空にしみ入る蝉の声
新しくできた公園のベンチに座って、ぼんやりしていたら、どこからか響いてくるもの。セミだ。真上から聞こえてくる。この時期にまだ地中から出てくる輩がいるのか。
遅れて出てきたセミは、寂しかろうね。そんな弱々しい声だ。
できたてホヤホヤのホテルの前には、どでかい国立競技場。オリンピックが開催されていたら、今もなお東京は賑やかだった・・・。さまざまな期待は、新型コロナで霧散した。
果たして来年はあるのか。中止の材料、筋書きは、充分過ぎるほど揃っている。大げさに演技なんぞしなくても、中止宣言は、すんなり受け入れられることだろう。
虚しさや 空にしみ入る 蝉の声
2020年10月13日 16:48 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメント
今時分に蟬の聲が聞こえるとは、不思議ですね。夏に出損なってしまったのでせうか?
人間でも、時代を間違へて生まれて來たやうな人が、たまには居ますね。早過ぎたか、遅すぎたか。矢張り時代に適應して生きて行けるやうに頑張らないと苦勞しますが、敢へて時代に逆らって生きてやらふ、と言ふ斜めの生き方をするのも、又、面白いかも知れません。
A)
そうなんです、十月の出遅れたセミでした。
弱々しくも、なにか清々しい声でもあり、暫し聴き入りました。
時代を間違へて生まれて來たやうな人 なのかどうか分かりませんが
ユニークな友人の多くは、意外と早生していることに気がつきました。
つまらん、面白くないと さっさとおさらばしていったのでしょうか。
好きなことがあるのは幸せなこと、最近はそう思っております。
虚しさや 空にしみ入る 蝉の声
これダメですね。
空にしみ入る の空 これ虚しさそのものですから
これはダブりでした・・・反省
2020年10月15日 07:12 | 雅蘭洞英齋居士
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