椎名誠


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久しぶりに椎名誠の講演を聞いた。十数年ぶりに見るシーナは、もう71才。お爺ちゃんになったものだ。しかし昔よりもスマートになっていて、シーンズ姿は相変わらずで、格好イイ〜。

一時、椎名誠の世界にはまってしまい、友人らと怪しい探検隊にそっくりな夜を楽しんでいたことがある。シーナの元に集まる個性的なメンバーが繰り広げるバカ話やキャンプでのルール、掟など・・・彼らの夜が羨ましくて、しばらく真似をしていた。
どういうわけか、いま怪しい探検隊に参加していたO氏と山の仕事をして、もう一人のO氏の推薦する居酒屋を訪ね歩いている。

今回の講演のタイトルは「人生の最終章を自分らしく生きる」。いいねえ〜、どんな話が聞けるのだろうと、楽しみにしていたら、相変わらずの脱線続きで、それたり、飛んだり、それがシーナワールドか。まずパリの惨事の背景にある「人と人が話す時の距離」から話がスタート。
「イスラムは50センチ、欧米や日本は3メートル50センチ。初めから人と接する距離が違うのだ・・・」の話には目からウロコ。戒名、葬儀、埋葬についても「シーナ的・それって、おかしいだろう」が痛快で、笑いを誘って、思わず納得。
最も美しい埋葬の一番が「鳥葬」だという。そして次が「風葬」。自然の理にかない、環境に優しいと語る。こんな調子で一時間半の講演があっという間に終わった。

最後の〆は、ちょっと拍子抜けした。いま元気の元は「孫」であると・・・。お〜ジージ誠かよ〜。しかし、彼は昔から、子供たちに向ける眼差しには愛があったからなあ。それが孫に向けられたわけだ・・・許そう。


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もしかしたら、これって、お孫ちゃん作?


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サイン会をしている上空では、シーナの好きな雲がグイグイ流れていた



コメント

おお、鳥葬といえばチベット。
風葬はバリ島で、それが行われる山を遠くから眺めた。

シーナさんの文体は画期的でしたね。
もう70歳なんだ・・・変らないね。昔からあんなお顔。(笑)

A)
夢中になると不思議なもので、顔まで似ていく・・・
一時は、男シーナと言われていました。
たしかに笑うと目がなくなり、タレ目になる。

さてこの写真は、まだ若い頃の写真、といっても65才くらい。
今は白髪が増えたかなあ・・・

ただ体はどこも悪くないそうです。
酒好きだから、γ-GTPがやや多いくらい。

彼のジョーシキが、心地よかった。

鳥葬は、奥さんもよく行くチベットで見ているらしい。
自分のパートナーを鳥葬で送るというのは、衝撃があるねえ・・・

2015年11月17日 02:57 |

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