自助


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巡り合わせというか、偶然というのか。国立競技場の観客席のカラーリングは、オリパラの無観客を予測してデザインされたわけではない。しかしながら、賑わいを感じさせる客席の色使いに見いってしまう。

あちこちで賞賛されるたびに隈健吾氏は、苦笑いをしているのではないか。

この人の言葉も巡り合わせというか、偶然というか、この禍を予測をしていたかのように、輝きだした。

「自助・共助・公助」。

災害発生時からの避難者のあり方を語ったはずが、この言葉で、この人は勢いは失った。意外に冷たい人なのではと思われ、その後の読みも戦略も、ことごとく外れてしまったが・・・

ところがである。コロナの感染状況が悪化し、脆弱な医療体制が露呈してから、この人の「自助」が、皮肉にもフォーカスされる。言い当ててしまったこの言葉が、憤りとともに沁みてくる。

地域にも、そして国にも、守ってもらえないの「自助」。


コメント

 最初は何だかよく解りませんでした。カマキリの卵に見えたり、花をモチーフにした前衛藝術作品に見えたり。
 よーく見たら、水掻きの有る足、睡眠中のフラミンゴだったのでした。

A)
片脚立ちのフラミンゴの姿に
自宅待機で耐えている方々を重ねました。

2021年9月 2日 11:59 | 雅蘭洞英齋居士

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