足柄古道


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こんな里山の道が続く


日本山岳会では、創立120年の記念事業として「日本の古道120選」を掲げ、全国に埋もれてしまった山岳古道の調査を進めている。

ではひとつ、足試しにと一念発起して、神奈川県の足柄古道を歩いてみた。全てを歩くことはできないので、先ずは大雄山駅から金時山の麓の地蔵堂までの里山の道を選ぶ。


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ここまで約一時間〜
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歴史のある足柄神社の造りにしばし眼を奪われる

足柄道は古代から東西を結ぶ街道として発達し奈良時代には官道として整備された。足柄峠には万葉歌碑が集められた足柄万葉公園も整備されている。

道沿いにはヤマトタケル、源頼朝、徳川家康等にまつわる史跡が残る。江戸時代になると東海道の脇往還として江戸赤坂から駿河吉原を結ぶ街道として賑わった。現在でも宿場や関所跡、そして峠道に残る石畳に往時を感じる事が出来る。

駅で詳しい地図をもらい、細かい道を見逃さないようにと思って歩いたが、途中で道を間違えることがしばしば。小さな表記しかないところもあり、脇道をスルーしていた。

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緩やかなアップダウン、思っていた以上に古道の趣きが感じられた。これはハイキングコースとしてもいいのではないか。

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そして金太郎伝説があちらこちらに現れる

コメント

 足柄山と言ふと、山登りをしない私でも、金太郎が浮かぶくらい童謡や童話で馴染み深い。坂田金時は源頼光の四天王として有名だが、同じ四天王の、三田の綱町で生まれた渡邊綱と同じ時代の關東武者がそんな昔から關西の都の警護に當って居た、と思ふと、鐵道の發達して居なかった昔の人達は、馬か徒歩で往來して居たのだらふが、其の健脚振りには全く驚かされる。

A)
足柄古道と聞いて、やはり金太郎が浮かびました。
以前、金時山に何度か登ったことがあるのですが、そこに金時娘という
???な方がいらして、登山者の人気者になっていました。
いまもお元気なようです。

渡辺綱と聞くと、ご先祖様だろうかと思うのです。
多くの子孫が名を残しているようですね。


 

2022年12月 1日 12:00 | 雅蘭洞英齋居士

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