花のとき(2)
週末に雨、を繰り返している。ならばそれもよかろうと、雨の桜を眺めてみようと、久しぶりに千鳥が淵を歩く。降ったり止んだりのなか、ポーズをとっている人たちの多くは外国人。日本の桜はすっかり有名になった。
カメラを忘れていることに気がつき、仕方なく写りのよくないスマホを取りだす。曇天の桜も悪くない。ピンクとグレーの色相の組み合わせは、穏やかなイメージ。そこにそぼ降る雨だから、しっとりした気持ちになる。
雨の重みも加わったのか、池に流れ込むような桜の幹に足が止まった。「桜は水の輝きに吸い寄せられるんです」と云っていたのは、いつしかのバスガイドさん。
週末にかけて、散る桜、花筏が見られるのだろうか。
2023年3月27日 16:15 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
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