免疫


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免疫学者の多田富雄さんが「免疫の意味論」という本の中で、面白いことを書かれている。「免疫」というシステムは、単に体の中に侵入してくる異物を拒絶し、排除する自衛的なはたらきをしているだけではない。異物と共存する作用も持ち合わせている。

免疫の中には<寛容>というはたらきがあって、自己の中に非自己を共存させていく側面をもっているという。つまり<自己とは何か>というものを決定するのが免疫の大きなはたらきだと言う。

そんな免疫システムが、我が体内にあるのかどうか・・・好き嫌いが少ないと自負している大家は、店子にも寛容であってほしいと願っている。


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烏瓜の蔓は自分より硬いものを見つけると巻きはじめる


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