富士を描くということ



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暖かくなった週末、山種美術館の講演会「富士を描くとはどういうことなのか」を聞いてきた。講演者は、美術史家で美術評論家でもある山下裕二氏(明治学院大学教授)。事前に配られたプリントを読むと、かなり難しい講演と思っていたが、現れたのはタレントの大泉洋ソックリのニコニコオジさん。じつにフレンドリーな雰囲気でテンポよく、画家たちのもつ富士山へのさまざまな想いを分かりやすく語ってくれた。この講演を聞き終えてから、土牛や北斎、広重らの富士を観ると、富士山の持つ魅力が格段に増幅した。土牛の描いた「富士宮の富士」は、なぜだか心に沁みた。


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土牛の「富士宮の富士」


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鈴木其一が描いた「牡丹図」をイメージした「華の王」は、金柑あんが口に広がる


コメント

山種美術館はひと足早く 桜満開ですね~

やっぱり気になる 金柑あんのお味は?

A)
山種美術館の春の展覧会は、毎年桜をテーマにしているですが、
今年は富士山がメインでした。

展覧会に合わせたこの時期だけのオリジナルが5品。
金柑のお味は、餡也ならぬ、はんなり〜
他の品はここで〜 (^^ゞ

http://www.yamatane-museum.jp/doc/cafe_140311.pdf

2014年3月17日 16:51 | おかいこさん

山下先生は、以前お仕事をご一緒しました。
あれよあれよという間に日本美術応援団長としてご活躍。
ばったり東近美で会ったこともありますよ。
大学教授らしからぬナンパな、もといお洒落な格好してるから、目立つ~(笑)

「醍醐」をみないと春は始まらない。
其一も出てますか?これは即効行かねば。

A)
山下さんとお仕事を!?面白かったでしょうね〜
とても博識なんで、驚きました。

先生というよりプロデューサーって感じかな。
一緒に呑んで、シャレをかましてみたいなあと思いました。

土牛の晩年の絵は、審美の世界です。
発光するような色あいは、和菓子餡のような深くて優しい味わい・・・
ちょっと、違うかな  (^_^;)

2014年3月18日 13:28 |

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