死と生


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週末は「死と生」をテーマにした吟行歌会だった。場所は、東京写真美術館で開催されていた岩合光昭氏の「パンタナール」と世界の著名写真家による「メメント・モリと写真/死は何を照らし出すのか」という二つの写真展。

約二時間、写真をじっくり鑑賞しての自由詠と題詠「命あるいは死」に、こんな歌が寄せられた。

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・自由詠

ワニをしとめた  Kさん(一席)
ジャガーの目
戦車で
人をひきずる
人間の目

喰われ尽して   Sさん(二席)
残る
わたしか
枯れてころがる
骸骨(しゃれこうべ)

・題詠

命は他者の    Sさん(一席)
命となる
涙も美談もない
大自然の死は
美しい

輪になり踊っている男女  Kさん(二席)
繋いでいるはずの
手がない
ぎりぎりの生か
死による自由か

そして小生の歌

・自由詠

地球が
ポツリ
メメント・モリ
水に耐えろ
熱に生きろ

・題詠

死を
これほどまでに
意識しても
明日には
忘れて生きている


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動物好きの家族、女性が多かった

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歌会会場はシビックホールで

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