14歳の五行歌集
変えていくのは子どもたちかもしれない・・・五行歌の話だけど。14歳の源カエデ君の歌集「一ヵ月の反抗期」が今評判だ。書籍広告まで出て版元の鼻息は荒い。広告にはこの歌が選ばれていた。
親が離婚した
けど僕は関係ない
ただ
ひとりの親に
捨てられただけ
14歳の少年の心って、どんなだろうと思っても、まったく想像がつかない。傷つきやすいではなく、傷ついた少年の心がドンと伝わってきた。結びの歌はこんなだった。
僕は
まだどこかで
自分の気持ちを
抑えている
これ以上は言えない
歌を続けていけば、いつかこの気持ちを歌に託すことができるかもしれない。書籍広告を見て動いたのは、本屋さんの担当者だったのだろうか。あの将棋の天才少年、藤井四段の本に横に並べてくれた本屋さんもあったらしい。もっと紹介してもらいたい一冊だ。
2017年9月22日 13:34 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
僕も此の人の本を讀ませて貰ったが、親子の確執と言ふものは、その人の人生に本當に大きな影響を及ぼす事を今更乍ら感じた。
確か「友人に裏切られる事より親に裏切られる事の方が遥かに悲しい」と言ふ意味の五行歌も有った、と記憶して居る。
昔の唄には「親は子といふて 尋ねもするが 親を尋ねる子はおらぬ」と言はれて居るが、小さな子供でも親子關係には親が思って居る以上に敏感なのだと思って居る。親が仕事で家を空け易く、特に父親はなかなか子供と接する機會がない事は、いつの間にか子供心を傷付けて居る事がある。子供は親が亡くなって初めて、子を思って居て呉れた事に氣付くもので有る。
歩きメデス氏はお嬢さんといい關係を築いて居るので心配無用だが。
A)
14歳の少年。
はて、どんな生き方をしているのだろう、タイトルを見たときにそう思いました。
親の離婚を目の当たりにしなければならなかった少年の心は
こんなにも揺れ動いていたんだ、そしてそれを歌にして、出版する。
ありえないことが起きました。
だから、全てが新鮮で衝撃的で、少年のこれからの未来をさまざまに思うのですね。
この本が評判になるのは、そこに置かれている
多くの人たちがいるということなのでしょう。
もっともっと話題になって、取り上げてもらいたい一冊です。
娘とはときどき二人で出かけて、色々話します。
正直過ぎる子なので心配なのですが、心配し過ぎないようにはしていますよ。
2017年9月26日 08:39 | 雅蘭洞英齋居士
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