視線
何らかの画面見つめて日が暮れる
こんな川柳を見つけ、まさに現代の風景を詠んでいると感心した。電車の中、レストラン、公園、そして歩きながらも、老いも若きも画面を見つめて今を流れていく。
先日、車内で文庫本を読んでいると、両隣りに座った人が読書を始めるという不思議な時間を体験した(昔なら当たり前)。三人が並んで本を読んでいるのだから、反対側の席からは、どんな風に映っているのだろうと、頭を上げると皆さん一心にスマホの画面を見ていた。そうだよな・・・
これじゃ車内の中吊り広告も少なくなっていくのは仕方がない。寂しいものだが、今日見た中吊りに「お値段異常、コジマ」、これには笑った。「お値段以上、ニトリ」のパロディ広告。こんな広告を見てニンマリする。この人たち、気がつかんだろうなあ〜と眺めて電車を降りた。
2020年12月18日 17:44 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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