じょじょ
週末の弘法山ハイキングで見つけた赤い鼻緒の草履。この山道を女の子は、これを履いて歩いていたのだろうか。ジッと見つめていたら、みんなが集まってきた。
「赤い鼻緒の じょじょはいて おんもへ出たいと 待っている」。Yさんが呟いた。「そう、これをじょじょと言っていたわね」。そんな歌を思い起こさせる可愛い草履。よく見ると片方の先の部分が擦り切れている。大事にはいていたんだろうなあ。
枝に縛り付けているヒモは、拾い主のものではなく、脱げないようにと親御さんが付け足したものか。鼻緒にはてんとう虫のワンポイントが巻き付けられている。
なんだか時間が止まったかのような落とし物。女の子は、なにを履いて山を下りたんだろう。ちょっと気になってしまった。
2019年11月20日 13:07 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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