寄り道
ナンジャモンジャノキ
八王子城に向う途中、鬱蒼とした緑の庭をもつ一軒の家があったので、玄関から恐る恐る声をかけた。
「素敵なお庭なので、少し拝見させてください」
「どうぞどうぞ〜」
素敵な庭は、見てもらいたい庭でもあるはずだから、ダメですという人は、まずいない。「失礼します」と奥に入ってゆくと、手造りのピザ釜と東屋があって、その回りを様々な低木が囲んでいる。
「主人が造園の仕事をしているので、全てが手造りなんです」
テイカカズラ、エゴノキ、ウツギ、ナンジャモンジャノキ、テッセンと初夏の花が満開だ。さらに二カ所ほどに湧き水!?があって、水琴窟、メダカの泳ぐ池と、子どもになってしまいそうな仕掛けが施されている。
「あ〜こんな暮らしがしたい」とメンバーのFさんがポツリ。季節の移ろいとともにある暮らしは、心穏やかなことだろう。山登りを忘れて、しばしお話を聞いていた・・・。
玄関には、可愛い鬼が対になって迎えてくれる。ググると「庭カフェ〜作庭家 林好治の世界」が出てきた。これはもう、素敵なご夫婦に違いない。
美し郷
2022年5月18日 17:09 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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