映画・地球交響曲ー第九番ー


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このシリーズがもう最後になるかもしれないと聞いていたし、「炎のコバケン」こと小林研一郎が指揮するヴェートベンの第九を聴けると知り、梅雨の晴れ間、東京写真美術館に足を運んだ。

映画「地球交響曲」は、イギリスの生物学者ジェームズ・ラブロック博士のガイア理論「地球はそれ自体がひとつの生命体である」と云う考え方に勇気づけられた龍村仁監督が、30年前に制作を始めたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズだ。

この映画に出演した小林研一郎は、噂にたがわず、リハーサル風景の映像で息を呑ませる。ヴェートーベンの音楽を伝えるために、団員らに烈しく投げかけられる言葉の数々に唸った。
思いを伝える言葉とは、こんなにもシンプルで、厳しく、優しく、深く、沁みていくように語れるものなのだと。

10歳のときに、ヴェートーベンを聴いて涙を流し、音楽を目指そうと決め、まっしぐらに歩いてきた81歳のマエストロ。

ヴェートーベンの音楽を探し求める人の姿は、どこまでも静かで、そして美しかった。


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知ってましたか?タチアオイの一番上の花が咲くと、そろそろ梅雨明けだということを。

コメント

見逃せない、重厚感のある作品の情報とお話を、どうもありがとうございました。
音楽もお写真も、琴線に触れることありますね。

タチアオイは、正直なお花に感じます。

A)
何かひとつのことにエネルギーを注いでいる人を見ると
羨ましさと憧れを感じます。

81歳のマエストロには、まったく老いを感じませんでした。
むしろ背中を押されたような気持ちになりました。

タチアオイの花、ときには上が早く咲くこともありますよ。

2021年7月16日 08:32 | ゆみゆみ

『たまに、きまぐれタチアオイも?!』
ありがとうございます。

(ショパンコンクールが始まっており、YouTubeでライブ動画を観ることができます。ご存じでしたらごめんなさい。)

A)
梅雨が明けましたね。
しばらく暑い日が続くようです。

静かにピアノを聴くのもいい過ごし方かもしれません。

2021年7月16日 19:08 | ゆみゆみ

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