告白


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試合前からの雨、声の出せない球場は、なにか寂しく、そして寒い


告白します。半世紀以上に渡って陰ながら応援しているチームがあります。横浜ベイスターズ(その昔は大洋ホエールズ)。名将と言われた三原監督が巨人、西鉄と渡り歩いて大洋ホエールズに就任し、1960年に弱小チームを優勝させた。父が三原監督の不遇と才能を幼少の私に聞かせたのだろう。以後、圧倒的な巨人ファンの友人たちにバカにされながらも頑に大洋(ベイスターズ)を遠くから応援してきた。

1998年の権藤監督時代に、歓喜の美酒を呑ませてもらったが、それ以降、戦績は芳しくない。もう贔屓は止めようと思うのだが、ついスポーツ欄の戦績を眺めている。

体に染みついたDNAを哀れんでいたら、昨年、I君が「私もベイスターズファンです」と名乗りを上げた。おう!では観戦しようではないか、となった。
ときはコロナ禍、観戦よりも感染ということで席の確保がままならず、今年ようやく応援が実現した。

三塁側の最高の内野席を確保したが、生憎の雨、震えながらの応援となった。3回裏、逆転されたところで雨で中断。点を取ってもらった直後、エラーと四球、そして長打を浴びると云ういつもの負けパターン。体は冷えるし、心も冷えるしで、撤退を決めた。

弱きチームを擁護する親心、そしてため息のような歌だけが生まれて、二人、雨の神宮を後にした。


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写真を眺めていたら、昭和18年、雨の神宮外苑・出陣学徒壮行会を思い出した。
今は幸せな時代なのだ。


コメント

こんにちは、初投稿です!

昨夜は観戦協力金がほしいぐらいの状況でしたが、ファンの尊さを実感できた約1時間5分でした。

お疲れ様でございました。

懐の深さは山碧木さんの足元にも及びませんが、いついかなるときも「我慢、辛抱、忍耐」とご指導賜りながら、あーでもない、こーでもないと楽しみたいと思います。

敗戦を最後まで見届けた皆様に心から敬意を表します。

負け方を
知っている
DNA
つば九郎の
顔と同じ

A)
お疲れさまでした。
スーツの上にカッパ一枚での観戦は、まさに若さの象徴と羨ましく思いました。
こちらは山登りで鍛えられているとはいえ、雨のなか、久々の我慢。
ファンとはありがたいものですね、両軍のサポーターたちに敬意です。

6・3・6・・・分かりますか?

しみじみ思いだすのは、野村監督の名言。

勝ちに
不思議の勝ちあり
負けに
不思議の負けなし
負けるべくして負けている

じつに勉強になりますが、情けなくもあります。

歌は、ここではご披露しません。
今月末の歌会までお待ちを〜


2021年4月15日 16:40 | くらげ

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