銭湯


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ちょうど番台の裏、忘れ物が置かれている

小さい頃は、家に風呂がなかったので銭湯に通っていた。弟を連れて、木工細工の船やキューピー人形を持って、湯船で遊んだ。注意する大人もいなくて、銭湯は遊園地のように思えた。

真冬、濡れたタオルはすぐに凍るので、それでチャンバラなどしながら帰ったことを覚えている。寒さなんか感じなかったのだろう。

当時の料金はいくらだったのか調べてみると、子どもは12円。わずかなお金を握って、通っていたのだ。今は520円だから、毎日通うと一ヵ月15,600円にもなる。銭湯はなんと贅沢なアミューズメントだろう。

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