2023年11月

もう一週間


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最後のブログから一週間が経っていた。早くアップしなければと思いながらも、慌ただしさに押されて、怠ってしまった。馬力が無くなったのだ。

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いい夫婦(11・22)の翌日23日に、友人で敬愛するジャズベーシスト、秋山幸男さんが今年度のジャズ大賞を受賞された。過去の受賞者には、クラリネットの北村英治、サックスの原信夫などの蒼々たる演奏者がいる。
御歳96才、いつまでも現役、あやかりたい。


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そして翌日は、和食の日。制作した広告「人生100年の時代に向けて」が、新聞に掲載された。「和食で長生き」と思い、ランチ会で秋山さんにお聞きすると、「いや〜僕は肉が好きで、野菜は殆ど食べません」とおっしゃった。肉食、といえば瀬戸内寂聴さん。長生きの秘訣は、和食より肉食なのだろうか。

そして週末、見納めの紅葉を追いかけて山登り。落ち葉がくるぶしまで敷きつめられた山道をカサコソ音を立てながら、紅葉を楽しんだ。二日間、殆ど人に会うことなく、枯れ葉のK音を聞きながら、秋の匂いを嗅ぎ続けた。

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早足


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何十年も同じ道を歩いていると、気づくことがある。一区間歩いて、信号待ちしていたポイントが、すでに青に変っている。歩くスピードが落ちているのだ。

街路樹のプラタナスの黄葉に目を奪われてはいるが、それは言い訳。心の状態が歩くスピードに反映されている。つまり緊張感まるで無し。

先日の新聞のコラムに、早足の人ほど、年収が高いという驚きのデータがあった。なるほど・・・・と納得。老化ばかりではないようだ。

が、しかし「貧乏暇なし」という諺がある。懐の寂しい人の足は速いのではないか!?なんて考えながら歩くものだから、次の信号もすでに青に変っている。

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「今日は、良いフーフの日だって」と呟けば、「そうなの」の一言が、新聞の向うから聞こえた。

自由学園明日館


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週末、環境ポスター展の前に、羽仁もと子、吉一夫妻が創立した自由学園の校舎「明日館」を訪ねた。校舎は、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により大正14年に建設されたもので、今はセミナーやコンサート、勉強会など様々に利用されている。

幾何学的な建具の装飾は、外装、内装全てに活かされ、その斬新な美しさと自由さは、「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」 という夫妻の思いが表現されている。

戦争の被害にも遭わず、よくぞ残ってくれたものだ。木の香り、穏やかな光が室内を包む。こんな環境で学びたかったな〜。

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環境ポスター展(2)


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一昨日、歌会の友人らを誘って環境ポスター展へ。若い人たちの表現は、瑞々しい。描くことの楽しさが伝わってくる。こちらはと云うと、もう伝えるべきことが少なくなり、どうしても愚痴っぽくなってしまう。
展示は、明日の四時までです。


環境ポスター展


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毎年恒例の環境ポスター展が、一昨日から池袋の画廊で始まった。
目に見えて、気候変動、温暖化がはっきりして、いま私たちの暮らしが脅かされている。

わかっていてもなにも是正できない歯痒さ。メッセージは、誰に何を送ればいいのだろうと考えこむ。「もう戻れない」をなんとかして、変えなければならない。

力作の数々をぜひご覧ください。
カレンダーの売上の一部は、東北3県(岩手、宮城、福島)に寄付されます。

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森林環境税


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山で収穫したムカゴにも税金がかかる?

国会では、税金の問題で担当の副大臣が更迭され、紛糾している。笑いたくても笑えない話だ。とにかく税金は重い。なにかを始めようとすると、税金が必ず追いかけてくる。

山へでも逃げるか、と思ったところ、来年度から森林環境税(国民一人年額1,000円)が徴収されることが分かった。なんやねん、それ〜

なんでも温室効果ガス排出削減の達成、災害防止、森林整備のための財源だという。目的のための税金が、どんどん増えていく。ため息、吐息が出る・・・・ゼイゼイと。

もの想う・・・


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カモ〜ん


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と、一声あげると、多くのカモがやってきた。短い秋が終わる頃、北国から鳥たちが、日本のあちこちの水辺に飛来してくる。人は季節の変化を教えてもらい、冬支度を始める。

すでに始まっている気候変動は、渡り鳥たちにどんな影響を与えるのだろうか。

新蕎麦


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新蕎麦の文字を見ると、嬉しくなる。ただ美味しい蕎麦になるまでには、蕎麦の実の種類や鮮度、そして打つ職人の腕がかかっているので、けっして油断はならない。

義兄から送られてくる蕎麦粉が届くと、まずは蕎麦がきをつくる。練り上げていくにはパワーがいるが、粘りが出てくるまで辛抱も美味しさの一つ。待ち遠しい。

人鈴


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熊鈴のお話の続き。函館の山で熊の被害にあった大学生と消防士ら三人のニュースを聞いて驚いた。人を確認をして襲ってきているのではないかという不安。つまり鈴の音は、熊にとって人鈴になっている!?

鈴の音を怖がらない熊が襲ってきたら、防御方法は熊除けスプレーしかない。高価な熊スプレーで熊の顔面を一発で狙えることはできるか。その距離は3〜5m。

話せばわかる!と言っても、応じるような輩ではない。ツキノワグマなら、なんとかストックで応戦できるかもしれないが、ヒグマは無理だろう。

熊を捕獲、補食してきた人たち(狩人、マタギ)が少なくなったことが、被害を大きくしている要因とも言われている。

温暖化がすすみ、熊が冬眠しなくなったら・・・そんな日も遠くはないかもしれない。


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黙々と歩く


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秋を感じさせるのは、やはりススキだろうか。週末は、全国的に夏日となったが、山の上はヒンヤリしていた。風と光を受けて揺れるススキは、季節の移ろいを強く感じさせる。

紅葉もいいけど、侘び寂び的なこんな風景も好きだ。

奥多摩の地図を見ると、日の出山から日向和田駅までの山道、すでに歩いた赤色のラインが入っていたのだが、まったく記憶がなかった。久しぶりに人のいない道を約二時間半、黙々と歩いた。

歌友の嵐太さんからメールが来た。今年もNHK長野局で撮るしんカレンダーの投票が始まったのだ。下のアドレスから「7月・55番の滝の光芒」に清き一票を投じてください。
かなりの確立で、カレンダーが送られてきます。

・作品
・投票


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杉林がバッサリ、喜んでいいのだろうか

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モミジは透かしてみると美しい

斑尾山(1382m)


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友人のS夫婦に誘われて、紅葉が進んでいる斑尾山へ。リフトを使わず、スキー場入口から紅葉を愛でて登ろうとなったが、如何せん、久しぶりの山、前半はどうしても荒い息と重い足だ。

紅葉、落葉のなかを登っていくと、眼下の野尻湖がどんどん大きさを増していく。これを励みにグイグイ高度を上げてゆく。遠くの妙高、黒姫、戸隠は雲に被われてまったく見えない。

山頂直下で女子3人のパーティと会う。斑尾山から少し先の大明神山からの展望の方が全然いいと云う。そこまで云うのなら、行こうではないかとなり、気合いを入れ直して一歩き。

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大明神山に着くと声が出てしまうほどの大きな野尻湖が見えた。今年は長い夏だったが、日本の秋はきちんとありました。

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アーティストの仕業だ

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頭上の樹が分かってしまう

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ネコに見えた

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秋を探しに


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突然、夏子が消えてしまい、秋はあるんかい?と、高尾山へ登った。数日前に、熊、町田に現わるのニュースを受け、山道には熊鈴がなっている。まあ、仕方ないか。

今年は、ドングリなどの木の実が不作だという。よくよく考えると、熊は被害者。食べるモノがなく、里へ下りると撃ち殺されてしまうのだから。