新丸ビル


IMGP2335.JPG

考えごとが多くなると、人は高いところに登りたくなるのだろうか。少し離れたところに、じっと遠くの景色を見ている男がいる。東京駅前の新丸ビル七階フロワーは、夜景を楽しむカップルが多いから、ちょっと目立つ。もしかしたら中間管理職の悲哀でもを抱えているのだろうか。
フロワーに戻ると、モダンなレストランが配置されている。ニューヨークには行ったことはないが、どの店もオシャレな調度品や大きな観葉植物で、大人の街の雰囲気を上手く演出している。暗めの照明もホテルのロビーにいるようで、とても落ち着く。夕食を楽しんでいるのは、この界隈で働くエリートたちだろうか。若い人が圧倒的に多い。
時代は変わったなあと、昔々新宿の赤ちょうちん辺りで飲んでいたおじさんは、お上りさん気分でキラキラの若者たちを眺めるのだった。


コメント

映画のワンシーンのようなお写真ですね!
東京駅で乗り換えしても、外から見ることはあまりまりません。
夜はこんなに美しいのですね。

A)
夜景も美しいですが、室内の雰囲気も上質なホテルのレストランみたい。
それなのに価格はリーズナブル!
これなら、若い人たちが来るはずです。

オススメです〜

2013年4月19日 07:49 | かに

東京らしい綺麗な夜景ですね。
今でも赤ちょうちんの居酒屋さんのある所もあるのですか。
焼野原だった東京も60年も経てば随分様変わりしましたね。
有名な老舗のお店がビルに変わって行くのはちょっとさみしい気持ちになりますね。

A)
飲屋街がどんどん変わり、人情もなくなり、それは寂しいものです(T_T)
最近は、都心から離れた小さな赤ちょうちんに出没しております。

探せば良い店がいくつもあって、味もお値段もグ〜です。
でもたまには、こんなところでも若い人と〜(^_-)

2013年4月19日 18:40 | tama

中學生の時だった。丁度終戰直後で、まだマッカーサーが第一生命にGHQを置いて居た頃だ。天現寺からずーっと歩いて、マッカーサーが五つ星のキャデラックに乗り込む姿を見てから、昔の東京海上ビル(接収して進駐する爲に爆彈を落とさなかった)の横を通って、地下の厨房から匂って來る懐かしい美味しさふな洋食の匂いを嗅いで、東京驛から東海道線に乗ったものだ(疎開先の鵠沼海岸に住んで居たので)。その頃、新丸ビルは未だ地下を掘って鉄筋を組み立てる途中だったので、雨水が溜って、大きなプールが幾つも有る様な不思議な風景だった。

A)
まさかのマッカーサーが出てきました・・・。
爆弾といえば戦後の後処理を考えて、皇居にも落しませんでしたね。
雅蘭洞さんのフォレストガンプの話を聞きますと、まさに時代の生き証人。
食料に苦しんでいた戦後の時代に、占領軍の物資は驚くほど豊かだったと
父からも聞いていました。

今度新丸ビルの前に立ったら、大きなプールをイメージしてみますね。

2013年4月20日 16:45 | 雅蘭洞英齋居士

新丸ビルの7Fに、
女性限定のクラブがあったでしょう?
その名も「来夢来人」。
まだ有名になる前のミッツ・マングローブさんが
ママをしていたんじゃなかったかと。(いまは知りませんが)
80年代の歌謡曲がカラオケで一番人気だと聞きました。
そのころ青春時代を送ったOL(つまり私たちか!?・笑)のためのお店?(笑)
でも若い客も多いらいしかったけど。
オープン前の夕方、入れてもらったことがあるのを思い出しました。
まさに昭和な内装、カウンターには駄菓子スナックがおいてありましたねえ。

若い女子をナンパして、連れていってもらったら? 同伴は男性もOKよん。

A)
「若い女子をナンパ!」(^^;良いですねえ〜〜
確かにありました。しかしその歴史は知らなかった・・・。
ピンクのレトロチックなお店ね。

しかし、新丸ビルに残る?残す?とは・・・ウ〜ム
一度行ってから、報告します〜(^^ゞ


2013年4月22日 13:19 |

コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/1147