沸沈


ワクチン.jpg

新型コロナウィルス(COVID-19)のワクチンの臨床試験が中止になったという。イギリスの製薬メーカーの臨床試験を受けていた参加者に有害事象が確認された。ほら、やぱりね。
人の命を救うはずのワクチンが、いまや大国の経済武器になろうとしている。そんなことを予感して、GWにこんな歌をつくっていた。

SARSやMERSのワクチンだって開発することができなかった。抗体ができにくい、できても消えていくという今回のCOVID-19の特長を考えれば、わずかな期間でできるのだろうかと訝っていた。

開発競争に参加している大国、大手製薬会社、そして買い付けに走る先進国。自国最優先という獲得合戦のエゴイズムが露呈している。これはまさにワクチンナショナリズム。

ワクチンができるまで、きっと時間がかかるはず。それまでに感染して、自身で新たな抗体をつくる人がどんどん出てくるかもしれない。


コメント

 山碧木さんも言ふ樣に、そんな容易く完成する筈はない、と誰もが豫想はして居ただらふ。まぁ悲觀したり慌てる事は無いと思ふのだが、此のコロナ感染症に就いては、日本だけで無く、世界中の指導者が科學優先では無く、自分の政治的立場に利用する事を優先して國民を置き去りにして居る事が本末轉倒も甚だしいし、全く間違って居て、怒り心頭である。

 トランプの奴はワクチンの安全性は二の次で、大統領選擧前にはワクチン接種を實施して見せ、自分の功績にして選擧を有利に導かふとして居る。日本でも都知事選やら、總裁選やらが近付くと、途端にPCR檢査の數を減らし、感染者の數が減って投票に行き易くしやうとする。政治的に感染者の數を弄ぶのである。
 科學者は絶對に政治屋に屈してはいけない。忖度は不必要だ。Go To Trouble 方策も「日本旅行業協會」の會長をして居る二階幹事長と言ふ奴へのへなちょこ副大臣の忖度に過ぎない。

A)
自国最優先がまかり通る時代、人心もそれに習ってゆく・・・
それは対立と火種がいくつも生まれていく。
協力、調和のない殺伐とした社会は、いまの不安定な地球環境にも似ています。
この先どうなっていくのでしょう。

政界は、妖怪。
鵺(ぬえ)のように、いくつもの動物の部位をもち、ころころと百面相を繰り返しては、政治の世界を不気味に生きていくモノたち。

魑魅魍魎が跋扈する総裁選・妖怪漫画「ゲゲゲが来たろう」。
想像だけで怖いです。

2020年9月11日 13:44 | 雅蘭洞英齋居士

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