村山貯水池
狭山丘陵の渓谷に造られた村山貯水池は、多摩湖の名で呼ばれている人造湖だ。東京の人口増加に対応し、多摩川の水を羽村取水堰で取り入れ、導水管でここまで導かれた。堤防の上からは、遠くに富士山が見え、狭山公園の森が見え、そしてそれを囲むアメーバのような宅地が広がっている。
池の西側には、日本でもっとも美しいと言われている取水塔が二つある。湖面に白い影を落とし、なんだかヨーロッパの風景をイメージさせる。我が家から、一時間弱でこんな好い散歩コースがあったなんて、知らなかった〜。春にでもORMACのメンバーと訪れてみよう。
モミジの間からぼんやり富士山が見えた
2017年11月28日 16:32 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
懐かしい景色に出遭ひました。
小學校の遠足で行った時の景色が其の儘残って居たのです。
變化の多い東京の景色は、先ず空襲で變ってしまひ、次には經濟成長とやらで、全く醜く變貌してしまひました。
然し、村山貯水池の此の景色は、75年前の遠足と時と全く變って居ません。奇跡としか思へません。圍まれた自然が昔の儘残って居るからでせう。如何に自然を残す事が大切か、と言ふ見本です。
自然を破壊して、人間共が利權を求めて、開發、開發と侵略さへしなければ、其處を棲家として居た獸達も、人里に食べ物を求めてさ迷ひ出て殺される事も無かったでせうに。
A)
75年前ですか・・・
感無量ですね。取水塔は自然ともマッチしていてました。
自然への配慮でしょうか。
その美しさは、建築の在り方まで教えられるようです。
人の身勝手はいつから始まったのでしょうね。
先日、山梨の山で山葡萄を口にした時に、さまざまな想い出が想起しました。
子供の頃、山葡萄を家に持って帰ると、両親が懐かしいといいながら
葡萄酒を作りはじめたこと、
醗酵してから瓶の蓋替わりにしていた紙が、深夜音を立てて飛びだしたことなど・・・
自然からの幸をいつも喜んでいた人たちとの暮らしが懐かしいいです。
いま宮本常一の本を読んでいます・・・
2017年11月30日 08:27 | 雅蘭洞英齋居士
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