道東の旅
やがて上高地の大正池の樹々と同じように朽ちて、消えていくのだろう
傍の林まで飛んできた郭公の声、エゾハルゼミの涼しげな鳴き声が、まだ耳に残っている。道東、中標津に三日間、来年のカレンダーの写真を探しのため、写真家、久保敬親氏の膨大な動物写真コレクションと向き合ってきた。
すぐ近くに感じる北方領土の島々
西に目をやると知床の山々が見える
久保氏とは以前、四谷に事務所を構えていた頃からのお付き合いが続いている。写真選びの合間に野付半島の「トドワラ」と水平線が丸く見えると云う「開陽台」へ連れていっていただいた。
開陽台からの景色は、360度ほぼ一直線
水平に続く景色を見ていると、ドアツードアとか、キャパシティなんて言葉がぶっ飛ぶ。ここにあるのは、永遠を思わせるような眺めと、ゆったりと流れている悠久の時間だけだ。
2021年6月23日 16:55 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメントの投稿