悩は計り知れない。「限界」という言葉をよく耳にするが、見えない敵に蹂躙されていくような感覚はストレスを生む。遅れるワクチン接種、進めるオリパラ開催が、イライラを募らせる。折り合いをつけていく難しさを感じる。
日本人は我慢強い。これは自慢していいことなのだろうか。
2021年6月 1日 16:53
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